伝統の工芸品とファッションが融合!?「ビームス ジャパン」の挑戦とは？

ニッポンのファッションやカルチャー、はたまたアートや伝統工芸まで、垣根を超えてニッポン全体のモノ・コト作りを発信するコンセプトでビームス ジャパンがリニューアルオープンして、先月2周年を迎えました。

ニッポンの魅力を伝えるのに、ニッポンのセレクトショップがやらなくて誰がやる！　その意気込みのもとスタートした大胆かつ大規模な提案は、それまで外向きだったニッポン人のアンテナを、内へと向けさせました。

東京オリンピックが近づくにつれ海外からの注目も高まり、さながら世界に発信するニッポンのアンテナショップといったところでしょうか。地方自治体とのコラボイベントなども多数企画されるなど、これまでのセレクトショップの枠を超えた動きも見どころです。

さる4月27日の2周年前日は「宴」と題してビームス ジャパン感謝祭を開催したように、この春には様々なイベントやスペシャルアイテムが登場します。差し当たっては、今回ご紹介するコラボアイテムからチェックしてみてくだいまし！

お土産品に過ぎなかった柄シャツを今日のようなアロハシャツとして確立させたのは、ハワイへと渡った日本人の宮本長太郎氏。彼が1904年にはじめたムサシヤに実在したアロハシャツをサンサーフとビームで復刻。その当時あった和柄を採用しています。色鮮やかにして複雑な絵柄は、もはやアート作品です。

ジャパンクラフトにフォーカスするビームス ジャパン5Fのフェニカ・スタジオ。そこで展開されるこの大型ナイフは、なんとブレッドナイフ。フェニカが同ナイフ製作を依頼したのは、1931年に新潟県で創業した兼光製作所。刀鍛冶職人による伝統的な製法に基づきながらも、アウトプットは今どきというバランス感覚こそ、ビームス ジャパンの真髄です。

懐かしい和小物が揃うビームス ジャパン。箱は、富山県八尾の名産である和紙を使った文庫箱。手作業で漉き、染められる伝統の鱗柄は、実に温かみがあります。その名の通り文庫を入れるのに丁度良いサイズですが、小物入れとしてもおすすめです。
手のひらサイズのだるまと豆だるま三兄弟は、福島県白河市の白河だるま総本舗とのコラボ。300年以上の歴史ある老舗の手仕事によりながら、オールゴールドなど新感覚な配色を纏っています。こんな配色なら、今どきなインテリアにも馴染みますね。

沖縄本島の中央部にある読谷村（よみたんそん）。琉球王府時代にまで遡る歴史を持つ壺屋窯をルーツに、その伝統的手法を継承するのがこの読谷山焼です。ビームス ジャパンでは、沖縄で焼き物を意味する“やちむん”をはじめ、地元に根ざした伝統工芸品を多く揃えています。

洒落を効かせたコラボで楽しませてくれるのも、ビームス ジャパンの魅力。こちらは下町のナポレオンこと、大分を代表する麦焼酎のいいちことのコラボ。スペシャルパッケージには、永井 博氏が描いた新宿の夜景を背にするビームス ジャパンのビルが。キャッチコピーも、下町ならぬ新宿のナポレオンにアレンジされています。

ジャパン発のシューズブランドであるスイコックとのコラボ。ベースは、厚みがあり軽さと摩擦、クッション性に優れたビブラム社製フッドベッドと、ホールド感の高いストラップを採用したモデルKISEE-V。インラインではナイロンとなるベルクロ部分が、高級感のあるフェイクスエードにアレンジし、ブランドタグもインラインと逆の配色にしています。

毎シーズン好評のチャンピオンとビームス ボーイの別注アイテムに新作が登場。胸元の高い位置に施されたミッキーマウスのプリントは、オーバーオールを着用していても顔が覗くように計算されたもの。さらに右後ろ肩には、サインが記されており、シンプルながらもユニークなデザインが詰まった一枚。

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