2023.02.05
韓ドラでおなじみの「プデチゲ」はこんなに簡単に作れます！
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南！
- CREDIT :
文・編集／秋山 都 レシピ＆調理／野本やすゆき 写真／吉澤健太
▲ ラーメンが入った韓国の鍋料理「プレチゲ」は老若男女に愛される味。
第４次韓流ブームで韓国料理もキテる⁉
コロナでおウチ時間が長くなったことをきっかけに韓流ドラマ沼にハマり、いまだに抜け出せていない、という方も多いでしょう。韓流好きは女性のほうが多いかもしれませんが、彼女やパートナーと一緒に観てるという男性、意外に多いみたい。
「ドラマに出てくるお料理、なんか教えてください」と野本やすゆきさんに尋ねたところ、「プデチゲなら簡単ですよ」ですって。プデチゲ！ あの人気ドラマ『梨泰院クラス』にも出てきた鍋料理ですよね。それは食べてみたい！ いえ、作ってみたい！
「ドラマに出てくるお料理、なんか教えてください」と野本やすゆきさんに尋ねたところ、「プデチゲなら簡単ですよ」ですって。プデチゲ！ あの人気ドラマ『梨泰院クラス』にも出てきた鍋料理ですよね。それは食べてみたい！ いえ、作ってみたい！
「ブデチゲ」を作ってみよう！
材料（2～3人分）
豚バラ薄切り 200g
キムチ 200g
ごま油 大さじ１
ソーセージ 5～6本
玉ねぎ 1/2個
ニラ 1/2把
ラーメン（乾麺） １袋
溶けるスライスチーズ 適量
煮干しだし 1リットル
A酒 大さじ２
Aコチュジャン 大さじ２
Aみそ 大さじ２
Aニンニクすりおろし １かけ分
A生姜すりおろし １かけ分
まず「プデチゲ」とは何か？
「チゲは韓国語で鍋でしょう？ プデは部隊のことらしいですよ。つまりは部隊鍋という意味」と野本さんが教えてくれました。徴兵制のある韓国のことですから、この鍋は軍隊で食べられているメニューなのかな。ってことは、いま入隊しているBTSのJINさんもこの鍋を食べているのかも？ と、想像に鼻息を荒くしていたら……ちょっと違うみたい。
プデ＝部隊は正しいのですが、これは第二次世界大戦後に米軍が韓国に駐留していた際、放出したスパムやソーセージなどの加工肉を「部隊肉」と呼んだことに由来するようです。つまり、スパムやソーセージなど「部隊（プデ）肉」を使う鍋（チゲ）だから「プデチゲ」となったわけですね。
「チゲは韓国語で鍋でしょう？ プデは部隊のことらしいですよ。つまりは部隊鍋という意味」と野本さんが教えてくれました。徴兵制のある韓国のことですから、この鍋は軍隊で食べられているメニューなのかな。ってことは、いま入隊しているBTSのJINさんもこの鍋を食べているのかも？ と、想像に鼻息を荒くしていたら……ちょっと違うみたい。
プデ＝部隊は正しいのですが、これは第二次世界大戦後に米軍が韓国に駐留していた際、放出したスパムやソーセージなどの加工肉を「部隊肉」と呼んだことに由来するようです。つまり、スパムやソーセージなど「部隊（プデ）肉」を使う鍋（チゲ）だから「プデチゲ」となったわけですね。
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では実際に作ってみましょう。まず鍋に入れる材料をすべて切っておきます。玉ねぎは８ミリくらいの厚さに薄切り、豚バラの薄切りは半分に、ソーセージは斜め切りにします。
▲ 豚バラは食べやすいサイズにカット。
「プデチゲ」の“プデ”パートとしてこの日はソーセージを入れました。スパムを使用する場合には、食べやすいサイズにカットしておきます。
▲ ソーセージからいい出汁が出るんです！
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次にAの合わせ調味料を混ぜておきましょう。このタレが鍋のコクを生み出します。
▲ 日本で手に入るコチュジャンは甘めのタイプが多いですね……。可能であれば韓国食材店などで本格的なものを手にいれるとなお美味しい！
▲ 調味料をよ～く混ぜ混ぜ。
さて、ここまで下ごしらえが出来たら、あとは鍋で調理していくだけ。ひとつの鍋で全部できちゃうのも、鍋料理のうれしいところ。後片付けがラクチンです。
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▲ 「プデチゲ」にはやっぱりごま油が合うと思います。
まずごま油を敷いた鍋で豚バラを炒めます。色が変わったら、ひと口サイズにカットしたキムチを加えて……。
▲ 熟成したキムチなら酸味が出てこっくり、新鮮なキムチならあっさり仕上がります。お好みで。
キムチは油と相性が良いですし、炒めることで旨味が出ます。なので、ここは気持ちじっくり炒めたい。
▲ このまま白いごはんを片手に食べたくなります。が、ガマン！
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豚肉とキムチを炒めたところへ、Aの合わせ調味料をドーン！
▲ 辛いのがお好きなら唐辛子や、キムチの汁を加えてください。
次いで煮干し出汁をドボドボ……。煮干し出汁がなければあご出汁でもいいですし、昆布出汁でも。
▲ 本格的に作るなら牛骨出汁を使う場合もあるのだそうです。
出汁を加えてひと煮立ちさせたら、ラーメンを入れます。そう、このラーメンが入っているのも「プデチゲ」の特徴なんですよね。
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▲ ラーメンは定番「辛ラーメン」を使いました。
韓国のインスタントラーメンの麺にはじゃがいものデンプンが使われているため、日本の麺より太くてモチモチしています。これがまた鍋の汁とよく合うんですよね。仕上げに溶けるチーズをペッと乗せたら出来上がりです。
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お好みでニラを添えて、熱いうちにフハフハと召し上がれ。
味噌とキムチで濃厚な味わいなので、白いごはんをお供に食べたくなります。ラーメンの後に雑炊にしてもよいかもしれません。カロリー的には完全にアウトですけれどね（笑）。
● 野本やすゆき （料理研究家）
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがＴＶ、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。
最近、YouTubeにて野本やすゆきチャンネルを開設。
冬のホットな鍋料理、まだまだあります。
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