2023.03.30
春野菜をたっぷり巻くヘルシー「春巻」の作り方
“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!
- CREDIT :
文・編集/秋山 都 レシピ&調理/野本やすゆき 写真/吉澤健太
春巻はなぜ春を巻くのか?
「そういえば春巻って、なんで春巻って言うんでしょう? 夏巻、秋巻、冬巻ってないですもんね」
スマホで何やら調べていた野本やすゆきさんいわく、「う~ん、元々は『春餅』という小麦のクレープみたいなものでネギやニラなど緑の野菜を巻いた北京料理だったみたいです。緑色の春野菜が、芽吹きの春を象徴する『春餅』、『春巻』と呼ばれるようになったみたいですね」。
なるほど、では「春巻」って、その名の通り春が旬の料理だったというわけなんですね。では、今がいちばん美味しいはずの「春巻」を教えていただきましょう!
「春を巻く春巻き」を作ってみよう!
材料(2人分8本分)
春巻きの皮 8枚
豚バラ薄切り 100g 千切り
玉ねぎ 1/4個 薄切り
椎茸 2個 薄切り
キャベツの千切り 130g
たけのこ水煮 80g 細切り
春雨 20g 茹でておく
サラダ油 小さじ2
A鶏がらスープ 150ml (水150mlに顆粒鶏がら小さじ1/2)
A紹興酒 大さじ1
A醤油 大さじ1
A砂糖 小さじ1
Aオイスターソース 小さじ2
A塩・胡椒 少々
ごま油 適量
水溶き片栗粉 適量
揚げ油 適量
小麦粉 適量 水で溶いておく
酢 適量
醤油 適量
練り辛子 適量
「この後、春巻の皮で包んで揚げるわけですが、“あん”が熱いとその油で皮がダレてしまい、形を作りにくいんです」
なるほど。時間がない時は、この段階まで前日に済ませておくと、当日は包んで揚げるだけだから簡単ですね。
▲ 皮の下3分の1ほどのところに“あん”を置きます。
▲ 下から包み込むように折ります。
▲ 右を折りたたみ……
▲ 次いで左を折りたたみ……(左右どちらが先でもかまいません)。
▲ てっぺんに水で溶いた小麦粉をチョイとつけて糊がわりにします。
▲ 下からクルクルと巻き込んでいけば出来上がり!
▲ きれいに巻き終わりました。
▲ この分量から8本の春巻ができるはずです。
▲ 皮の下3分の1ほどのところに“あん”を置きます。
▲ 下から包み込むように折ります。
▲ 右を折りたたみ……
▲ 次いで左を折りたたみ……(左右どちらが先でもかまいません)。
▲ てっぺんに水で溶いた小麦粉をチョイとつけて糊がわりにします。
▲ 下からクルクルと巻き込んでいけば出来上がり!
▲ きれいに巻き終わりました。
▲ この分量から8本の春巻ができるはずです。
ちなみに春巻の皮は10枚入り1パックが主流です。残った2枚は、そのまま素揚げして塩を振り、ビールのおつまみにして良し、チーズなどを巻いても面白い春巻になります。ぜひ残さず活用してみてください。
● 野本やすゆき (料理研究家)
東京・谷中で昭和初期から続く老舗寿司店「谷中 松寿司」に生まれ、現在、金・土・日曜のみ3代目として店を継承。“週末鮨屋”としても活動しつつ、わかりやすいレシピがTV、雑誌で人気の、いま注目の料理研究家のひとり。プロレス好き。
最近、YouTubeにて野本やすゆきチャンネルを開設。