2024.12.18

モテる♡聖夜デートは“裏渋”エリアの隠れ家イタリアンでキマり！

大切な彼女と過ごす聖夜のプランはお決まりですか？今年は、繊細な“懐石イタリアン”を肩ひじ張らずにいただける店「COCCHI（コッキ）」はいかがでしょうか。アットホームな空間で、イタリア人シェフ・コッキさんが創り出す料理をぜひお楽しみください！

CREDIT :: 文／東龍（グルメジャーナリスト）　編集／吉田奈緒子（Web LEON）

繊細な“懐石イタリアン”をアットホームなお洒落カウンターでどうぞ！

イタリア料理は女性に人気がありますが、リストランテだとちょっと緊張してしまいます。でも、こぢんまりとしたカウンターイタリアンなら、ふたりの距離を縮めつつも、気を張らずに食事できるので、デートにぴったりです。

神泉にある「COCCHI（コッキ）」は、イタリア人シェフのヴィットリオ・コッキさんが紡ぎ出す繊細な“懐石イタリアン”が好評。2023年4月にオープンしてから食通たちが足繁く通い、コッキさんの料理に口福を満たされています。

PAGE 2

もうすぐやってくるクリスマスには、普段のコースよりもさらにアップグレードした「コッキクリスマスメニュー」が提供されています。パスタが2種類に、魚料理、肉料理など全10品という大満足なラインナップ。最後にはイタリアのクリスマスブレッドのパネトーネも味わえるのがうれしい。

PAGE 3

イタリア料理なら、やっぱり最初はイタリアの高級スパークリングワイン、フランチャコルタで乾杯を。取材日に供された「コッキビアン・ド・ビアンアルタ・ランガ 2017」は、偶然にもコッキさんの名前が付いた一本です。

シャルドネ100％で、アプリコットを思わせる白い果実の複雑なアロマが広がります。繊細な泡立ちで、鼻に抜けるような素敵なアロマが長く続くので、これだけで、最初のアミューズから最後のデザートまでおいしく飲めてしまいそう。

ここからは、10品のお料理のなかからピックアップしてご紹介します。

PAGE 4

上の写真は、3品目に提供される食味に優れたオマール海老。ちょうどいい感じにグリルされ、みずみずしさを残しながらも噛み応えの良い弾力に。

上には、ハーブでマリネしたコクのあるラードを重ねているので、味わいに厚みが増します。さわやかな梨のソース、濃厚な菊芋のピューレが合わせられ、複雑な妙味。緑が美しいナスタチウムがワインポイントになっています。

PAGE 5

4品目に出てくるコチラは、ロングパスタのタリオリーニ。卵の平打ちパスタで、ニンニクの香ばしさが癖になり、ますます食欲がかき立てられます。芽葱オイルの香気と、キャビアの塩味が奥行きをもたらしてくれています。

ジャガイモと小麦粉のニョッキは、その弾力を楽しめます。中にパルメザンチーズが包まれているので、さらにワインが進みそうな快味。トマトソースはフレッシュさと酸味があって、バジルの香りがさわやかです。5品目の折り返し地点としても、抜群の味変となっています。

PAGE 6

メインは和牛を用いた一品。脂がのった和牛の肩ロースのビーフシチューを煮込み、さらにまる一日置いて、まろやかに仕上げました。蕪はオーブンで焼いて繊細な香りを引き出して、マッシュルームやピーテンドリルとルッコラで青い味わいを加え、粉山椒を隠し味に。

COCCHI（コッキ）　「ホワイトチョコレート蜂蜜白トリュフフィレンツェクリーム」

PAGE 7

デザートはホワイトチョコレートと白トリュフのムース。生蜂蜜と百合のジェラートは慎ましやかな甘みがあって、とても上品です。上には薄くてサクサクッとしたチョコレートのチュイールがのせられていて、ルックス的にもテクスチャー的にも良いアクセント。

そして最後に味わえるのが、イタリアのクリスマスを象徴するパネットーネ。ふっくらとした弾力が心地よく、噛みしめる度に優美な甘みを賞翫できます。

ワインペアリングもオススメです

/ 3

▲ 「コンティニヴェルナッチャディオリスターノ 2019」はサルデーニャ州の白ワインで、琥珀がかった輝かしい黄金色がステキです。心地良い酸味と苦味が見事に調和していて、滑らかな口触り。黒トリュフやチーズとの相性が抜群です。
▲ 最初のひと口から魅了されるヴェネト州の赤ワイン、「モンテ・ダッローラヴァルポリチェッラクラシコスペリオーレリパッソサウスト 2019」。胡椒などのスパイスの品のいい香りも感じられるので、パスタやニョッキに最適です。余韻が長く、うっとりとさせられるような味わい。
▲ 最後に提供される、エミリア・ロマーニャ州のオレンジワイン「トレ・モンティピュウトスト・ルビコーネ・トレッビアーノ・マチェラート 2020」。完熟した果実香がメインで、蜂蜜のような幽香も感じられ、完璧なデザートとのペアリングです。まろやかな酸味が、心地良い食後感へと導いてくれます。

▲ 「コンティニヴェルナッチャディオリスターノ 2019」はサルデーニャ州の白ワインで、琥珀がかった輝かしい黄金色がステキです。心地良い酸味と苦味が見事に調和していて、滑らかな口触り。黒トリュフやチーズとの相性が抜群です。
▲ 最初のひと口から魅了されるヴェネト州の赤ワイン、「モンテ・ダッローラヴァルポリチェッラクラシコスペリオーレリパッソサウスト 2019」。胡椒などのスパイスの品のいい香りも感じられるので、パスタやニョッキに最適です。余韻が長く、うっとりとさせられるような味わい。
▲ 最後に提供される、エミリア・ロマーニャ州のオレンジワイン「トレ・モンティピュウトスト・ルビコーネ・トレッビアーノ・マチェラート 2020」。完熟した果実香がメインで、蜂蜜のような幽香も感じられ、完璧なデザートとのペアリングです。まろやかな酸味が、心地良い食後感へと導いてくれます。

PAGE 8

料理をもっと楽しむには、ワインペアリングもオススメです。7杯も合わせられているので、満足できるマリアージュとなっています。

ペアリングでは、イタリア各地の有名どころから、珍しいワインを合わせてくれるのが嬉しいです。ノンアルコールペアリングも用意されているので、どちらかを合わせてみてくださいね。

オーナーシェフのコッキさんはイタリアの名店で研鑽を積み、イタリア、スイス、アメリカ、香港で腕をふるってきました。イタリアのフィレンツェに本店を構える三つ星レストラン「エノテーカ・ピンキオーリ」で修業してから来日。伝統的なトスカーナ料理に独自の解釈を加えて、新しい食味を創出しています。

PAGE 9

デザートとサービスを担当するのは奥様の小堀恵子さんなので、キッチンとサービスの連携は文句なしです。

お店がある「裏渋」や「奥渋」と呼ばれるエリアは、隠れ家的でカジュアルな飲食店が多いので、ココで本格的なモダンイタリアンを味わえるのはかなり貴重です。

彼女と一緒に、お洒落なモダンイタリアンでクリスマスを過ごせば、きっと記憶に残る一夜になること請け合いですよ！

◼️ COCCHI（コッキ）

住所／東京都渋谷区神泉町12-4 アーガス神泉ビル3F

営業時間／ランチ12:00〜15:00、ディナー月〜土曜19:00〜23:00、日曜・祝日18:00〜21:00

不定休

● クリスマスメニュー
期間／2024年12月22日(日)～26日(木)
金額／2万6400円（10品：フィレンツェクリームきのこ味噌エシャロット、トロペア赤玉ねぎ黒トリュフエメンタールチーズ、オマールエビ菊芋梨ラード、セモリナ粉卵ニンニクキャビア、小麦粉パルメザンチーズトマト、リフレッシュ、和牛蕪、本日のチーズ、ホワイトチョコレート蜂蜜白トリュフフィレンツェクリーム、パネットーネ）、プレミアムワインペアリング1万1000円、ノンアルコールペアリング 8800円

予約・お問い合わせ／TEL070-3322-8808

公式ウェブサイトはコチラ

◾️ 東龍（グルメジャーナリスト）

1976年、台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方から飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。