2024.06.25

耳の内外をメンテして初体験の爽快感を

普段の耳掃除、何も気にせず適当にやってしまっている人、案外多いのでは。そんな自己流メンテ方法をしっかりと見直すきっかけになるのが、今回ご紹介する「イヤーエステ」です。ほかでは経験したことがない気持ち良さに悶絶すること間違いなしですよ。

CREDIT :

写真/品田健人 取材・文/大出剛士

今回お邪魔したのは「アンリグール」

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普段あまり聞きなれない「イヤーエステ」って、いったいどんなことするの? ……まだまだサロンの数が少ないので、そう思うのは仕方ないかもしれません。簡単にいうと、普段なかなかチェックする機会がなかった自分の耳の中を、専用のスコープで画面に映しながらキレイにしてもらう“プロによる耳掃除“のことなんです。

普段は自己流で何も考えずに入浴後に綿棒でグリグリ……、なんて人は、逆に耳垢をさらに奥に押し込んでしまっている可能性も。心当たりがある人は、ぜひ「イヤーエステ」を体験してみることをおススメします。
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耳の奥までべっとりこびりついていた耳垢が、次第になくなっていく過程をしっかり自分の目で確認できるので、その爽快感はもう格別! 特に耳の中には人間の性感帯(!)にも分布されている「アポクリン腺」と呼ばれる汗腺があり、優しく刺激されると……それはそれは理屈抜きに心地良いと感じてしまうんです。

今回、「イヤーエステ」を体験したのは、新宿・歌舞伎町にある「アンリグール」。マンションの一室にあって、周りの喧騒からは想像できないほど、緑を感じさせるモダンな雰囲気。照明も暗めで、リラックスした空間で施術は行われます。
今回、施術を担当していただいた「アンリグール」代表の田中一徹さん。元々は整体師で、JEB(ジャパンイヤービューティ協会)の民間資格を取得したのち、独立。2019年4月、新宿にサロンをオープンしました。
▲ 今回、施術を担当していただいた「アンリグール」代表の田中一徹さん。元々は整体師で、JEB(ジャパンイヤービューティ協会)の民間資格を取得したのち、独立。2019年4月、新宿にサロンをオープンしました。
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編集部・堀川が体験スタート。まずは耳穴が奥まで覗くことができる専用の極小スコープでチェック。いまの状態をしっかり確認します。ちなみにこのスコープ、医療関係のメーカーに特注したものだそう。
▲ 編集部・堀川が体験スタート。まずは耳穴が奥まで覗くことができる専用の極小スコープでチェック。いまの状態をしっかり確認します。ちなみにこのスコープ、医療関係のメーカーに特注したものだそう。
目の前の大きなモニターには、スコープによって映し出された自分の耳の穴が! 普段なかなか見ることができないので、興味深いやら気恥ずかしいやら、複雑な気持ちに(笑)。でも、画面で分かりやすく解説しながら進めてくれる安心感は、格別です。
▲ 目の前の大きなモニターには、スコープによって映し出された自分の耳の穴が! 普段なかなか見ることができないので、興味深いやら気恥ずかしいやら、複雑な気持ちに(笑)。でも、画面で分かりやすく解説しながら進めてくれる安心感は、格別です。
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施術をしやすくするために、まず耳の穴の中の産毛をカットします。これは通称“シニア毛”(!)と言われるもので、老人になると時々伸び過ぎて耳から飛び出してしまっている人もいますが、すっきりカットすることで清潔感も出せます。
▲ 施術をしやすくするために、まず耳の穴の中の産毛をカットします。これは通称“シニア毛”(!)と言われるもので、老人になると時々伸び過ぎて耳から飛び出してしまっている人もいますが、すっきりカットすることで清潔感も出せます。
堀川の耳を覗いてみると、耳垢は意外と少なく、普段のお手入れがなかなか上手なことが判明。それでも奥には残った汚れを発見したので、プロ専用の極細綿棒で優しく取り除きます。
▲ 堀川の耳を覗いてみると、耳垢は意外と少なく、普段のお手入れがなかなか上手なことが判明。それでも奥には残った汚れを発見したので、プロ専用の極細綿棒で優しく取り除きます。
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綿棒には耳垢を柔らかくする専用ローションをつけて、お手入れします。ちなみに、ただの水では柔らかくならいので、お間違いないように。
▲ 綿棒には耳垢を柔らかくする専用ローションをつけて、お手入れします。ちなみに、ただの水では柔らかくならいので、お間違いないように。
ここまでが、実際に耳の中を掃除していくステップになります。特筆すべきことは、モニター越しに耳垢が少しずつ取り除かれて、キレイになっていく過程が見られることです。この視覚によるすっきり感とその満足度は、エステやマッサージなどで感じられる気持ちよさとも違って、ほかではなかなか体験できない感動かもしれません。

ちなみに、耳垢には主に“しっとり”と“乾燥”の2タイプがあって、日本人の7割以上が乾燥タイプ、欧米人の9割以上がしっとりタイプなのだそう。また、汗っかきの人はしっとりタイプの人が多いとか。掃除していても垢がたまりやすい人、たまりにく人など、体質や先天的なものとも関係しているそうなので、こちらで自分の耳垢タイプを確認してみるのも良いですね。
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普段お手入れをまったくしていない、もしくはいつの間にか綿棒で押し込んでしまい、耳垢が鼓膜にまで付いてしまっている人に関しては医療行為に当たってしまうため、すべて取り除くことは難しいそうです。鼓膜手前までの掃除が原則なので、垢を溜め込む前にメンテしてもらうことをオススメします。
耳垢をキレイに取り除いた後は、外側もしっかりケアします。オヤジ世代には耳まわりの臭いは、加齢臭の原因とも言われる重要ポイント。普段洗いづらいところだからこそ、この際しっかり泡で“耳のシャンプー”をして、すっきりキレイにしましょう。
▲ 耳垢をキレイに取り除いた後は、外側もしっかりケアします。オヤジ世代には耳まわりの臭いは、加齢臭の原因とも言われる重要ポイント。普段洗いづらいところだからこそ、この際しっかり泡で“耳のシャンプー”をして、すっきりキレイにしましょう。
クリームをつけて、耳のリンパマッサージも行います。耳に200以上もあるといわれる美容と健康に重要なツボを優しく刺激することで、肩こりや目の疲れ、美肌、ホルモンバランスを整えるなんてうれしい効果も。
▲ クリームをつけて、耳のリンパマッサージも行います。耳に200以上もあるといわれる美容と健康に重要なツボを優しく刺激することで、肩こりや目の疲れ、美肌、ホルモンバランスを整えるなんてうれしい効果も。
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最後には目元とヘッドマッサージもついています。ホットタオルで温めることで副交感神経がマックス状態になり、ほとんどの人が寝てしまうとか。ちなみに堀川も取材を忘れて、いびきをかいて寝ていました(笑)。
▲ 最後には目元とヘッドマッサージもついています。ホットタオルで温めることで副交感神経がマックス状態になり、ほとんどの人が寝てしまうとか。ちなみに堀川も取材を忘れて、いびきをかいて寝ていました(笑)。
こちらがメンテに使用する綿棒。一番細いものは、一般に売られているベビー綿棒の半分の細さで、絶妙に異なる太さのものを使い分けてケアしてくれます。自分でケアするときは、奥まで入れ過ぎや、力を入れてやり過ぎ厳禁です。
▲ こちらがメンテに使用する綿棒。一番細いものは、一般に売られているベビー綿棒の半分の細さで、絶妙に異なる太さのものを使い分けてケアしてくれます。自分でケアする時は、奥まで入れ過ぎや、力を入れてやり過ぎ厳禁です。
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いかがでしたでしょうか? 意外とおざなりになってしまっている、耳メンテ。ちなみに「アンリグール」では、イヤーエステの資格を持っているスタッフが施術してくれ、「怖がる人や、痛みを感じる人には必ず無理をしません」とのことなのでご安心を。熟練のプロにやってもらうと、その重要性に改めて気づかされること間違いなしです。

実際に体験が終わった堀川の感想を聞いてみると。

「とにかく気持ちよかったです。自分はしっとりタイプで、ほぼ毎日綿棒で耳ケアをしているのですが、そういう意味でそこまで汚い耳の中ではなかったようで少し安心しました。が、やはり素人には取れない耳の汚れが確認でき、田中さんによると“綿棒で自分で奥に押し込んでしまっているもの”とのことでした。力づくでゴリゴリやるのではなく、優しく手前をこするなど、どのようにケアをすれば良いのかも教えていただき、とても参考になりました。そして何より良かったのは、モニターで自分の耳の穴の中が見られること。どういう状態かを知ることで、普段のケアで気をつけるべきことなど確認ができました。今後にしっかり活かしたいですね」
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ちなみにここ「アンリグール」ではボディマッサージにも力を入れていて、「イヤーエステ」とセットにしたコースも人気。2カ月に1回ほどの頻度で通うことで、耳の清潔さをキープできるそうです。都内ではまだまだサロン数が少なく、混みあう時間もあるので、予約はお早めに。

また、日々仕事のストレスなどで交感神経優位の状態になっていて、うまく自律神経のオンオフが出来なくなっている現代人は、副交感神経優位の状態を作ってあげることで、不眠や倦怠感など、嫌な症状を改善する効果も期待できます。眠りが浅いなどの最近お悩みが多い人や、ぐったり精神疲労のたまってしまったオヤジさんにも「イヤーエステ」、大オススメですので、ぜひ一度体験ください!
アンリグール 東京都新宿区歌舞伎町1-2-3 新宿606号室

■ アンリグール

住所/東京都新宿区歌舞伎町1-2-3 新宿606号室
営業/10:00〜23:00(最終受付21:50) 不定休
料金/『イヤーエステ』ベーシックコース9300円(60分)
HP/https://un-rigueur.com

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