2024.02.12
知ってたらモテる⁉ 「隠れた宝石」と呼ばれたスコッチがいよいよ日本でもメジャーデビュー!
スペイサイド・シングルモルトウイスキー『ロングモーン』が、パッケージと味わいを刷新。2月5日(月)、「ロングモーン 18年」と「ロングモーン 22年」が数量限定で発売となりました。発売を記念した試飲イベントでひと足早く味わってみたのですが、ロマンに溢れ、旅情を掻き立てる、と~っても美味しいシングルモルトでしたよ。
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文/長谷川あや
こちらもスコッチウイスキー6大生産地のひとつ。スコットランドの北部のハイランドと呼ばれる高地の北東部を流れるスペイ川の流域に50もの蒸留所が点在している、スコットランドのモルトウイスキー蒸留所の半数近くが集中する一大生産地なのです。
このスペイサイドを代表するブランドでありながら、流通量の少なさから「隠れた宝石」とも呼ばれてきたのがシングルモルトウイスキー『ロングモーン』。これまでは日本でも、ペルノ・リカール・ジャパンが展開する『シークレット スペイサイド』コレクション(※)のライナップの一つとして、知る人ぞ知る存在でしたが、この度、よりプレステージなブランドとして独立! 「ロングモーン 18年」と「ロングモーン 22年」が、新たな味わいとパッケージに生まれ変わり、2024年2月5日(月)より発売になったのです。
こちらの演出は、『ロングモーン』が蒸留所専用の鉄道を持っていたことにちなんでのもの。産業革命真っ只中の1894年、『ロングモーン』の創業者であるジョン・ダフは、彼のウイスキーを遠く離れた土地へ届けるために鉄道を建設。以来、130年にわたって同蒸留所は稼働し続けています。日本のウイスキーの父、竹鶴政孝さんも短期間ですが、こちらで修行したそうですよ。
なお、新しいブランドロゴにも蒸留所内に建設された鉄道をモチーフとして採用。なるほど、日本で試飲イベントを開催するにあたって、東京ステーションホテルほどふさわしい場所はほかにないかもしれません。なんだかシングルモルトを忍ばせながら鉄道旅がしたくなってきましたよ!
そのサイモンさんの言葉を借りながら、新たにリリースされた2つのシングルモルトをご紹介しましょう。そもそも独立ブランドとして新登場する『ロングモーン』は、すべてのポートフォリオにおいて、厳選したアメリカンオーク樽で18年以上長期熟成。
製法にはカスクストレングス(加水をせず樽出しそのままのアルコール度数)と冷却濾過をしないノン・チルフィルタード製法を採用しています。18年って言葉にするのは簡単ですが、赤子が高校を卒業するわけですからね、なかなかの年月です。ウイスキーの琥珀の液体にはロマンが詰まっているのです。
「ロングモーン18年」(アルコール度数57.6%。カスクストレングス)は、「フルーティで甘く、なめらか」(サイモンさん)なスペイサイドスタイルを忠実に再現したシングルルモルト。で、今回の試飲会では、東京ステーションホテル総料理長が監修したペアリングフードが駅弁スタイルでサーブされました。その、こだわり、しかと受け止めましたよ(笑)。
単独で飲んでもいいのですが、双方の美味しさを引きたてるペアリングって、やっぱり楽しいですね。自宅でこのレベルのカップリングをする難しいかもしれませんが、いろいろ試してみたくなります。
あくまでも私個人の感想ですが、バーで飲むのも良し、自宅に置いておいて、ちびちび楽しむも良し、でもせっかくなら旅に連れていきたい、『ロングモーン』はそんなシングルモルトです。移動中に、もしくは旅先で飲んだら、間違いなく美味しいはず! そして、旅の彩度がより鮮やかになるはず! スキットルでも買ってくるとしましょうか。
ロングモーン22年
参考小売価格:700ml 5万9400円(税込)
アルコール度数: 度数はバッチナンバー毎に異なる(カスクストレングス)
ロングモーン18年
参考小売価格:700ml 3万7125円(税込)
アルコール度数: 度数はバッチナンバー毎に異なる(カスクストレングス)
ロングモーン / ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
HP/https://www.pernod-ricard-japan.com/brands/domestic/whisky/longmorn/