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2022.09.11

京都でモテる旦那修業【その2】

京都のお茶屋さんで芸舞妓さんと遊ぶってどういうこと?

いい大人になってお付き合いの幅も広がると、意外と和の素養が試される機会が多くなるものです。モテる男には和のたしなみも大切だと、最近ひしひし感じることが多いという小誌・石井編集長(48歳)が、最高峰の和文化体験を提供する「和塾」田中理事長のもと、モテる旦那を目指す連載です。

CREDIT :

写真/荒川幸祐 文/田中洋子 

誰もが気になる古都・京都の花柳界のお話の2回め。モテる旦那を目指すなら、避けては通れないのが花街のこなし方。前回(こちら)はお茶屋さんに行く前に芸舞妓さんとの「ごはんたべ」を経験。祇園「川上」で美味しい料理をいただきました。今回は、そのまま連れだって先斗町のお茶屋「大市(だいいち)」さんへ。

芸舞妓さんから名刺代わりの千社札をもらって

極上の鱧に思う存分舌鼓を打ったご一行。いよいよ市菊姐さんのお茶屋・大市のお座敷へ向かいます。歌舞練場から石畳を踏んで少し下がるとお茶屋「大市」がひっそりと佇んでいます。玄関の踏み石に下足を預けたふたりは、2階の座敷へ。鴨川を目前に臨む数寄屋の座敷で、新たに芸妓さんふたりも合流し、座は一段と華やかな雰囲気に。
市菊 ようこそ、お越しやす。

石井 玄関先の鳥のマークの提灯、可愛いですね。

田中 五花街にはそれぞれ紋章があって、お茶屋や近隣の店の軒先には、その絵柄が入った提灯が掲げてある。先斗町は鴨川に接する街ということで、舞い飛ぶ千鳥がシンボルなんだよ。

石井 (お座敷に上がり)わ~、映画の中に入り込んだような……。旦那気分が盛り上がります。川にせり出した屋外席もあるんですね。

田中 京都では夏の間、鴨川沿いの店が屋外にテラス席を設けて開放する「納涼床」、通称「床」が名物なんだけれど、この大市は先斗町でも数少ない床のあるお茶屋なんだ。

市菊 うちとこを含め先斗町に床を出してはるお茶屋さんは4軒だけなんどす。昔は床から大文字が見えていたんどす。

石井 最高に盛り上がったでしょうね。

と、ここで芸妓さんが到着。
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▲ 市乃さん(左)、もみ紘さん(中)、市結さん(右)
市菊 こちら芸妓の市乃さん、市結さんどす。

ふたり お兄さん、改めまして。本日はおたのもうします。

石井 あ、皆さん名刺があるんですね。では僕も。

田中 芸妓の千社札は、最近はみんなシールになっているんだよね。元々は和紙で、木版の職人さんが作っていたんだけど、今はもうほとんど出回っていないんだとか。

石井 これ、いただいたらどうすればいいんだろう?

市乃 皆さん色々な物に貼ってくれています。例えばお茶屋さんのホームバーのキープしてるボトルに貼られたり……。

市結 お財布に入れておくと「お金が舞妓む(舞い込む)」とか、携帯に貼ると「いい話が舞妓む(舞い込む)」とも言われてはります。こないだiPhoneのケースに貼ってはる方もおいやした。
田中 お座敷での名刺交換は、さり気なくね。やたら名刺を配りたがる御仁もいますが、あまり格好の良いものではありません。そして千社札は素人でもつくれます。(と言いつつ自分の千社札を出す)これも、あまりひけらかすと怪しい人になってしまいますが……。

市乃 お兄さんも千社札持っといやす。おくれやす。

田中 マイ千社札を持っていると、会話がちょっとだけ盛り上がります(笑)。

石井 でも田中さんの千社札を財布に入れてもお金が「舞妓む」にはならないんじゃないですか(笑)?
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舞妓は誰もが一度は、みんなが見てる前でコケる⁉

石井 いつも思うんだけど、舞妓さんのあの厚底の下駄は歩きにくくないの?

もみ紘 あれは「おこぼ」と言います。慣れるまでは大変どすが、コツを掴めばすぐに歩けます。でも舞妓人生で誰もが一度は人前で転けてしまう事がある……とお聞きしています。怖おす……。
石井 もみ紘さんも?

もみ紘 はい……(笑)。いざという時はぽっちり(帯留め)を手で守るようにと言ってもらっています。ぽっちりは専門の職人さんに作って貰い世界に一つしかないない物なので……。

石井 皆さんのその白塗りはクレンジングで落ちるんですか?

もみ紘 クレンジングは白塗り専用の物で落としてます。

石井 それはたいへん。お肌が荒れそうで……。ところで、芸舞妓の皆さんから見て、カッコいいお客さんってのは、どんな人なんだろう?

市結 やっぱりお話上手な方は素敵どす。お話をちゃんと聞いとくれやすお客様は人気があります。
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市乃 「可愛い」と言っておくれやすお方、そればっかりだと嘘っぽく聞こえてしまいますね。お話は違いますが、うちジローラモさんのファンなんどす。今度連れて来て欲しおす。

石井 そうなの!? ジロー、それ聞いたら喜んで飛んで来ちゃうよ。

市乃 あんなお父さんが欲しいです~。

石井 お茶屋に上がる男衆には、ドレスコードってあるんですか?

市菊 特にドレスコードはありませんが、短パンTシャツなどお座敷なので素足は困りますね。常識の範囲でよろしゅうお頼み申します。
田中 どんな服装でも大丈夫ですよ、などと言われて真に受けてはいけません。お茶屋の女将も、芸舞妓も、客の靴や靴下やスーツや鞄や時計や帽子……、みんなしっかり見ているからね。どんな人物か、まずそれで見極めている。

石井 今日はショート丈のソックスで来ちゃったんですけど、コレちょっとカッコ悪いなぁ。

田中 花街では、「一見地味だが実は上等」をテーマに選べば、まずは及第。ブランドを精一杯主張するようなファッションも野暮天と思われて男を下げます。

石井 野暮天はいやですね。一見地味だが実は上等、でいきましょう。
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京都の花街には街ごとの個性が。先斗町は芸事で勝負

石井 お座敷では、先斗町ならではの遊びってあるんですか?

市菊 正直申し上げると、どの花街ももてなす方法はほとんど同じなんです。

石井 でもお客さんによってなんとなく先斗町が合う、合わないっていうのがあったり?

市菊 そうですね。お会社のように「社風が違う」ようなイメージでしょうか。その街その街に特色があり、それに合うお客様にお越しいただく、五花街ともに切磋琢磨頑張っております。特に先斗町は芸事を頑張っています。先人のお姉さん方が守ってこられた芸を皆、毎日お稽古、自分磨きを心掛けています。

石井 何か異なる演出をするとかではなく、同じもてなしでも街ごとの個性が出る。客がその空気感を感じてくれれば、というスタンスなんですね。

市菊 そうどすね。でも街の雰囲気を感じると言っても一度や二度では難しいと思います。何度かお越しいただくうちに色々と打ち解け、ご贔屓になり……。お料理屋さんでも何度か通われて親しくなり楽しくなると思います。人と人なので心が通じるのが一番だと思います。

田中 初めて座敷に上がって、二度目で裏を返して、三回目で馴染みになる。花街の遊びというのは、江戸の頃からそういうものだから。

石井 経験を積むことで、こちらもレベルが上がって、通えば通うほどいいところが見えてくるっていうわけか。
田中 馴染みになると、お茶屋側もこっちの好みを分かったうえで芸舞妓のアレンジや料理の手配をしてくれるようになる。

市菊 最初お見えになられた頃はお客様も緊張されていて、こちらもどうしたらお楽しみいただけるかがわかりませんが、接してお話させていただいてるうちに打ち解けていただき楽しんでもらう、そのうちに親密になり、ご贔屓にとなっていただけるかもしれません。

石井 かもしれまへん(笑)?

市菊 人には馬が合う合わないとありますからやはりそれはご縁ですね。

石井 女将のツッコミもだんだん激しくなったり?

市菊 それはお客様によりますね(笑)。

田中 馴染みになって、説教されたりね。

石井 お偉いさんも、女将に説教されたらますますハマりそう。僕も今日もう、すでに怒られている気分で、逆に惹かれちゃってます……。

田中 Mっ気が出ちゃってるよ、編集長(笑)。

市菊 ふふふ(笑)。
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昔の旦那衆は本当に芸を見る目が厳しかった

石井 市菊姐さんの話を聞いてると、僕ら訪れる側もある程度予習した方がいいのかなって思えてきました。

市菊 ほんまにお客様にもぜひお稽古していただきとおす。芸妓さんや舞妓さんと同じ事をお稽古くださいますと、「こんなに難しいのか」とか人前で披露する時の緊張感を体験を通じて感じていただけると思います。
反対にお客様とコラボなども出来るようになり、お座敷遊びがより一層深まります。舞などは難しいですが、小唄、端唄など芸妓さんのお姉さんにも教えていただけますし、入門し易いと思います。

石井 小唄かぁ……・。

市菊 お座敷遊びでお楽しみいただけるのもよろしいですが、良いお客様になっていただくには芸妓さん、舞妓さんの芸を観ていただき、そのための応援をしていただきたいです。それが私たちの糧です。よろしゅうお頼み申します。
田中 踊りに関していうと、京都の花街は、それぞれ踊りの流派が違うんだよ。先斗町は、歌舞伎俳優の尾上宗家の六代目尾上菊五郎により創設された尾上流という流派。今の家元は、尾上菊之丞さん。東京随一の花街、新橋のお師匠さんでもあるんだ。

石井 そうなんですね。でも正直、観ても違いがわかるかどうか……。

田中 日本舞踊の流派の違いが分かるようになればたいしたもんだけど、まあ、そこまではなかなか行き着かないかな。けれど、通ううちに踊りや舞の善し悪しは、なんとなく分かってくるもので。

市菊 昔の旦那衆は厳しかったとお聞きしています。変な踊り、地などをお座敷でしていると「あんたヘタやなぁ。」とはっきり仰り、次からお呼びがかからなくなったりしました。その頃は芸妓さんも沢山おられましたし、次からも呼んでいただけるよう皆、一生懸命お稽古に励んでました。

石井 お客さんとお店、お客さんと芸舞妓、双方で高め合っていくということか。

市菊 うちらもお客様に育ててもうてます。

田中 編集長もぜひ、何かお稽古ごとを始めましょう。良い師匠をご紹介しますよ。

石井 そうですね。実際やってみると「わ~すごい!」って実感できるんだろうな。

田中 旦那の道は一日にして成らず、ですからね。
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先斗町のテーマソングは「鴨川小唄」

石井 お座敷のお遊びは、東京と京都で違うものなんですか?

市菊 それはないとは思います。「金毘羅船船」「虎虎」など花街では色々なお遊びがありますが、ほとんど共通していると思います。私が知らないだけで、中にはその街にしかないものがあるかもしれませんが……。ただそうしたお座敷あそびは、どちらかというと初心者のお客様が楽しまれます。先程も申しましたように芸妓さん、舞妓さんたちの舞台、芸を見ていただき応援していただけますのがほんまの旦那さんだと私は思います。

石井 なるほど。では、その芸の中で、先斗町ならではの出し物、歌とか踊りってあるんですか?
市菊 はい。先斗町には「鴨川小唄」という曲がありまして、先斗町のテーマソングとして受け継がれお座敷でも踊らせていただいています。昭和初期の唄で映画の主題歌になっています。今日は舞妓さんに鴨川小唄、芸妓さんに夏は蛍を踊っていただきます。地方さんは市乃さんにしていただきます。市乃さんは立方でもあり地方でもあります。今日は地方さんをお願いしております。

石井 お座敷の余興は、スマホで撮影してもいいんですか? 

田中 写真も動画も、撮っても怒られることはないけれど、まあほどほどに。料亭やお茶屋のお座敷で、余興が始まった途端にスマホを構えっぱなしの人がいますが、アイドルを追っかけてる中学生じゃないんだから(笑)。

石井 綺麗だな。動きも艶やかだし、指先の表現まで徹底されていて感動しました! 僕も本当にお稽古を始めようかな。
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お茶屋は日本の伝統文化の集積地

田中 僕は常々、お茶屋は日本の伝統文化の集積地だと思っているんだ。舞妓ちゃんの踊りだけに気を取られていてはいけませんぜ。

石井 日本文化の集積地ね。

田中 そう。例えば、卓の上には和食や酒といった食文化が、余興には舞踊や三味線や囃子といった芸能文化が、部屋の設えや構え、料理に使われる器などには、四季を愛でる日本ならではの生活文化がある。それらを統合して客を迎える本寸法のおもてなしもある。歴史のあるお茶屋には日本建築・数寄屋造りの技が詰まっている。

石井 なるほど。

田中 それらを支える人の多彩さも大事でね。芸舞妓が身につける着物や帯、髪飾りや袋物、草履といった服飾品はどれもその道一筋の職人さんたちの手によるものだし、お座敷に飾られている掛け軸はそれを描いた絵師や表装の職人が絡んでいる。床の花には和花を扱う花屋が、花器や料理を盛り付ける器には陶芸や漆芸の作家や職人たちが、座敷の畳には畳職人が、土壁も障子も襖もそれぞれ専門の職方がいなければ成立しないでしょ。お茶屋のお座敷には、日本の芸術文化が見事に集積されているんだ。
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石井 確かに。

田中 和の文化は、西洋のそれとは比較にならない広さと深さがある。例えば、ここのような一流のお茶屋なら、その設えは季節や客や宴席の趣旨によって千変万化するからね。来るたびに新しい発見がある。今日、今ここで僕らが見ている物はあくまで氷山の一角でしかない。床の間に掛けられる掛け物ひとつとっても、たくさんのコレクション中から選ばれたものなんだ。

市菊 お着物もそうですよ。今日は皆夏用絽のお着物を着せてもらっています。舞妓さんはお世話になっている置屋さんが毎日用意してくれはりますが、芸妓さんになり自前、独立しますと自分で好きな物を選んで着れますが、こちらは自分で揃えないといけません。季節毎、お座敷毎に着せて貰うものも選ばないといけないので大変どす。

石井 踊りで使ったうちわとかもそうですね。

市菊 へぇ。あの団扇は毎年夏に新調し、ご贔屓のお客様、お料理屋さん、お店、お茶屋さんへお配りいたします。これも宣伝です。団扇は小丸屋さんというお店で皆あつらえてます。小丸屋さんは先斗町の鴨川をどりの時は踊りの小道具などをご用意いただいてますお店です。ひとつひとつ職人さんの手作りで、持ち手に焼印が入ってます。芸妓さんたちにご贔屓になられましたら団扇をいただけるのも一つステイタスですね。
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石井 まさに職人たちの技術が凝縮されているんですね。

田中 だからお茶屋で芸舞妓との楽しい時間を過ごすというのは、そうした日本の芸術文化を大きく広く経験できる場でもあるんだ。我々のような大人の男衆がお茶屋のお座敷に集うということは、そこに連なるさまざまなヒトやモノを支援し次の世代へと伝えることにもなる。大事なことでしょ。

石井 僕らLEON世代がもっと遊ばないと……。

田中 そう、お茶屋や料亭で遊ぶ男衆がいないと貴重な芸術や文化が失われてしまうんだ。明治大正の頃までは、そうしたことをわきまえたうえで、お座敷遊びに興じる良き旦那衆がいたんだけれど、今どきは、お金の使い方を知らない人が多い。

石井 その感性を支える教養もないと……。この連載が大事な由縁ですね。
田中 もっとも、実際お茶屋のお座敷に上がって、「日本文化への広汎な支援の眼差し……」などということを考えても楽しめませんから、それはあくまで、アタマのどこかに置いておいて。「モテる旦那」の振る舞いとしては、例えば部屋に入ったところで、床の掛け物とか、活けられた花に目を向けて、女将さんや店の者に「この絵はなんだい?」とか「今日の花は綺麗だね」とか、ひとこと言葉を掛けるだけでいいんです。
石井 それだけでも、わきまえた客だと思ってもらえる?

田中 そうだね。芸舞妓の客を見る目も変わってくる。そして、お座敷の中のさまざまなモノやコトに興味をもてれば、それはつまりこの世界を見る目の「解像度」が上がるわけで、同じお座敷遊びをもっとずっと楽しめるようになっていく。

石井 噛めば噛むほど味わいが増してゆく。やりがいたっぷりのお遊びですね。

田中 そう。大人の男なら、なんとしても踏み込んでいただきたい世界が広がってるわけです。

【その3】通好みの花街「上七軒」のお座敷バーで夜は更けて に続きます。
※芸舞妓さんは撮影のためマスクを外しています。

先斗町  大市

住所/京都府京都市中京区先斗町三条下ル若松町
HP/矜持 | 先斗町 大市 
TEL/075-221-1938

● 田中康嗣(たなか・こうじ)

「和塾」代表理事。大手広告代理店のコピーライターとして、数々の広告やブランディングに携わった後、和の魅力に目覚め、2004年にNPO法人「和塾」を設立。日本の伝統文化や芸術の発展的継承に寄与する様々な事業を行う。

和塾

豊穣で洗練された日本文化の中から、選りすぐりの最高峰の和文化体験を提供するのが和塾です。人間国宝など最高峰の講師陣を迎えた多様なお稽古を開催、また京都での国宝見学や四国での歌舞伎観劇などの塾生ツアー等、様々な催事を会員限定で実施しています。和塾でのブランド体験は、いかなるジャンルであれ、その位置づけは、常に「正統・本流・本格・本物」であり、そのレベルは、「高級で特別で一流」の存在。常に貴重で他に類のない得難い体験を提供します。

■和塾
HP/http://www.wajuku.jp/
■和塾が取り組む支援事業はこちら
HP/https://www.wajuku.jp/日本の芸術文化を支える社会貢献活動

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