▲ こちらはイタリア空軍で使用される「ESERCITO」のレザーブルゾン。来季、買えるLEONで買えるかも！
『アメリゴ・ヴェスプッチ号』が日本に寄港
「世界一美しい帆船」と称される『アメリゴ・ヴェスプッチ号』をご存知デスか？ ワタシが初めてその姿を目にした時、胸が高鳴り、幼い頃に夢中で組み立てた海賊船の模型の記憶が蘇りました。船体の美しい曲線、マストに広がる真っ白な帆、そして見事に輝く黄銅の装飾──まさに芸術品ソノモノ！
▲ イタリア海軍で採用されているスウェット「ESERCITO」を着こなすジローラモ。
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しかし、この帆船の魅力は外見だけではありまセン。アメリゴ・ヴェスプッチ号は、実際にイタリア海軍の訓練艦として、いまも現役で使用されており、士官候補生たちはここで伝統的な航海術を学びマス。最先端技術で船を操る時代に、あえて古典的な帆船での訓練を続ける姿勢が、なんとも格好良いのデスネ！
▲ 船とモダニズム建築やデザインには、深い関係が。近代建築の巨匠、ル・コルビュジエは船を「新しい建築の形態」と位置づけ、その力強い美しさを称賛していました。
風を読み、帆を操作し、大自然と対話しながら進む航海──これは、デジタル時代にはなかなか味わえない体験。この伝統を守る姿勢は、まさにイタリアならではの“手仕事の文化”の延長上にあるといえますヨネ。さらに、アメリゴ・ヴェスプッチ号は世界各国の港を訪れ、平和と友好のメッセージを届け続けていマス。その行動には、イタリア人としての誇りを感じずにはいられません！ 日本に寄港した際に、改めてそんなイタリア文化の素晴らしさを思い出しました。
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▲ 全長100×幅15×高さ54（m）。小ぶりなサイズながら、そのクラシックな美しさでひときわ目を引きます。
『アメリゴ・ヴェスプッチ号』
イタリア海軍が所有する練習帆船で、1931年に竣工。伝説的な探検家アメリゴ・ヴェスプッチにちなんで名付けられたこの船は、クラシックな帆船デザインを保持しつつ、現代の海軍士官候補生の訓練を目的としています。
2024年11月号より
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