2025.02.11
【第5回】
バレンタインに問われる本当に喜ばれる贈り物を選ぶ極意とは?
富裕層向けコンシェルジュサービスを運営するアルカディア代表取締役の才津香果(さいつかぐみ)さん。贈り物選びから旅の手配などなど、世界のセレブリティのあらゆる要望に応えるなかで見てきた、富裕層の遊び方とは?
- CREDIT :
構成・文/才津香果 写真/笠谷 龍 協力/株式会社アルカディア 編集/森本 泉(Web LEON)
![才津香果 さいつかぐみ WebLEON バレンタイン](https://assets-www.leon.jp/image/2025/02/09003202946387/1600/Firefly.jpg)
連載第5回は、バレンタインデーにちなんで本当に喜ばれる贈り物選びについて聞きました。
海外のバレンタインは男性から女性に愛を伝える方が主流
無数にある選択肢の中でトップクラスのエグゼクティブの記憶に残る贈り物を選ぶ方法について、お話しさせていただければと思います。
ちなみに海外ではバレンタインデーは恋人の日。海外では男性から女性に愛を伝える方が主流だったりします。海外ではバレンタイン当日は花束を持った男性達を街中で多く見かけますね。日本では女性が男性にチョコを贈る日というイメージが大半なので、男性からバレンタインにギフトをもらったら、特に素敵に感じるかもしれません。
日頃のお土産を含め、大切な相手、しかもエグゼクティブへのプレゼントに誰もが頭を悩ませるのは自明の理。私も年に何回もギフトを贈るタイミングがありますが、何回経験を重ねても慣れないですし、喜んでいただけるか渡すまで緊張感が走ります。そしてコンシェルジュとして、お客様からの依頼で大切な方へのギフト選びも重要な仕事のひとつです。
![才津香果 さいつかぐみ WebLEON バレンタイン](https://assets-www.leon.jp/image/2025/02/08050327522611/1600/250208yvan01-07295_01_01.jpg)
私がギフトを選ぶうえで決めている3つのルールとは
ひとつ目は希少性。入手困難品や限定品など、わかりやすく手に入りにくいものであること。
2つ目は時間。手に入れるまでに並ぶものや、数週間前にオーダーが必要なものなど、時間を要するものであること。
3つ目はパーソナライズ。相手の好みや趣味、生活感にあっていること。
つまり、どれだけ相手の事を想ったか、時間や費やしたのかが伝わるものであること。相手を想っていかに手間をかけたのか伝わる代物であれば「おぉ、これは手に入れるのが大変だったでしょう。ありがとう。」と言っていただけます。そのありがとうはプレゼントにではなく、選んだ人の心意気に向けられているのが一番よい贈り物の形ではないでしょうか。何故なら日頃から沢山の贈り物を受け取っている方であればあるほど、溢れるモノではなくコト=個々の経験や体験の記憶の方が心に強く残るのだと思います。
と、精神論ばかりでも困るのは重々承知です。ここからは、まさにチョコレート戦争に勝ち抜く具体的なブランドやアイテムを紹介していきます。前提として今回はビジネス上でお世話になった方にお渡しするチョコレートとして、まとめて買ってもおかしくないいくつかのブランド候補を挙げていきたいと思います。また距離が近しくない方のパーソナライズを理解するのは困難ですので、先ほどのギフト選択で重要としている希少性と時間に焦点をあてていきます。
![才津香果 さいつかぐみ WebLEON バレンタイン](https://assets-www.leon.jp/image/2025/02/08050353928163/1600/DSC07188.jpg)
■初級者編 今年注目のバレンタインチョコレートとは?
「誰もがしあわせな気持ちになれる、とびきりのひと粒を」というテーマにぴったりのイヴァントリュフは幻のチョコレートとまで言われています。そして、チェックすべきは限定フレーバー。今年は香り豊かなラムとまろやかなキャラメルのマリアージュが楽しめるダークチョコとミルクチョコの2種類で登場。お酒が好きな方にもぴったりな贈り物ではないでしょうか。SNSでも話題のチョコレートなので、男性から女性に贈っても間違いなく喜ばれます。
■ YVAN VALENTIN(イヴァン・ヴァレンティン)
公式HP/PRIVATE CHOCOLATE - YVAN VALENTIN
■ été(エテ)
公式Instagram/été(@ete.restaurant)
ギフトほど正解が様々なものはありません。そして当たり前ですが正解とは相手が喜ぶこと。その為には調べる手間や時間をかけることが必要です。その手間こそが相手を喜ばせる近道です。
今年のバレンタインは「海外では男性も想いを伝える日なんだよ」と花束とギフトを持って、大切な方に渡してみてください。きっと喜んでくれるはず。
次回は更にギフトの達人となる上級者編をお伝えします。
![才津香果 さいつかぐみ WebLEON](https://assets-www.leon.jp/image/2024/06/18013814939320/1600/screen.png)
● 才津香果(さいつ・かぐみ)
1982年生まれ。有料会員制コンシェルジュサービス「アルカディア」代表取締役。早稲田大学在学中から株式投資を行い、卒業後はリクルートに入社。2カ月で退社したのち飲食店や営業会社、ITビジネスを立ち上げる。2014年に事業売却、ドバイに移住する。その資金で世界のラグジュアリーリゾートをめぐり知見を得る。2019年、旅の経験を活かし、アルカディアを設立。ギフトの選定から、旅行企画、クリニックやファッションのアレンジなど富裕層のあらゆるオーダーに応え続けている。
富裕層の本音が明かされる会員制サロン【ビヨンドミー】運営。プロから学べる実践的な記事コンテンツや、価値観の合う仲間との出逢い、ホテルやクリニック、商品など、最大80%オフの割引特典も。
公式HP/https://beyondme.arkadear.com/