4か国語を操るマルチリンガル美女はカクテル3杯をスイスイ

銀座の街を眼下に望む、大人のための空間「ブルガリ ギンザ・バー」。こちらへお連れしたのは、ダンスボーカルグループ「FAKY」のTakiさんです。モデルとして数多くのファッション誌で活躍しているとあって、ファッションセンスも抜群。ダンスで鍛えた引き締まったボディで、颯爽とネイビーのパンツスーツを着こなしています。窓の向こうに見える銀座の空も茜色に染まり、そろそろアペロタイムがスタート。まずは、カクテルを一杯いただきましょうか。

「最初の一杯は、いつもビールなんですが、バーだからカクテルをいただこうかな」というTakiさんに、バーテンダーの石岡雅人さんがおすすめしたのは、「ブルガリ ギンザ・バー」のオリジナルカクテル「ストライクファースト」。

ストライクファースト＝先手必勝という名の通り、ビール好きなTakiさんにこれをおすすめする石岡さんったら、ナイスな選球眼！ ひと口めからしっかりとアルコールを感じられるカクテルは飲み進めるとほんのりピーチが香り、トップのクリーミーな泡は、パッションフルーツのジンとビールで出来ています。イタリア発祥のカンパリを使ったカクテル、アメリカーノとネグローニの両方のフレーバーを欲張りに味わえる一杯なのだとか。これはビール好きのTakiさんもうれしそう。

「甘みもあるけど、ちょっとビターですっきり飲めますね。ビールとはまた違う泡の美味しさにびっくり！　ネグローニが大好きなので、これもすごく好みですね」

日本では一般的とはまだ言えませんが、世界では人気カクテルのトップ３に必ず入るネグローニ。それをお好きだなんて、通ですな。

大人な空間でも臆することなく、しっかりと自分の好みが伝えられて、おまけにネグローニが好きだなんて、ただものではない予感……。そういえばTakiさん、静岡県生まれのパリ育ちなんですよね？

「そうなんです。パリで暮らしたのは5歳から13歳までですが、子供ながらに大人たちがワインを飲んで、にぎやかに食卓を囲んでいる光景に触れていて。食事に合わせてワインを選ぶ母の姿を見て、私もいつかそんな大人の女性になりたいと憧れていました。フランスの成人は18歳。18歳の誕生日はちょうどパリにいたので、母とシャンパンでお祝いしました。すっごくドキドキしましたね」

アルコールデビューがパリだなんて、なんとおしゃれ！ やっぱり、ワインがお好きなんですか？

「食事しながらなら１杯目はビール、２杯目からはワインが多いかな。やっぱりフランスのワインが好きで、アルザスのリースリングがお気に入りです。リースリングって言うと甘めかと思われがちですが、アルザスのものはアロマが華やかで、ドライでさっぱりしているから料理に合わせやすいし、飲みやすいんですよね。赤ワインは、しっかりめのボルドーをよく飲みます」

お次のカクテルも「ブルガリ ギンザ・バー」のオリジナル、その名も「マンモーニ」です。イタリア語で“ママっ子”という意味のネーミングは、某少年漫画に登場する敵キャラクターの愛称から名付けられました。ラムとパイナップルジュースがベースのピニャコラーダに、イタリアのスパークリングワインを合わせたベリーニスタイル。過去にLEONのカクテルレシピ連載でもご紹介した、スルスル飲めてうっかり酔えちゃう“キラーカクテル”なんです。グラスに添えてあるドライパイナップルを齧りながら、味わってくださいね。

「うん、美味しい〜！ パイナップルが甘酸っぱくて、ジュースみたいに飲めちゃいますね。つい飲みすぎちゃいそう♡」

ところで、普段はどんなお店で飲んでいるの？

「照明がちょっと暗めで、プライベート感のあるお店が好きなんです。暗い方が相手との距離を縮めやすいですよね。ゆっくりとおしゃべりしたいから、あまり賑やかじゃないお店を選びます。友達とでもデートでも、カウンター席が好き。横並びだと、ふたりだけの世界に浸れるから！」

ふたりだけの世界、なんて言われちゃうとドキドキしちゃいます。ちなみに、酔うとどうなっちゃうんですか？

「酔ってくると、なぜか真面目な話がしたくなるんですよ。社会問題とか国際情勢とか……、ちょっとディープな話題で語り合いたくなっちゃう。で、そこから２杯、３杯と進むと、どんどんハッピーになってきて、最後は踊りだしちゃう（笑）」

だんだんハッピーな表情になってきましたね。ところで「ブルガリ ギンザ・バー」の印象はいかがですか？

「今回初めて来たんですけれど、窓が大きくて天井も高いから、すごく気持ちがいいですね。開放感があるけど、カウンターや床がダークトーンで落ち着いた色調だからとってもムーディー。オリジナルカクテルがユニークで美味しいし、置いているお酒の種類もめずらしくて、すごく気になっています」

Takiさんの目に留まったのは、キープしたボトルを保管できる会員制のプライベートロッカー。名だたる銘柄のウィスキーやブランデーがずらりと並ぶガラス張りのロッカーは壮観です。実はTakiさん、最近ウィスキーに興味があるのだとか。

「日本のウィスキー文化は、すごく奥が深いんですよね。だからこそもっと知りたくて。静岡県生まれなので、日本のウィスキーの多くは富士山の天然水から作られると聞いて、すごく興味が湧きました。これからはウィスキーを勉強してみたいですね」

さて、3杯目のカクテルはいかがですか？ コチラ、世界中のブルガリ・バーで親しまれているシグネチャー「ブルガリ・カクテル」です。ロンドンドライジン、アペロール、パイナップル、オレンジ、レモンジュースをシェイク。ヴェネツィアン・グラスの老舗ブランド、ヴェニーニ社と制作した専用グラスで供される、スペシャルな１杯です。

「これもネグローニがベースなんですね。トロピカルな甘さと、キレのある爽やかな飲み口がマッチして、とても美味しい！ ブルガリのロゴが入った、このほんのりピンクなグラスも素敵です」

もしかして、めちゃくちゃお酒強いんじゃありません？ Takiさんから見て、かっこいい酔い方ができる男性って、どんなイメージですか？

「どんなに酔っていても、ドアを開けてくれたり、ちゃんとエスコートができる人かな。酔っ払っていても、きちんと距離感を守ってくれる男性は、かっこいいですよね。それと、酔ってほっぺだけピンク色になっている大人の男性を見ると、『かわいいな♡』って思っちゃいます」

Takiさんが所属するガールズユニット「FAKY」は、来年1月13日のKT Zepp Yokohamaでのワンマンライブを最後に、グループでの活動休止を発表したばかり。 “新たな出発・旅立ち”をテーマにメンバーの想いと重なるような楽曲を収めた最新EP「Departure」も、話題を呼んでいます。

集大成となるラストライブを目前に控えた今の気持ちや、今後の活動についてたずねると、こう語ってくれました。

「リハも始まって、いまはファンの皆さんに楽しんでいただけるような最高のライブを作り上げるために、メンバー全員で一生懸命頑張っています。私が加入してからは5年ですが、結成してからの10年分の思いと感謝を全力で届けたいです。今はとにかくライブに全力を注いでいますし、これまでのライブではできなかったことにもいろいろと挑戦した、5人のメンバーそれぞれのいいところがたっぷり詰まったライブになるので、楽しみに待っていてくださいね！　

今までも、これからも、FAKYは私にとって大切な存在です。これからも自分がこれまで積み重ねてきたことをもっと深めていきたいし、2024年もオープンマインドで、もっともっと世界を広げていきたいです！」

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