2022.06.05
一度は泊まりたい【厳選】京都の最新宿7選
ようやく観光地にも人が戻ってきて今年の夏は待ちに待った地方への旅も楽しめそうな気配です。これまで我慢してきた分、いざ旅に出かけるなら、宿にはこだわりたいところ。そこで一番人気のデスティネーション、京都で気になる最新ホテルをまとめてご紹介します。
今回はこれまでにLEON.JPでご紹介してきた中から、地元でも話題の新しくてお洒落な宿を7軒ピックアップしました。夏休みに向けての旅の参考にしてくださいませ。
■「丸福楼」
任天堂の創業社屋を安藤忠雄が華麗にアップデイト!
同ホテルの最大の魅力は、ハコ自体の抜群の面白さ。1930年に竣工した鉄筋コンクリート造の建物は、1889年に創業した同社の主力商品であった花札やかるたなどの製造販売所、そして創業者一族である山内家の住居も兼ねていたというからスペシャル感たっぷり。
さらに特筆すべきはそのスタイル。宿泊料金にはレストランでの夕・朝食はもちろん、ラウンジでのドリンクや軽食、客室のミニバーも宿泊料金に含まれていて、オールインククルーシブで滞在を楽しめるのです。
■ 「ザ・ゲートホテル高瀬川 by HULIC」
京都の歴史ある小学校をリノベーション!
施設は旧小学校を丁寧にリノベーションした「Schoolhouse(スクールハウス棟)」と、新築した「Main(メイン棟)」の2棟をコネクトした造りになっています。この建物の2階以上をホテルが占めています。
複合施設内には「ブルーボトルコーヒー」や漬物の「西利」が手掛ける「アマコウカフェ 発酵CAFE&BAR」といった話題のテナントや、立誠図書館、文化ホールなどもあり、新たなるカルチャーの発信地となりそうです。
■ 「Nazuna 京都 椿通」
昔の花街を思わせる路地が丸ごとホテルに!
「Nazuna 京都 椿通」は、中心地から2駅ほど離れた四条大宮付近。取り壊される予定だった築110年以上の町家群、1400㎡ものエリア一帯を引き取り、ひとつのホテルとしてリノベーション。1年間かけて23軒の町家の客室を改修、レストラン棟とレセプション棟を新設し、2020年にオープンしました。
しだれ柳が揺れる門を抜け、レセプション棟の2階のラウンジでチェックイン。この棟を抜けると、まるでワープしたかのように明治時代の町家の通りが広がります。
■ 「hotel tou nishinotoin kyoto」
シャープなデザインにこめられた、深遠なる京都の美と伝統
トンネルの突き当りの右手の扉が開くと、いきなり視界が開け、漆黒のレセプションエリアへ。チェックインカウンター前のスペースには、格子窓からの光を受けた、巨大な円盤のテーブルがどすんと置かれています。
デザイン監修は、渋谷の「hotel koe」や「ONOMICHI U2」を手掛けた「SUPPOSE DESIGN OFFICE(サポーズ・デザイン・オフィス)」。コンセプトは「京都の“奥”に触れ、京都を“奥”まで体感する滞在」。
大浴場や日本庭園などは、「作庭衆 庭譚」の橋本善次郎さんによるもの。ライブラリーには選書集団「BACH(バッハ)」のキュレートによる蔵書が並んでいます。
伝統的な様式美とモダンなデザインが融合した館内には、クリエイターたちによる作品や、京都の“奥”を知る手がかりが、ちりばめられています。
■「モクシー京都二条」
遊び心で話題のミレニアル世代向けライフスタイルホテル
世界に70軒以上を数え、日本国内ではこちら京都で4軒目になります。デザインテーマは“京都モノガタリ”。街のあちこちに歴史やストーリーが紡がれる京都ならではのテーマといえそうです。
たとえば、エントランスの横に上空から見た二条城のグラフィックデザイン、英訳した百人一首をモチーフとした壁面のカリグラフィアート、京都の手毬唄からインスピレーションを受けたストリングスアートなど、モクシー流に解釈した京都のアート作品が飾られています。
そしてモクシーといえば、遊び心いっぱいのソーシャルスペースが特徴。大小のアートワークや写真集など、まるでおもちゃ箱の中に飛び込んだよう。ソファや小上がり、テーブル&チェアなど、思い思いにくつろげる場となっています。
■ 「ウェスティン都ホテル京都」
名門ホテルが大改装。新スパ施設+ホテルin旅館も話題です
「『ウェスティン都ホテル京都』って昔からあるじゃん、今? なぜ?」とお思いかもしれませんがマジです。同ホテルのルーツは1890年に開通した琵琶湖疏水の水を引き入れ作られた保養所「吉水園」。1900年に宿泊施設となり、アインシュタインやヘレン・ケラー、チャールズ英皇太子、ダイアナ妃など、“京都の迎賓館”として、国内外のVIPをもてなしてきました。
その「ウェスティン都ホテル京都」が、開業130年に向け、2018年より大規模なリニューアル工事を敢行。2021年4月、ついにグランドリニューアルを迎えたのです。いきなりお金の話で恐縮ですが、投資額は約198億円! なかなかのスケールです。
■「ROKU KYOTO」
京都洛北の山深き絶景の地にオープンした噂のラグジュアリーホテル
その立地は西陣の染匠“ しょうざん”が築いた約3万5000坪の広大な庭園“しょうざんリゾート京都”の一角、南エリアに位置し、敷地は約7000坪もあるといいます。
この地は江戸時代のマルチアーティストである本阿弥光悦が徳川家康から与えられて、美術・工芸分野の多くの芸術家を集め芸術村を築き上げた地でもあり、俵屋宗達など「琳派」発祥の地とも言われています。敷地内には天神川が流れ、豊臣秀吉の京を守る御土居に隣接した自然の特別な“気”を感じる場所です。
天神川は紙屋川とも呼ばれ、平安時代には川のほとりで紙を漉いた紙座があったそう。ホテル名の「ROKU」は紙を漉く「漉(ろく)」という言葉に由来するとか。
●沖縄、世界遺産の森と海を満喫できる、絶景リゾート4選
●一度は泊まりたい【厳選】首都圏近郊の最新注目ホテル7選
●一度は泊まりたい【厳選】北関東の極上温泉宿7選