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2022.07.10

【箱根のオーベルジュ/イタリア料理編】

洗練のイタリア料理と美肌の湯で彼女も大満足! 仙石原の人気オーベルジュを訪ねた

箱根のオーベルジュをご紹介してきた本シリーズ、今回は新料理長の就任で、食通たちの注目が集まる仙石原の人気ホテル「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」です。

CREDIT :

文・写真/古関千恵子

ひらまつ仙石原 LEON
▲ 一見、美術館のようにも見える外観。
周辺に山・海・湖があり、多彩な食材が揃う箱根は、日本のオーベルジュ発祥の地。都心から車で約1時間30分のほどよい距離感も、週末旅を誘うのに好都合です。

そんな箱根のオーベルジュ、今回は多くのリピーターを抱える「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」をご紹介。初代から引き継いだ新シェフの生み出すイタリア料理とは?

アートと自然に触れる仙石原で美食と温泉三昧

常に美食家たちの注目を浴びてきた「HIRAMATSU HOTELS」。同シリーズ3軒目のこちらは、箱根連山に囲まれた仙石原に2016年12月オープン。仙石原といえば、美術館が多く、アートと結びつきの深いエリアです。
ひらまつ仙石原 LEON
▲ 館内に入ると、アート作品やアンティーク家具が迎えてくれます。
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「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」もアートに彩られた空間。カラフルな旗が翻る、シックな館内に入ると、1900年代の英国のアンティーク家具が置かれ、壁にはシャガールやピカソ、レジェなどの作品が飾られています。そして、ふんわりとユリのような香りに包まれながら、ウェルカムドリンクのアラン・ミリアの濃厚なフルーツジュース(またはカクテル)をいただきます。
「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」の醍醐味は、洗練されたイタリア料理と、源泉かけ流しの“美肌の湯”。美味しいもので満たされ、自然を感じながら温泉に浸かる。そんなショートトリップ、彼女にも喜んでもらえること間違いなしです。
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漆原料理長が手掛ける、フランス料理の粋も感じるイタリア料理

開業以来、料理長としてこのホテルをけん引してきた、「ひらまつ」のイタリア料理部門の支柱、吉越謙二郎シェフからこの春、バトンタッチ。新料理長として漆原 卓シェフが就任しました。
栃木出身の漆原シェフは、東京・代官山「リストランテASO」を経て、大阪や奈良で経験を積んだ方。各地の生産者のもとへ積極的に出向き、全国にネットワークを築き上げてきました。そのため「THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原」では、伊豆や神奈川の食材に加え、各地から新鮮な食材が届きます。
ひらまつ仙石原 LEON
▲ 朝食は洋食。季節によって朝食メニューは変わります。
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ひらまつの大阪の店舗でフランス料理を経験したことから、見た目も美しいイタリア料理が、漆原シェフの持ち味になりそうです。吉越シェフの情熱や志を引き継ぐ漆原シェフ、これからが楽しみです。
ダイニングは1階と2階の2カ所。1階は大きな窓の向こうに、水盤、そして箱根連山を望みます。ポイントは、オリジナルのカップルシート。ふたり並んで席につけるので、どちらも平等に(⁉)景色と食事が楽しめます。夜には水盤に炎が点々と灯され、ドラマティックな演出に。お忍びの旅には、個室もありますよ。

2階はピカソやシャガールの絵画が飾られた、開放的な雰囲気。天候が良ければ、外輪山に囲まれた富士山の頂上部分を望むことも!
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全室に源泉かけ流し温泉! 本館客室のバスタブはロマンティックな小道具に

3000坪の敷地に、客室は3階建ての本館に11室と4階建てのレジデンスに9室の全20室。すべての客室に“美肌の湯”とされる新姥子温泉の、源泉かけ流しの温泉風呂が備えられています。
ひらまつ仙石原 LEON
▲客室へは靴を脱いで。不思議と、気持ちもリラックスします。
カップル旅におすすめは、本館。ベッドルーム&シーティングエリア、バスルーム、テラスが直線に並ぶレイアウトになっています。特徴的なのは、バスルーム。ベッドルームとの仕切りとテラスとのガラス窓を開放することができるのです!  ベッドから直接バスタブに入ることも、半露天風呂のように周囲の自然とつながった感覚も味わえます。オープンな気分にさせる、魅惑の大型バスタブですよ。
▲ 御影石を使った大きなバスタブ。ベッドから行きやすく、自然もそばに感じられる、いわば客室のキーアイテム。
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本館の客室は広さ49㎡以上。それぞれにアンティーク家具と、ミロや片岡球子などの絵画が飾られ、同じ部屋は2つとありません。ハイエンドのお部屋は3階にある「エグゼクティブスイート」。こちら、広さ82㎡。人工物が見えない眺望が圧巻で、晴れた日には富士山の頂きが!  レストランは本館にあります。
ひらまつ仙石原 LEON
▲ ベッドからテラスへ直線に配置したレイアウト(本館3F エグゼクティブスイート)。
レジデンスは広さ33~98㎡と、一人旅からグループまで、いろんな旅のタイプで利用できそう。温泉は内風呂で、洗い場のあるスタンダードなスタイルです。館内にはスパ(エステ)ルームやトレーニングルーム、ランドリーがあります。
どちらの棟の客室にも、大塚家具と米国キングスダウン社が共同開発したプレミアムマットレスやブルガリのバスアメニティ、今治産タオルなど、五感でラグジュアリーさを感じるアイテムを用意。ミニバーは料金に含まれています。

また、レジデンスの目の前には、宿泊者なら誰でも利用できる貸切露天温泉の棟があります。早朝の箱根連山を眺めながらのひとっ風呂、一日が気持ちよく始められそうです。
ひらまつ仙石原 LEON

■ THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原

住所/神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 1245-337
HP/https://www.hiramatsuhotels.com/sengokuhara
TEL/0460-83-8981(9:00~19:00)

料金/デラックスツイン(本館)6万8210円~、エグゼクティブスイート(本館)9万5760円~、ジュニアスイート(レジデンス)7万4860円~(2名1室利用時の1名料金、夕・朝食付き)

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