2024.10.12
京都通を気取るなら、次のステイはここ一択! 「バンヤンツリー・東山京都」がついにグランドオープン
世界のセレブリティを魅了するホテルやリゾート、スパを展開する「バンヤン・グループ」が日本初上陸。そのフラッグシップブランド「バンヤンツリー」が、いにしえの都・京都にグランドオープンしました。
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写真・文/矢吹紘子
● さすがの京都でも、この発想はなかった!
能舞台を備えたラグジュアリーホテル
そもそも、ここ「バンヤンツリー・東山 京都」は、日本の伝統芸能である能のアーティスティックな美の世界と、“幽玄”の概念から大きなインスピレーションを受けているのだといいます。あえて屋根や壁を取り払った斬新なデザインには、背後の竹林や空と繋がるようにという隈氏の思いが込められているのです。
また水を湛えた水盤の上に建つことで、まるで舞台そのものが水に浮かんでいるように見える視覚効果を狙っているのだとか。一緒に訪れるパートナーがアートや芸術が好きなら、まさにもってこいの宿。それに能の舞台のあるホテルなんて、シンプルに粋じゃないですか。
● 天然温泉に映える竹林、世界最高峰のスパ
うれしすぎる“仕掛け”が三拍子揃う
敷地内には竹が鬱蒼と生い茂り、嵐山に行かずとも京都らしい映える竹林ショットが撮れるうえ、なんと温泉の源泉も備えているというから贅沢すぎますよね。京都の街中で、天然温泉のお風呂に浸かりながらおこもり。つまるところパートナーとロマンティックな時間を過ごすには、この上ない宿なわけです。
そのトリートメントを日本で唯一ホテルの中で受けられるのが、地階のウェルネスエリア。推しは自家源泉の温泉を贅沢に使った、世界中でもここだけ(!)の限定メニュー「温泉インダルジェンス」。プライベート温泉体験とマッサージをそれぞれ1時間ずつ、計2時間。前半でゆったりお湯に浸かりながらゆずの香りのスクラブで素肌を磨き、代謝を高めて皮膚を柔らかくした後にマッサージ、なんて最高すぎません? もちろんダブルルームも完備。カップルでも究極の癒しの時間を共有できますよ。
● アロマなお風呂にお座敷、お揃いの浴衣まで
ゲストルームも規格外の居心地の良さ
主役はなんといってもお風呂。全ての客室にヒバ材のバスタブを備え、「ONSEN リトリート」と名の付く部屋には源泉からお湯を直送。天然温泉をプライベートに楽しむことができます。
旅館のようにくつろげる畳敷きの掘り炬燵仕様の部屋に、各種フィットネスツールを備えたコンセプトルーム「ウェルビーイング・サンクチュアリー」、能舞台や高台ならではの絶景シティビューの客室と、バリエーションも十分。それぞれに個性があり、どの部屋にしようか迷ってしまう悩ましさ。
● 割烹レストランに隠れ家バー
食べて、飲んで、しっとりと非日常に浸る
心地よくお腹を満たしたら、そのまま階段を降りて地階へとゴー。「BAR RYOZEN」は書斎のようなクラシックなバーですが、もちろん浴衣でもOK。現在は正式ローンチを控え休止中なのですが、オープンしたら湯上がりに一杯ってのもオツですな。
■ バンヤンツリー・東山 京都
住所/京都府京都市東山区清閑寺霊山町7番地
電話/075-531-0500
HP/https://www.banyantree.com/ja/japan/kyoto
アクセス/各線京都駅よりタクシーで約15分。
客室料金:/9万2000円/泊~(2名1室利用時の1室料金。税サ込、宿泊税込)
● 矢吹紘子(やぶき・ひろこ)
ライター、編集者、通訳案内士。小誌のほか『BRUTUS』『POPEYE』などライフスタイル誌を中心に記事を執筆・編集。ロンドン大学で修士課程修了後、プライベート通訳としても活動。京都を拠点に海外からのVIPゲストの旅のキュレーションやアテンドを行なっている。
Instagram/@tokyoai_hiroko