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2024.11.17

◼︎ 意外と近いフィンランド“ラップランド”滞在記

トナカイ肉ってどんな味? フィンランドの“モテる”歩き方20のポイント

常夏のバカンスも良いけれど、人生一度は訪れてみたいのが北欧。 ということで今回はフィンランド北部、ラップランド地方へ行ってきました。癒しあり、自然あり、グルメありと未知の世界が待っているので、旅行好きはもちろん、大自然を楽しみたいカップルにもオススメですよ!

CREDIT :

動画・写真・文・編集/平井敦貴(Web LEON) 協力:Visit Finland、Visit Rovaniemi、Lapland North Destinations、フィンエアー

癒しあり、自然あり、グルメありのフィンランド

“北欧”といえばお洒落な家具やデザイン、そして白銀の国というイメージですが、実はそれだけではありません。

なかでもフィンランドは首都ヘルシンキが欧州空路のハブであり、ツーリストのホスピタリティも高い国。サウナやオーロラが有名ですが、「マリメッコ」や「イッタラ」といったブランドや、「ムーミン」の作者トーベ・ヤンソンがフィンランド出身のため「ムーミンの故郷」としても知られています。

ということでここでは、そんなフィンランドの北部“ラップランド”を訪れてきた編集部員がその魅力をご案内。癒しあり、自然あり、グルメありと、季節を問わずデート旅行にうってつけなのでぜひ注目を!

それでは“モテる”フィンランドの歩き方、20連発でお届けしましょう!
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(1)

「日本から最も行きやすいヨーロッパ」

フィンランドは「日本から最も行きやすいヨーロッパ」と呼ばれる国。直行便の数も多く、もともと成田からヘルシンキまでは約9時間のフライトでした。ただ現在は民間機がロシア上空を飛べない事情により、フライト時間は約13時間に。その代わり北極点を通過することで特別な証書をもらうことができます。ふたりで北極点を通過するってちょっとロマンチックですよね。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(2)

フィンエアーは“ビジネス”も“プレエコ”も快適

今回の往路はフィンエアーの「プレミアムエコノミー」、復路は「ビジネスクラス」でした。もちろんビジネスクラスはフルフラットで寝られるうえ、プライバシーも保たれて快適。とはいえプレミアムエコノミーも選択肢として大いにアリなんです。

と言うのも身長184センチの私、通常のエコノミークラスでは膝が前の座席に当たってしまうことがあるのですが、プレミアムエコノミーは膝に余裕があり窮屈さを感じません。さらにはオットマンも備えるのでリラックスした体勢が取れるんです。約13時間のフライトでしたが、しっかり8時間眠ることができました(笑)。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(3)

機内のアメニティは「マリメッコ」とのコラボ

フィンエアーのアメニティは「マリメッコ」とのコラボ。ブランケットやネックピローのほか、持ち帰れるトラベルキット(シートによって異なります)にはアイマスク・耳栓・歯ブラシなど旅を快適にするアイテムが揃っています。コレ、自分へのちょっとしたお土産にぴったりですね。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(4)

空港ではムーミンがお出迎え

フィンランドのおすすめスポット20選+α
▲ 空港内にはムーミンのカフェも併設。
ヘルシンキ・ヴァンター空港に着くとムーミンカフェがお出迎え。クッキーなどのお菓子類も揃っているのでお土産に迷ったら帰りに立ち寄るのがオススメです。空港内にはグッズを扱うムーミンショップもあるので併せて訪れるのも◎。

ちなみに「ムーミン」の作者トーベ・ヤンソンはヘルシンキ生まれのスウェーデン系フィンランド人。そのため母語はスウェーデン語だったそう。私自身、ムーミンはスウェーデンのキャラクターだと思い込んでいましたが、その理由は作者のルーツにあったんですね。誰もが知ってるムーミンについて、その故郷を訪れれば再発見があるのかもしれません。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(5)

自然を楽しむなら“ラップランド”へ

フィンランドのおすすめスポット20選+α
そんなヘルシンキ・ヴァンター空港から飛行機を乗り継ぎ、目指したのは北部ラップランドの主要都市「ロヴァニエミ」。片道1時間15分のフライトです。

ちなみに“ラップランド”とは北極圏に位置する広大な自然地域のこと。主にフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ロシアの北部にまたがるエリアを指します。冬は雪国と化しますが、初夏から秋にかけては涼しくて陽も長く、避暑地としても人気です。

天気が良ければオーロラが見られるので、せっかくなら長期滞在で過ごすのがオススメ。ちなみに今回は4泊でしたが、残念ながらオーロラは見られずでした(笑)。次回は1週間ほど滞在してリベンジするつもりです。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(6)

まず行くべきはロヴァニエミの「サンタ村」

人気スポットの「サンタクロース村」もロヴァニエミに位置しています。ちなみにここには“本物(公式)”のサンタがいて、この日私が会ったサンタは日本語が通じました(笑)。サンタクロースの家やおもちゃ工場など童心に戻れるアミューズメントも盛りだくさんなので、大人になった今こそサンタ探しを楽しんでみてはいかがでしょう?

ほかにもサンタ村には「マリメッコ」や「イッタラ」のアウトレットショップがあるので、買い物好きな彼女を連れて行けばよろこばれること請け合いですよ!
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(7)

ここからが北極圏!「Arctic Circle」を越える

フィンランドのおすすめスポット20選+α
「サンタクロース村」には北緯66度33分の北極線(Arctic Circle)が引かれており、これを越えると北極圏に入れます。ちなみにこのラインより北は、夏には一日中太陽が昇る「白夜」を、冬には太陽がまったく昇らない「極夜」を体験できます。彼女とともに「一緒に北極圏に入ろうね」なんて、ふたりの思い出作りにもぴったりなんです。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(8)

歴史と文化を知る「博物館」を訪れる

ラップランドの歴史や文化を知るならロヴァニエミの博物館「Arktikum, museum and science center(アルクティクム・サイエンスセンター)」を訪れるのが一番。広々とした建物にはカフェが併設され、休憩ついでに立ち寄るのもOKです。

吹き抜け構造の屋内は長さ180mもあり、巨大スクリーンでのオーロラ鑑賞など体験型コンテンツも充実。かつてのフィンランド人の生活や第二次世界大戦でナチスとソ連の板挟みになった歴史など、フィンランドのことを深く知ることができるので、文化や歴史が好きな彼女となら一緒に訪れてみるのもオススメです。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(9)

トナカイ肉は日本人でも食べやすい味

フィンランドのおすすめスポット20選+α
▲ ロヴァニエミの市街地にある「Roka Street Bistro (ロカ・ストリートビストロ)」のサンドイッチ。トナカイ肉がサンドされています。
フィンランドの食文化にも触れていきましょう。

日本でトナカイと言えばサンタのソリを引いているイメージしかありませんが、ラップランドでは生活に密着した動物です。

国の管理のもと約4万人のオーナーが放牧・飼育し、その個体数は20万頭ほど。日本で言うと牛や馬のような存在ですね。そのためトナカイは食用肉としても利用され、街中のハンバーガーやコンビニのサンドイッチなど、どこでもトナカイ肉を食べることができます。

ちなみにジビエのような“獣っぽさ”や“臭み”がないので日本人にも食べやすく、個人的には牛肉の赤身に近い印象。味は比較的淡白ですが、旨みはしっかりあるのでステーキにするのも好相性です。タルタルなど生肉で食べることもできるので、フィンランドに来たらさまざまなトナカイ料理を食べ比べてみてはいかがでしょう。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(10)

「スカイ キッチン&ビュー」はデートに最適

そんなトナカイ料理で特に印象的だったのは「スカイ キッチン&ビュー」のメニュー。広大な自然が目の前に広がる絶景レストランで、トナカイ肉のタルタルはこれまで食べた生肉料理の中でも抜群の美味しさでした。ステーキもジューシーな味わいで食べ応えもバッチリ。ホテル併設なのでそのまま泊まるもよし、美食なあのコと特別な時間を過ごせますよ。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(11)

ホテルのサウナは旅の醍醐味

フィンランドのホテルは基本的にサウナ付き。各部屋についている場合もあれば共用の場合もあります。そのほとんどがサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」式なので、サウナーならセルフでかけ放題でき、思う存分楽しめます。

ちなみにフィンランドは人口560万人に対して330万の公共・私有のサウナがあるのだとか。ホテルだけじゃなく観光スポットや湖畔、空港など至るところに設置されているので、さまざまなサウナを巡ってみるのもフィンランドトリップの醍醐味です。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(12)

ハスキー犬と触れ合いたいなら「Bearhill Husky (ベアヒルハスキー)」へ

自然が多いラップランドでは動物の飼育も盛んです。なかでも犬好きな彼女と訪れるなら「Bearhill Husky (ベアヒルハスキー)」がオススメ。多くのハスキー犬を育てており、運が良ければ生まれたての仔犬(パピー)を見ることも。雪深い冬には犬ぞり体験ができ、アクティビティ終了後はベリーティーとスイーツのおもてなしで身も心もあたたまります。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(13)

羊と触れ合いたいなら「Lapland Deluxe(ラップランドデラックス)」へ

ロヴァニエミの中心地からは離れますが、癒しを求めるなら「Lapland Deluxe(ラップランドデラックス)」が個人的にはピカイチです。先住民族サーミ人の古民家を改修した家を中心に、宿泊コテージ、羊牧場、サウナなどが併設され、サウナを出たらそのまま湖にドボンもできます。

ここの羊はとにかく人懐っこく、近寄ってきて頭をスリスリしてきたりと愛嬌も抜群。オーナー夫婦もホスピタリティが高く、伝統的なお菓子作りを教えてくれたり手料理を振る舞ってくれたりと、アットホームなくつろぎの時間を与えてくれます。宿泊コテージも広々として落ち着きがあり、「自然を楽しみながら癒されたい!」なんてカップルには本当にオススメです。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(14)

トナカイと触れ合いたいなら「Tuula's Reindeer(トゥーラおばさんのトナカイ牧場)」へ

よりラップランドを楽しむなら、ロヴァニエミからさらに350kmほど北上し、「イナリ」へ行ってみてはいかがでしょう。フィンランドで3番目に大きな「イナリ湖」を中心にしたこの地域では先住民族サーミ人の文化が色濃く残っています。

同地でトナカイ牧場を営んでいるサーミの末裔、トゥーラさんの家では観光客を受け入れており、サーミの文化やトナカイとの触れ合いを提供してくれます。

ちなみに、「トナカイのツノって1年で生え替わる」ってご存知でしたか? そんな豆知識もここでは教えてくれるんです。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(15)

自然のベリーは摘んでOK

ロヴァニエミからイナリへ向かう途中に訪れたのが「ARCTIC SKY(アークティックスカイ)」というアクティビティ施設。大自然の中、冬は雪遊びを、夏季は森林浴やヨガ、ベリー摘みといったアクティビティを提供してくれます。
フィンランドのおすすめスポット20選+α
▲ 雪解けの時期から秋にかけてはベリー摘みの季節。
ラップランドの森林には野生のベリーが実っているのですが、これらは自由に食べてOKだそう。というのもフィンランドには土地の所有者に損害を与えず、自然に敬意を払う限り、

* 森や野原などの自然区域を自由に歩き回ること
* 野生のベリーやキノコ、ハーブを摘むこと
* テントを張ってキャンプすること
* 湖や川で泳いだり、ボートを漕いだりすること
* サイクリングや乗馬をすること
* 冬はスキーをすること


が「自然享受権」として認められているため。ラップランドの多くの住民はビルベリー(ブルーベリー)、リンゴンベリー、クラウドベリー、クランベリーといったベリー類を夏季に摘んで冬に備えると言います。ラップランドに訪れた際は、そんなベリー摘みを体験するのもオススメです。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(16)

スモークサウナで“ととのう”

サウナ大国フィンランドの中でも、特に人気なのが「スモークサウナ」。その名の通り薪の煙をサウナに閉じ込めることで、熱と香りを同時に体感することができます。

「Fell Centre Kiilopää(フェル センター キーロパー)」では、そんなスモークサウナが楽しめる人気スポット。サウナで体を温めた後は目の前の川にドボン。水着着用なので大自然の中でふたりで“ととのう”ことができるんです。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(17)

オーロラを狙うならこのホテル

「Santa's Hotel Tunturi(サンタズ ホテル トゥントゥリ)」はオーロラ観測ができるロケーションで人気。天気の良い日はホテル周辺でオーロラを見ることができると言います。

広い敷地に宿泊棟が点在し、メイン棟のレストランではフィンランドの伝統的なメニューを楽しむことも。冬はスノーリゾートも充実しているので、雪遊びとオーロラをメインにするならココに宿泊するのが良いかもしれません。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(18)

イナリのグルメスポット「Aanaar(アーナール)」

ラップランドの中でもグルメが集うと言われているのがこちら、「Wilderness Hotel Juutua(ワイルダネス ホテル ジュータ)」内の「Aanaar(アーナール)」。1930年代から続く歴史のあるレストランで数多くの受賞歴を誇ります。

メニューは地産のものを使い、イナリ湖で獲れた白身魚のグリルにトナカイハートのタルタル、ブルーベリーソースを添えたレモンスポンジケーキなど、ここでしか食べられないレシピばかり。ワインの数も多く、グルメなあのコもきっと満足するはず。
フィンランドのおすすめスポット20選+α
ちなみに「Wilderness Hotel Juutua(ワイルダネス ホテル ジュータ)」はジャグジー付きの共用サウナがあり、お酒を飲みながらゆっくりくつろげるので個人的には今回のベストサウナでした(笑)。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(19)

帰りは空港のサウナで旅の疲れを癒す

ラップランドを楽しみ尽くしたあとは残念ながら帰路の途へ。

ですが、「ヘルシンキ・ヴァンター国際空港」のフィンエアーラウンジではサウナを完備し、最後のひと汗が叶います。タオルやベンチも用意されているので、手ぶらで入れるのもうれしいポイント。ビジネスクラスなどの限られた乗客のみとなりますが、これなら旅の疲れもリフレッシュできちゃいますよね。さすがフィンランド、最後までサウナ大国でした(笑)。
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◼︎ “モテる”フィンランドの歩き方(20)

ラウンジではトナカイ肉のハンバーガーも

ちなみにビジネスクラスのラウンジには、フィンランドのご当地メニューを取り入れた食事やドリンクが勢揃い。トナカイ肉のハンバーガーや北欧魚のムニエルなどの料理が豊富に並びます。帰国の際にはこのラウンジでフィンランド料理をしっかり食べ納めしておきましょう。
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おまけ①

旅の途中、「Taimenjärvi(タイメンヤルヴィ)」という小さな湖で魚釣りをしたのですが1匹も釣れず。地元のガイドさんが(事前に用意していた)サーモンの直火焼きを作ってくれたのが心に沁みました(笑)。
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おまけ②

ラップランドと先住民族サーミは切っても切れない関係。カンガスニエミさんのハンドクラフトワークショップではトナカイのツノを使ったアクセサリーを作ったり、サーミ博物館ではサーミの伝統衣装について学んだりと、フィンランドについてほとんど無学だった私、とても勉強になりました(笑)。

一度訪れたら虜になる国、フィンランド。長期休暇が取れたらまた訪れます!

■ お問い合わせ

フィンエアー http://www.finnair.co.jp/

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