腕時計を“好きな色”で選ぶ時代がやってきた！-2-

高級時計のカラーリングはコンサバだ、というのは、もはや昔の話でしょう。ブルーやグレーに加えてバーガンディも人気です。そして昨年はグリーンがブレイクしました。時計業界を見回すと、さまざまなカラーリングが花盛りといった状況です。

その背景には、時計をアクセサリーとして楽しむ人が増えていると同時に、時計ブランド側の素材と加工技術の進化という理由があります。その結果パープルやオレンジといった個性的な色さえも、増えつつあるのです。

こうなると今後は、時計の色からファッションのコーディネートを決めるなんてことになるかもしれませんし、T. P. O.に応じて時計の色を変えてもいいかもしれません。色を楽しむということは、時計を付けること自体を楽しむということ。そんな自由さが、オヤジさんを魅力的にするのです。

マンハッタン・ブリッジの構造をイメージしたダイヤルデザインに、華やかなオレンジを組み合わせた限定モデル。航空宇宙産業で使われるザリウム素材のグレーメタリックの力強さを、ポップに見せています。

パイロットウォッチは、視認性を確保するために濃色のダイヤルが好まれますが、このモデルはマットなサンドカラーを採用。これはアメリカ海軍最大の兵器基地があるモハーヴェ砂漠をイメージしたもので、世界観を色で表現。

色の使い方で時計の印象は左右されますが、ブラウンとゴールドの組み合わせにはレトロな雰囲気があるので、チューダーの定番モデルであるGMTモデルとまさに好相性。さらにブラウンのレザーストラップを組み合わせれば、ヴィンテージウォッチのような貫禄ある印象になります。

マットグレーのケースにオリーブのダイヤルを合わせてファッション感度を高めた、都会派クロノグラフ。オレンジ色の差し色も効果的に効いており、アクセサリー感覚で楽しみたいところ。6時位置のLVロゴはスモールセコンド。

モンブラン初となるダイバーズウォッチ。傘下に収めたミネルバの時計が冒険者から愛されていた歴史を踏まえ、ダイヤルのデザインは海ではなく氷河や氷山をイメージ。このグリーンダイヤルは、氷雪藻が発生した時に作られる極圏のグリーンアイスの色合いを表現しています。

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