旅先のドレスアップは“お月見時計”でロマンティックに

旅先のラグジュアリーホテルのレストランで女性と食事。こんなシーンにはジャケットなどできちんと装うのがオトナの嗜みでしょう。とはいえ、あまり真面目すぎる格好では面白みのないオトコと思われます。モテに繋げるにはやはり、ちょっぴりの愛嬌や遊び心を添えないと。

デザインや機構に何らかの特徴のある時計は、それを担うのにうってつけのアイテム。なかでも女性をロマンチックなムードに誘うのに最高に使える存在が、ムーンフェイズを搭載したモデルだと進言いたします。

ご承知の通り、ムーンフェイズとは月齢表示機構のことです。月の満ち欠けを正確に表示する時計複雑機構の古典ですが、実用性ウンヌンよりそのアイキャッチ効果こそがオヤジには重要。

キメたスタイルで彼女をお迎えし、席に着いたら袖口からお月様がチラリ……。こういうちょっとしたサプライズのできることが、ムーンフェイズ最大の魅力だと思うわけで。お月様を見て「可愛い♡」と反応があったところから、月や宇宙とからめたロマンティックなトークも展開できますからね。

残念ながら、女性には複雑機構の価値をわかってもらえないこともしばしば。その点、アイキャッチなムーンフェイズならほとんどの女性が興味を抱いてくれるはず。旅先の長い一夜を過ごすのにも、まさにぴったりな時計なのです。

着用した腕時計は、1時と2時の間にムーンフェイズを備えた、ブレゲのクラシック パーペチュアルカレンダー 7327。お月様の背景となる夜空をはじめ、針やストラップを綺麗なブルー基調で揃えたことで、とても澄み切った印象です。

ゆえに、ネイビー×ホワイトで爽やかにまとめたブレザースタイルなんかとは抜群の相性。こんなスタイルで彼女の前に現れたら、絶対に喜ばれることでしょう。

名門ブレゲを代表するコンプリケーションモデルとして長年人気を博したパーペチュアルカレンダーの後継機。クラシックなデザインはそのままに、前作にあったパワーリザーブインジケーターを廃するなど、よりすっきりとしたレイアウトに生まれ変わりました。

ムーンフェイズのお月様は、表面をハンマーで叩いて月面をリアルに表現。その背景にはブルーのラッカーにスパンコールを施し、光の角度で星々がきらめく様を表現しています。

サンレイ・サテン仕上げのミッドナイトブルーの文字盤上を、スノーセッティングされた無数のブリリアントカット・ダイヤモンドがちりばめられたロマンチックかつ贅沢なモデル。

文字盤中央部には三日月型の窓から、スパンコールのエナメル上にポリッシュ仕上げの月と星が浮かび上がり、独特の詩情を一層高めています。ちなみに、ダイヤルとケース全体で使用するダイヤモンドは305個（約1.51カラット）！

小窓で曜日と月、ブルースチールのサーベント針で日付を表示するコンプリートカレンダーは、1983年の登場以来ブランパンの複雑機構を代表する存在。通常ムーンフェイズが組み合わされ、そのロマンティックな佇まいから多くの人を虜にしてきました。

とりわけクラシックなデザインと組み合わせたヴィルレ コンプリートカレンダーは2010年に誕生し、高い人気を誇ります。優雅な丸みを持つダブルステップベゼルやほっそりしたインデックス、セージの針を切り取った時分針などがメゾンらしい格調を感じさせるなか、ムーンディスクのどこかユーモラスな表情の月が可愛らしいアクセントになっています。こんなモデルが腕にあれば、女性との会話も弾むこと請け合いです。