パテック フィリップ『ゴールデン・エリプス』がブレスレットでよりセクシーに変身♡

ワインの当たり年をヴィンテージイヤーと言いますが、2024年の時計界はさまざまなアプローチにてブランドの名作アーカイブに時代感ある艶をプラスした快作が目立ちました。つまりは艶クラシコ時計のヴィンテージイヤーだったのです。

黄金の楕円を意味する名のとおりの特徴的なケースフォルムにより、パテック フィリップのドレスウォッチのなかでも、異色の存在として知られる『ゴールデン・エリプス』。

腕元を個性的に彩る時計を求めるオヤジさんに支持されてきましたが、今年発表された現行コレクション初のブレスレット仕様で、改めてそのセクシーな魅力に気づいた方も多いはず。

それほどチェーンスタイルのブレスレットは、ゴールデン・エリプスのデザインと見事に調和。まるでローズゴールドを編み上げたかのように見えますが、これは363個ものエレメントから成る複雑な構造の賜物です。

結果、ゴージャスに煌めき、極薄の楕円時計が備えるある種のエロティシズムを、極限まで引き出すことに成功。名門メゾンが、外装面においても壮絶な技術力を有すことを、存分に見せつけた快作です。

1968年に誕生し、2008年の大径化以降も、厚さ5.9mmと、ブランドで最薄ケースである名作楕円時計。363個のパーツで構成され、そのうち300個以上のリンクを手組みした新開発のブレスレットは、驚くほどしなやか。超薄型の自動巻きムーブメント、キャリバー240を搭載。