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2025.02.18

歴史的なラグスポ時計「222」がついに完全復活!

腕時計のプロたちが魅了された1本をリコメンドする本企画。今回はライター/エディターの長谷川 剛が「ヴァシュロン・コンスタンタン」の『ヒストリーク・222』を選びました! 時計好きから復活を待望されていたラグスポ時計が、見事にリバイバルされたのです。

CREDIT :

文/長谷川 剛(TRS) 編集/岸澤美希(Web LEON)

腕時計のプロたちが魅了された1本をリコメンドする本企画。今回、ライター/エディターの長谷川 剛が選んだのは、ヴァシュロン・コンスタンタンのヒストリーク・222です。

選者:ライター/エディター 長谷川 剛

人とは違ったラグジュアリースポーツウォッチが欲しいなら狙い目です!

「ヒストリーク・222」自動巻き、SSケース(37mm)×ブレスレット。50m防水。ヴァシュロン・コンスタンタンのブティック限定販売。475万2000円/ヴァシュロン・コンスタンタン
腕時計 連載 プロ 一本取られました
時計シーンの大きなトレンドとして見逃せないラグジュアリースポーツウォッチ、通称「ラグスポ」の流れ。やはりそれなりの地位や年齢を得たオトコなら、ここ一番の時計はラグジュアリー(ドレッシー)でありたいたいと願うものです。
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例えば、シックでお上品なスーツに樹脂ケースのデジタルウォッチの合わせでは、遊びが効きすぎて誤解を招きかねません。しかし、だからといってシンプルなだけの薄型2針時計では、ちょっと大人しく、ありきたりに見えてしまいます。

それは現在のドレス的なスタイリングが、どこかにスポーティで快活な要素を取り入れ仕上げるものだから。そんなファッション的な流れも手伝って、大人っぽく今風にカッコ付けるのならラグスポ時計がマストとなるのです。

ヒストリーク・222は、ヴァシュロン・コンスタンタンが現在打ち出すラグスポの逸品オーヴァーシーズに連なる伝説のスポーツモデルです。そもそもオリジナルの222は、同ブランドの誕生222周年を記念して1977年にリリースされた特別ピース。

デザインは鬼才 ヨルグ・イゼックが手掛けており、当時の時計シーンに衝撃と革新をもたらした名品と言われています。刻みを持ったフルーテッドベゼルにケース一体型の流麗なブレスレット、裏ブタをもたない気密性のあるケースにより、120mもの防水性を備えていました。
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今見ても確かな堅牢性とひと目でソレとわかるアイコニックな個性、そしてドレススタイルにマッチするエレガンスをバランス良く完備したスペックです。その歴史的名品が、なんとほぼルックスはそのままに、各所を現代的にアップデートさせ、見事にリバイバルを果たしたのです。
「ヒストリーク・222」自動巻き、SSケース(37mm)×ブレスレット。50m防水。ヴァシュロン・コンスタンタンのブティック限定販売。475万2000円/ヴァシュロン・コンスタンタン

「渋好みの要素を備えたヴィンテージ感あるラグスポ」(長谷川)

「ヒストリーク 222」自動巻き、SSケース(37mm)×ブレスレット。50m防水。ヴァシュロン・コンスタンタンのブティック限定販売。475万2000円/ヴァシュロン・コンスタンタン
▲ 「ヒストリーク・222」自動巻き、SSケース(37mm)×ブレスレット。50m防水。ヴァシュロン・コンスタンタンのブティック限定販売。475万2000円/ヴァシュロン・コンスタンタン
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個人的には、いくらラグスポ人気といえど、すでに広まったトレンドに大股で乗っかるのも自分としては少々気が引けていました。と言うのも、自分は分かりやすいゴージャスさをあえて避け、普段は渋好みのヴィンテージウォッチばかり付けるキャラだから。

しかしながら、ハレの日くらいは誰もが一目置くハイブランドのラグスポで、素敵なオトナを演じてみたい……。そんな天の邪鬼な欲求を持て余していたわけです。そして、とうとうその望みに応える一本が満を持して登場し、「コレは!?」となった次第です。

個人的な推しの部分は「控えめ感」と「70年代の雰囲気」、それに老舗メゾンならではの「圧倒的なオーラ」。数字をもたないバーインデックスの盤面はともすると簡素な印象です。しかし、それによりドレッシーなスーツやジャケットに静かな気品を添えてくれるはず。

加えて70年代風のバー型時分針は、どこかお馴染み感があり、自分好みの古着スタイルにマッチしそうなヌケ感があります。また、緻密な作りや念入りの仕上げ、霊験あらたかなマルタ十字の威光などが重なることで、スチール時計でありながら、重厚なハイクラス感も併せ持っています。
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ただ一点、悩ましいのは防水性が5気圧(約50m)というところ。ここはオリジナルに倣って120m防水を死守していただきたかった。だって、夏ともなればラグジュアリーなホテルのプールサイドに颯爽と付けていきたいじゃないですか……。

その代わりではないでしょうが、本作はシースルーバックから22金のローターがじっくり観賞できるオマケ付き。ヴィンテージ好きの自分は、コレクションの古時計の場合、自前でケースを開けてムーブメントをダイレクトに眺めたりしますが、ケースを開けずに機械を愛でられるのは、手軽に所有欲を満たしてくれる気の利いたディテールと言えるでしょう。

総合的に考えてヒストリーク・222こそは、自分にぴったりのヴィンテージ感ある歴史的なラグスポ。これはもう、一本取られたと言わざるを得ないのです。
腕時計 連載 プロ 一本取られました
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長谷川 剛(はせがわ・つよし)

● 長谷川 剛(はせがわ・つよし)

各種ファッションメディアを中心に、男性の服装や時計についてのページを手掛けるライター、時々エディター。バイクと古い服と時計好き。老近眼。

■ お問い合わせ 

ヴァシュロン・コンスタンタン 0120-63-1755

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