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2025.04.09

時計通も唸る! パテック フィリップの新作時計【ウォッチズ&ワンダーズ 2025】

操作性の良いコンプリケーションに注力し続けている「パテック フィリップ」。ウォッチズ&ワンダーズ 2025でも驚きの超複雑モデルを発表しました! その一方でシンプルな『カラトラバ』や『CUBITUS』のバリエーションもラインナップされ、気になるモデルが大豊作です。

BY :

文/長谷川 剛

ハイコンプリからシンプルな3針まで、卓越した技術が光るパテック フィリップの新作

「グランド・コンプリケーション」(Ref.5308G-001)自動巻き、18KWGケース(42mm)、アリゲーターストラップ。1億9588万円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
実用性と信頼性を両立させた“使える”コンプリケーションモデルの拡充に努めている、近年のパテック フィリップ。

2011年にはミニット・リピーター、シングルプッシュボタン・クロノグラフ、および瞬時日送り式窓表示永久カレンダーを組み合わせたRef.5208を発表。それは同社のトリプル・コンプリケーションとして初めてクロノグラフを擁した自動巻きモデルであり、超複雑タイムピースの作り手として、揺るがぬ地位を得る契機となりました。

ウォッチズ&ワンダーズ 2025では、複雑機構を重ねたグランド・コンプリケーションから、ヴィンテージウォッチファン垂涎の手巻きモデル、新コレクションのCUBITUSのバリエーションと、時計通を唸らせる魅力的な15モデルを発表。

なかでも絶対に見逃せない要注目の4本をピックアップしてご紹介します。今年もパテック フィリップから目が離せそうにありません!
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ブランドの技術力を誇示する至高のカドラプル・コンプリ

「グランド・コンプリケーション」自動巻き、18KWGケース(42mm)、アリゲーターストラップ。1億9588万円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
▲ 「グランド・コンプリケーション」(Ref.5308)自動巻き、18KWGケース(42mm)、アリゲーターストラップ。1億9588万円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
2023年のウォッチアート・グランド・エキシビション(東京)にて15本限定で紹介された、カドラプル・コンプリケーションが新たにリリースされました。ミニット・リピーターと瞬時日送り式窓表示永久カレンダー、それに2つの革新機構を備えたスプリット式クロノグラフの搭載がポイントです。

搭載する新型ムーブメントCal.R CHR 27 PS QIは、特にエネルギー消費の低減化により、高い信頼性を獲得しています。クロノグラフ秒針車には通常、摩擦バネが装備され、軽い制動を添えるがゆえにエネルギー消費がかさみがちですが、新型キャリバーでは従来型のクラッチ歯車から革新的なバックラッシュ補正クラッチ歯車に置き換えエネルギー消費を抑えています。

もうひとつの革新は、クロノグラフの使用時に起こるスプリット秒針レバーの摩擦軽減。これによりクロノグラフ使用時でもテンプの振り角への影響を最小限に抑え、精度を保ちます。そんな超複雑モデルでありながら文字盤レイアウトは整然とし、新しいアイスブルーの色味が実にエレガント。爽やかかつ最上にリッチな選択肢です。
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日常使いで満足感深まる新たなる8日巻きコンプリ

「カラトラバ」自動巻き、18KWGケース(41mm)、ファブリック柄のカーフスキンストラップ(トープ・カーフスキンストラップも付属)。1119万円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
▲ 「カラトラバ」(Ref.5328)手巻き、18KWGケース(41mm)、ファブリック柄のカーフスキンストラップ(トープ・カーフスキンストラップも付属)。1119万円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
よりデイリーに機械式時計との生活を楽しみたい人には、こちらのカラトラバ(Ref.5328)がおススメです。6時位置に瞬時送り式曜日表示(表示窓)と日付表示(指針)、12時位置に8日間のパワーリザーブ表示を備えたコチラは、シンプルな文字盤レイアウトやカジュアルなアラビア数字により、休日のデニムスタイルなど大人カジュアルな着こなしにもマッチする一本。

ただしメカニズム的には高度な技術が惜しみなく注がれており、高級複雑時計ならではの満足感をもたらしてくれることは確実。軽量性、硬度、耐磁性に優れたシリコンベースのSilinvar®製アンクルとガンギ車を擁するPulsomax®脱進機により、8日間パワーリザーブが保証されているのもうれしい限りです。

さらに、ケース側面にはクル・ド・パリ装飾が施され、さりげなくも表情豊かに腕元を演出します。
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“クンロク”の系譜を継ぐ味わい深い新型カラトラバ

「カラトラバ」(Ref.6169P-001)自動巻き、PTケース(38mm)、アリゲーターストラップ。746万円(税込み)/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
▲ 「カラトラバ」(Ref.6169P)手巻き、PTケース(38mm)、アリゲーターストラップ。746万円(税込み)/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
複雑機構を詰め込んだモデルも魅力的ですが、そもそもカラトラバは1932年初出のRef.96(通称“クンロク”)に端を発する歴史的コレクションです。バウハウスの理念に基づきデザインされた端正な丸形ケースは、ミニマル美を貫いた合理的な完成度を当時から備えていました。

以来1980年代にはRef.3796、そして2004年にはRef.5196が打ち出されてきましたが、今季新たにクンロクの系譜を正統に受け継ぐ手巻き式のRef.6196が登場し、ファンを喜ばせています。

サーモンピンクのローズゴールドめっきオーパリン文字盤はヴィンテージ感たっぷりですが、ブラックのアントラサイト・ホワイトゴールド・ファセット仕上げインデックスと針を組み合わせたことで、懐かしくも新鮮な印象に。しかも、プラチナケースの側面、6時位置には一粒のブリリアントカット・ダイヤモンドがセットされ、特別感もひとしおです。

そして、先代のRef.5196のケース径は37mmであったのに対し、本作は38mm。内蔵するムーブメントCal. 30-255 PSとのバランスも理想的で、完璧なプロポーションに仕上げられています。
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注目の新コレクション「CUBITUS」のバリエーションも拡充

「CUBITUS」(Ref.7128/1R-001)自動巻き、18KRGケース(40mm)×ブレスレット。1213万円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
▲ 「CUBITUS」(Ref.7128)自動巻き、18KRGケース(40mm)×ブレスレット。1213万円/パテック フィリップ(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)
2024年10月に25年ぶりとなる新コレクションとして発表されたCUBITUS。モダンなスクエアケースを採用したことで、時計愛好家たちを驚かせました。

さて、本作ではケース径を45mmから40mm(10-4時位置)へサイズダウンし、より多様な人の腕元にフィットするようになりました。こちらの18Kローズゴールドケース×ブラウン・ソレイユ文字盤の組み合わせはより艶っぽい印象です。よりスポーティーな印象の18Kホワイトゴールドケース×ブルーグレー・ソレイユ文字盤もラインナップ。サイズ、ケース素材、カラーで選べるようになりました。
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※価格はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター 03-3255-8109

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