超軽量な『アルパイン イーグル』から9日巻きドレスウォッチまで、ショパールの新作時計【ウォッチズ＆ワンダーズ 2025】

ショパールは2019年の初出以来、ラグスポシリーズのアルパイン イーグルの拡充を続けています。これまでも、独自のアップサイクル素材のルーセントスティール™を導入し、さまざまな複雑機構も搭載してきましたが、ウォッチズ＆ワンダーズ 2025では、薄型フライングトゥールビヨンや、軽量なハイビートモデルを新たにラインナップ。

さらに、ジュエラーならではのセンスを生かした美麗なミニッツリピーター、L.U.C クアトロの25周年モデルなど、ドレス系も魅力的な新作が豊作です！

2019年に登場したアルパイン イーグルは、ショパール初のスポーツウォッチであったサンモリッツにインスパイアされたラグジュアリースポーツウォッチ。これまで、フライバック機能を備えたクロノグラフや高振動モデルに加え、2022年以降はフライングトゥールビヨン搭載モデルも発表してきました。

新作のアルパイン イーグル フライング トゥールビヨンでは、厚さわずか3.3mmのムーブメントCal.L.U.C 96.24-Lを搭載！ ケース厚もわずか8mmに抑え、上品かつ軽やかなコンプリモデルに仕上げました。

爽やかな文字盤のカラーは、アルプスを流れるローヌ川をイメージ。6時位置の開口部からは、トゥールビヨンが軽やかに鼓動し、見る者の目を喜ばせてくれます。

アルパイン イーグル 41 SL ケイデンス 8HFは、高振動モデルの第三弾となる250本の限定エディション。モデル名に冠された「SL」は、“Super Light”を示しており、アルパイン イーグルコレクションにおいて、間違いなく最軽量をマークする一本です。

軽量の秘訣は、リューズやベゼルに加え、クロノメーター認定の高振動ムーブメントCal.Chopard 01.14-Cの地板とブリッジにもセラミック加工チタンを使用した点。つまり、ムーブメントの軽量化まで実現しているのです。

セラミック加工ケースにはスポーティーなビーズブラスト仕上げを施し、チタン製のピッチブラック文字盤にはオレンジのアクセントで美しいコントラストを演出。アクティブ派にうってつけのクールな超軽量モデルです。

ショパールが得意とするコンプリケーションのひとつがミニッツリピーター。新作L.U.C フル ストライク レヴェレーションでは、モノブロックサファイアクリスタル製ゴングを備えたミニッツリピーター機構を18Kエシカルイエローゴールド製ケースに搭載し、鳴り物マニアの耳目を集めています。

通常、ミニッツ・リピーター機構の打鐘で使用されるエネルギーは巻き上げレバーの作動で充填されますが、搭載するCal.L.U.C 08.01-Lではリューズから直接巻き上げられる専用の香箱に供給されます。この構造により、最も複雑かつエネルギー消費の多い12時59分のチャイムを12回分も鳴らせるほどパワフル。

また、一方向の回転のみを伝えるラチェット特殊伝動機構により、一定のリズムで打鐘をし、時と15分単位、および15分単位と分との間に無音の“空白”を生じさせません。聴き心地をとことん追求した一本です。

ショパールが4つの香箱を2つずつ積み重ね、全長1.885mのゼンマイを搭載したクアトロムーブメントを発表したのは2000年のこと。この唯一無二の機構により脱進機に一定のエネルギーを供給し、実に約216時間（9日間）という驚異的かつ安定的なパワーリザーブを実現。また、毎時2万8800回振動するテンプにより規則正しく動作し、その精度はスイスクロノメーター（COSC）も認定済みです。

そんな初代L.U.C クアトロから四半世紀の時を経て、最新のL.U.Cのデザインコードを踏襲しつつ再解釈を施した新作L.U.C クアトロ‐マーク IVが発表されました。

9日間パワーリザーブというタフなムーブメントを搭載しながら、ケース径は39mm、厚さ10.4mmと、ドレスな腕元に絶好なスリムボディ。スモールセコンドとデイト表示を6時位置に集約させた文字盤デザインも実にスマートです。

L.U.C ヘリテージ EHG ムーン 122は、2024年に創立200周年を迎えたジュネーブ時計学校（EHG）とショパールの長年のパートナーシップを記念した、20本限定の特別なムーンフェイズモデル。クロノメーター認定とジュネーブ・シールの品質認証を得た、新開発の手巻きムーブメントCal.L.U.C 63.04-Lは、122年45日に1日の誤差という高精度なアストロノミカルムーンフェイズ機構を搭載。

銀河を思わせるアベンチュリン文字盤には熟練の職人技によって星座が描かれ、3時位置にはローズゴールド製の月、9時位置のスモールセコンドには北極点から見た地球が鎮座しています。

実は、ショパールはEHGと20年以上にわたって共同でスクールキャリバーを開発・提供しており、次世代の時計職人育成に貢献しています。単に美しいだけでなく、伝統の時計技術の継承というエピソードも備えた限定モデルです。