2018年S.I.H.H.は、周年記念モデルで華やかに開幕！

ここ数年、1月に開催されているスイス、ジュネーブのS.I.H.H.（＝ジュネーブサロン）は、言うなれば、時計の新しいシーズンの幕開け。今年の時計業界の潮流を占うものでもあります。そして今年のS.I.H.H.で、まず目に付いたのが周年記念モデル。時計ブランドは数多くあるため、毎年、周年記念はあります。が、しかし。今年は周年記念モデルが当たり年。

例えば、ＩＷＣは創業150周年を記念し「パイロット」「ダ・ヴィンチ」「ポルトギーゼ」「ポートフィノ」の4つのジュビリーコレクションと、過去の懐中時計をオマージュした特別モデルの、全5つのコレクションで全28種の限定モデルを発表。オーデマ ピゲはラグジュアリースポーツの名作「ロイヤル オーク オフショア」が誕生25周年。などなど、魅力的な周年記念モデルが多数登場し、今年の時計のシーズンはスタートから華やかな感じ。新作時計からますます目が離せません！

今年はラグジュアリースポーツの祖「ロイヤル オーク」の進化モデル「ロイヤル オーク オフショア」の誕生25周年。それを記念した、オリジナルの完全復刻モデルがこちらです。ダイヤルのプチタペストリーや奥まった日付表示など、細部まで完全再現されているのが見ドコロ。

1968年製「メモボックス・ポラリス」の誕生50周年を記念し、新しいコレクション「ジャガー・ルクルト ポラリス」を発表しました。これはオリジナルと同じアラーム機能搭載のモデル。バニラカラーのスーパールミノヴァ™などヴィンテージテイストも格好いい。

2018年はボーム&メルシエが日本に初めて輸入されてから50年目。それを記念し、日本で人気の「ケープランド」の日本限定特別モデルを発表しました。アラビア数字からバーインデックスに変えるなど、よりシンプルでシャープな印象に。ブルーの色使いも洒脱です。

懐中時計の歴史的名作をオマージュした創業150周年記念の特別限定モデル。オリジナルと同じ画期的な「時」「分」の回転ディスク式大型デジタル表示を再現したのが特徴で、同機構の腕時計の搭載はブランド史上初。美しいラッカーダイヤルも魅力です。

自由な色彩で腕元を遊ぶ
ケースやダイヤル、ストラップなどに多彩な色使いを施すのはここ数年の時計界で一大トレンドですが、今年のS.I.H.H.ではそれがさらに加速。ブルーやグリーンがトレンドカラーです。

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本誌8月号（6/24発売）では、時計特集をお送りします。そちらもお楽しみに！