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2024.07.25

自分仕様にも彼女仕様にも! 究極の一台にオーダーできるロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」

クルマで招く、ではなく、クルマに招く。そんな言葉がぴったりなのが、ロールス・ロイスが2024年5月に発売した「カリナン・シリーズⅡ」。「部屋においでよ」的な感覚で彼女を誘えば、世界にも類を見ない、豪華絢爛なめくるめく世界を味わってもらえるはずであります。

CREDIT :

文/小川フミオ 写真/Rolls-Royce  Motor Cars

よりスポーティに、もっとラグジュアリーに進化

ロールス・ロイス カリナン・シリーズⅡ ブラックバッジ
▲ ボンネット先端のマスコットは室内のボタンにより電動格納式。
世界最大、530.20カラットを誇るダイヤモンドを車名にしたカリナン。6.75リッター12気筒ターボエンジンで4つの車輪を駆動する、ロールス・ロイス肝煎りのSUVです。シリーズⅡになって、フロントマスクの意匠が変わり、スポーティな雰囲気が強くなりました。
ロールス・ロイス カリナン・シリーズⅡ ブラックバッジ
▲ 後席ドアは後ろヒンジで開くので乗降性は良好。 
全長5355mm、全高1835mmの車体に、後席は、リムジン感覚の2人がけ、あるいは機能性の高い3人がけ、と仕様も好みで選べます。
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フルオーダーできる車内は、すばらしい仕上げ。「スターライト・ヘッドライナーに実際の星座を再現する、愛する土地にちなんだ色のペイントを特別に創り出す、貴方の冒険の入り口であるトレッドプレートにメッセージ、モチーフ、名前を刻むなど」無限の想像力を解き放つ、とロールス・ロイスではうたっています。
ちなみにスターライト・ヘッドライナーとは、夜空に見立てた天井に星のようにLEDがちりばめられてキラキラと輝くオプション。夜になると、星降る夜空の下をフルオープンで走るような感覚が味わえます。また、トレッドプレートとはドアを開けたとき脚を載せる金属製のプレート。通常はメーカー名が刻印されていますが、そこもフルオーダー可能なのです。
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私がカリナン・シリーズⅡに乗ったのは、24年6月。舞台は、スペイン・イビサ島でした。1960年代から英国のミュージシャンや画家といった、自由を好む富裕層に好まれてきた土地であります。実際、空港に行くと、英国のさまざまな土地へと向かうフライトの多さに驚くほどです。
ロールス・ロイス カリナン・シリーズⅡ ブラックバッジ
▲ パンテオングリルは巨大ですがヘッドランプまわりの意匠が変更 
自動車メーカーが試乗会に選ぶ場所は、ワインディングロードがえんえん続いている山岳地帯だったり、スピードを出して走っていける高速道路網が完備されている土地だったりしますが、イビサ島は、上記のように、カリナン・シリーズⅡの雰囲気によく合っているとして選ばれたのでしょう。

カリナン・シリーズⅡは最高出力420kW、最大トルク850Nm。数値だけみてもかなりのパワーですが、おもしろい、というか、ロールス・ロイス的なのは、やたらパワフルと感じられるクルマを作ることが目指されていない点です。
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慣れるとやみつきになる、独特のハンドリング

ロールス・ロイスは、カリナン・シリーズⅡの操縦感覚をして「エフォートレス」なる言葉を使います。なにひとつ無理しないで走れるっていう意味で、アクセルペダルを軽く踏むだけで、スムーズな加速が得られるし、ハンドルも力を入れずに操舵すれば、車体はすっと思った方向へと向いてくれます。
ロールス・ロイス カリナン・シリーズⅡ ブラックバッジ
▲ どんな風景の中に置いても似合うデザイン。 
ちょっと前まで、ロールス・ロイス車の操縦感覚は独特で、ハンドルを動かしても、どこへ車体が向くのか、ぱっとわからない。ちょっと極端ですけど、いわゆる”当て勘”でもって、”このカーブを曲がっていくにはこのぐらい切ればいいかな”と考えながら、操舵していました。
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最近の「ゴースト」や「スペクター」はもっとぐっとダイレクト感が増していて、ドライブする楽しさが味わえるようになっています。カリナン・シリーズⅡも例外でなく、エフォートレスなんですが、人とクルマの一体感がしっかりあるのです。

イビサ島のドライブコースは狭めのワインディングロードが多かったのですが、車体の反応がよいのと、後輪操舵システムのおかげで、サイズを持て余すことはありませんでした。
ロールス・ロイス カリナン・シリーズⅡ ブラックバッジ
▲ イビサ島の海岸線は道幅が狭いんです。
乗っているうちに、ちょっと独特の操縦感覚に慣れて乗りこなすのが楽しくなってきます。50キロも走ると、ドライバー席から降りたくない、なんて思うようになってしまいました。それはおそらく、私だけではないのではないでしょうか。
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シリーズⅠに対して、動力性能はほぼ不変。「そこはクライアントから不満が出ていないし、私たちもいたずらにいじる必要がないと考えました」と、ロールス・ロイス本社でプロダクトスペシャリストとしてかかわってきたケンザ・サーディ氏は言います。

ホイールベースは3295mmもあるので、後席の居心地のよさはリムジンなみです。しかも先述したとおり、シート地、各部のウッド、スターライト・ヘッドライナーなどの快適装備が、かなり自由に選べるので、もてなし感ではハンパないものがあります。
ロールス・ロイス カリナン・シリーズⅡ ブラックバッジ
▲ ブラック・オン・ブラックのデュアリティ・ツイル。 
ロールス・ロイス カリナン・シリーズⅡ ブラックバッジ
▲ 「スピリット・オブ・エクスタシー・クロック・キャビネット」新採用。
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とくにシリーズⅡでは、インフォテイメントシステムがアップデートされ、車内で音楽や映像がよりハイクオリティで楽しめるようになっているうえ、「デュアリティ・ツイル」(二重綾織り)という凝った織りのファブリックのシート地も選択可能になりました。

オーナーが自らハンドルを握る、孤高のラグジュアリーSUV

しかし、しかしですよ、ロールス・ロイス本社の担当者によると、カリナンに乗るひとの「98%」が自分でハンドルを握るんだそうです。カリナン・シリーズⅠの発表は2018年。以来おかげで、ロールス・ロイスのオーナーの平均年齢は56歳から43歳に、グッと若返ったといいます。

実は、この余裕あるサイズのSUVを積極的にドライブして楽しみたいっていうオヤジさんのために、もう1モデル、いいものが用意されています。それが「ブラックバッジ・カリナン・シリーズⅡ」。先代のカリナン・シリーズⅠやゴーストなどにも設定されている、若々しい仕様で、車内のインフィニティマークがいわば商標です。
ロールス・ロイス カリナン・シリーズⅡ ブラックバッジ
▲ パンテオングリルの塗装に黒も選べる「ブラックバッジ・カリナン」。
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ブラックバッジ・カリナン・シリーズⅡは、標準モデルに対して、出力が少し上がっています。加えて、足回りが少し硬めになり、ハンドルを切ったときの操舵感覚もやや重厚に感じられます。ふたつのモデルはキャラクターが違っていて、好みに合わせて選ぶ楽しみが用意されているといえます。
ポルシェ シンガービークルデザイン レストア
▲ 「ブラックバッジ」モデルには象徴的なインフィニティの象嵌がほどこされます。 
日本での価格は、「カリナン・シリーズⅡ」が4645万4040円、「ブラックバッジ・カリナン・シリーズⅡ」が5415万4040円(ともに税込)。たいていの人は、それに自分仕様の特別注文を加えるとのこと。いや、この場合、彼女仕様の特注、ですかね。
Rolls-Royce Cullinan SeriesⅡ

■ Rolls-Royce Cullinan SeriesⅡ
(Black Badge Cullinan SeriesⅡ)

全長×全幅×全長/5355×2000×1835mm
ホイールベース/3295mm
車重/2725kg
エンジン/6750ccV型12気筒、全輪駆動
最高出力/420kW(441kW)、最大トルク:850Nm(900Nm)
価格/4645万4040円(5415万4040円)

■ お問い合わせ
ロールス・ロイス・モーター・カーズ
HP/詳しくはこちら
TEL/0120-980-242

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