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2024.09.29

ランボルギーニのレヴエルトは「いま、買わなきゃ!」と思わせる12気筒の醍醐味が魅力

12気筒に電気モーターを3つも組み合わせたスーパースポーツ、ランボルギーニ「レヴエルト」がついに日本上陸です。1015馬力のパワーって、どんだけ? 早速試乗してきました。

CREDIT :

文/小川フミオ 写真/ランボルギーニ・ジャパン

スーパースポーツ好きオヤジさんの憧れ、ランボルギーニがやってくれました。12気筒に電気モーターを3つも組み合わせた「レヴエルト」がついに日本上陸です。1015馬力のパワーって、どんだけ? と興味津々ではありませんか。

加速もおもてなしも、すべてが規格外

オヤジさんを満足させるスペックだけでなく、彼女へのもてなしも抜かりがありません。なにしろ、助手席のためだけにインフォテイメント用のモニターが装備されています。サーキット走行でもすばらしい性能を発揮するいっぽう、ドライブを楽しませてくれる工夫がしっかりあるのが嬉しいじゃありませんか。
ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ さまざまな情報が見られる助手席用モニター。
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レヴエルトは、2023年に発表された新世代の12気筒モデル。2024年7月から、日本での納車も始まったようです。おなじタイミングで、富士スピードウェイでメディア向け試乗会が開かれました。

たしかに、サーキットでないと、このクルマの真価はわからないかもしれません。軽量かつ高性能化された新開発の6.5リッター12気筒エンジンにモーターが組み合わされてさらにトルクを上乗せ、前輪はモーターで駆動される全輪駆動で、その加速性能たるや、驚愕的であります。
ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ Y字型のシグネチャーライトがランボルギーニのアイデンティティ。
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内外のデザインもレヴエルトの大きな魅力です。フロントとリア、2つのセクションががっちり組み合わさったようなエクステリアデザイン。フロントはモーターのセクション、リアはエンジンのセクション。駆動系をメインにしたデザインがものすごい力強さを感じさせます。

側面から見たスタイルは、上記のようにパワー感がありますが、面のつくりがきれいだし、キャラクターラインも整理されていて、エレガントでもあります。彼女にも納得してもらえそうな独特の美しさです。
ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ テールエンドに組み込まれたウイングは速度に応じて自動で角度を変化させるし運転席からの操作も可能。
ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ ルーフから排気管の出口までダクトが連続するような造型が特徴的。
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ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ キャビン背後に新開発の6.5リッターV型12気筒エンジン。
メカ好きオヤジさんは、とりわけレヴエルトのリアビューにしびれるのではないでしょうか。12気筒エンジンのヘッドカバーがしっかり見えます。

加えて、2本一対ふた組の太いエグゾーストパイプが大きく目をひきます。そのエグゾーストパイプの出口まで、ルーフから2本のパイプが埋め込まれて続いているような造型。こりゃ、クルマのデザインを超越しているかも。
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インアテリアはイタリアらしい大胆な色の組み合わせを

インテリアも、宇宙船的なコクピットとうたわれています。物理的なスイッチがセンターコンソールからほとんどなくなって、8.4インチの縦型モニター内で多くの操作を行うようになっています。
ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ 左の赤いダイヤルがドライブモード切り替え、右のEVとあるのがバッテリー管理用ダイヤルスイッチ。
ドライブモードやバッテリーのコントロール、それにマニュアルでも調節できるリアウイングの角度や車高調節機能も、ハンドルのスポーク部にもうけられました。これ、けっこう使い勝手がいいです。いろいろな操作系がハンドルまわりに集められていますが、配置がロジカルで、それぞれのデザインに機能に応じた独自性が採用されているからでしょう。
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ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ 造型がシンプルになったぶん際立つ色遣い。
シートはヘッドレストレイント(ヘッドレスト)一体型のスポーティな形状。しっかりからだを支えてくれます。表皮をはじめ、Y字と六角形というランボルギーニがこだわるモチーフをそこかしこに使っている、独自性の強いデザインです。さらに色づかいも大胆で、車体色などと合わせて豊富な色見本から選んでいく楽しみもありますね。

レヴエルトの室内モニターは、3つ。12.3インチのインストルメントクラスター、 8.4インチのセンターディスプレイ、 9.1インチの助手席用ディスプレイです。機能も進化していて、たとえば、 2本指スワイプでインフォテインメントのコンテンツをインストルメントクラスターや助手席のディスプレイに移動させることが可能なのです。

Amazon Alexaも使えるので、自宅に戻る前に、家の家電がアレクサ対応であれば、電気やエアコンなどを車内からオンにすることも可能。これも彼女に評価されそうな機能ですね。
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想像を超える扱いやすさで、車との一体感は高め

操縦感覚は、ひたすらスムーズです。極端なことを言うと、免許をとったばかりでも、気持ちよくドライブできてしまうでしょう。ドライブモードの切り替えでクルマのキャラクターは大きく変わるので、EV走行したければ「チッタ(シティ)」、ふだん使いなら「ストラーダ(市街地)」、ヤル気があるなら「スポルト」あるいは「コルサ(レース)」を選ぶことになります。
ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ レヴエルトのタイヤはグリップと乗り心地ともにすぐれるポテンザ・スポーツ一択。
チッタでのバッテリー走行時も意外なほど力強く発進し、ドライブモード切替ダイヤルを時計回りに回してストラーダを選ぶと、エンジンが始動します。そこからは12気筒の本領発揮。アクセルペダルを踏み込んでいくと、迫力ある排気音を響かせて、みるみる速度を上げていきます。

アクセルペダルもステアリングもそれなりの重さがつけられていますが、踏み込んだときや切り込んだときの動きとのシンクロ性がいいので、ドライブしている自分と車両との一体感が感じられます。ハンドルを切ったときはさっとクルマが向きを変えるのも気持ちよく、同時に運転しやすいのに感心しました。
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ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ 炭素素材を多用したシャシーに電動4WDシステムを搭載。
レヴエルトは前後にすっと長いボディデザインが印象的です。理由は空力。ダウンフォースを生むことで速く走れ、同時に燃費に貢献します。さらに、エンジンやブレーキの軽量化をはじめ、高価な軽量素材をふんだんに使っています。
シャシーは炭素樹脂を使った「モノフューズレージ」というもので、それにやはり炭素樹脂の環状構造を組み合わされることで、ボディ剛性を確保しています。フロントのクロスメンバーは鍛造の複合素材。リアはアルミニウム合金。高いねじれ剛性とともに可能なかぎりの軽量化がめざされているそうです。
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ランボルギーニ レヴエルト12気筒
▲ 空気効率がなにより重視されたというボディデザイン。
ランボルギーニがいつまで12気筒を作り続けてくれるか。多気筒エンジン好きのオヤジさんは気が気でないでしょう。

レヴエルトは高価で、買うのにはそれなりに決心がいるかもしれませんが、引き合いが多いのには、いま買わないと、と焦る気持ちが後押ししているのでは。なかには、納車を待つあいだに、ウルスまで注文するひとがいると聞くと、ハンパでない人気ぶりがわかります。
ランボルギーニ レヴエルト12気筒

■ Lamborghini Revuelt

全長×全幅×全長=4947×2033×1160mm
ホイールベース:2779mm
車重:1772kg
6498.5ccV型12気筒エンジン+プラグインハイブリッド
電気モーター 前2基 全輪駆動
8段ツインクラッチ変速機
トータル最高出力:746kW、最大トルク:725Nm
0−100kph加速:2.5秒
価格 6600万円

■ お問い合わせ
ランボルギーニ・カスタマーサービス
HP/詳しくはこちら

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