加速もおもてなしも、すべてが規格外
たしかに、サーキットでないと、このクルマの真価はわからないかもしれません。軽量かつ高性能化された新開発の6.5リッター12気筒エンジンにモーターが組み合わされてさらにトルクを上乗せ、前輪はモーターで駆動される全輪駆動で、その加速性能たるや、驚愕的であります。
側面から見たスタイルは、上記のようにパワー感がありますが、面のつくりがきれいだし、キャラクターラインも整理されていて、エレガントでもあります。彼女にも納得してもらえそうな独特の美しさです。
加えて、2本一対ふた組の太いエグゾーストパイプが大きく目をひきます。そのエグゾーストパイプの出口まで、ルーフから2本のパイプが埋め込まれて続いているような造型。こりゃ、クルマのデザインを超越しているかも。
インアテリアはイタリアらしい大胆な色の組み合わせを
レヴエルトの室内モニターは、3つ。12.3インチのインストルメントクラスター、 8.4インチのセンターディスプレイ、 9.1インチの助手席用ディスプレイです。機能も進化していて、たとえば、 2本指スワイプでインフォテインメントのコンテンツをインストルメントクラスターや助手席のディスプレイに移動させることが可能なのです。
Amazon Alexaも使えるので、自宅に戻る前に、家の家電がアレクサ対応であれば、電気やエアコンなどを車内からオンにすることも可能。これも彼女に評価されそうな機能ですね。
想像を超える扱いやすさで、車との一体感は高め
アクセルペダルもステアリングもそれなりの重さがつけられていますが、踏み込んだときや切り込んだときの動きとのシンクロ性がいいので、ドライブしている自分と車両との一体感が感じられます。ハンドルを切ったときはさっとクルマが向きを変えるのも気持ちよく、同時に運転しやすいのに感心しました。
レヴエルトは高価で、買うのにはそれなりに決心がいるかもしれませんが、引き合いが多いのには、いま買わないと、と焦る気持ちが後押ししているのでは。なかには、納車を待つあいだに、ウルスまで注文するひとがいると聞くと、ハンパでない人気ぶりがわかります。
■ Lamborghini Revuelt
全長×全幅×全長=4947×2033×1160mm
ホイールベース:2779mm
車重:1772kg
6498.5ccV型12気筒エンジン+プラグインハイブリッド
電気モーター 前2基 全輪駆動
8段ツインクラッチ変速機
トータル最高出力:746kW、最大トルク:725Nm
0−100kph加速:2.5秒
価格 6600万円
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