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2024.11.21

アウディQ6 e-tronはオヤジのエクスプレスにして、女性も喜ぶエンタメ要素も満載でした

気持ちのよいSUV好きのオヤジさんに朗報です。アウディが「アウディQ6 e-tron(イートロン)」を発表。バッテリーによるスムーズな走りをめざした新世代のSUVに、スペイン・バスク地方で試乗してきました。

CREDIT :

文/小川フミオ 写真/アウディ ジャパン

クルマの遊び心は、大人のゆとりがある証

なんとも、助手席の彼女も喜びそうな装備が豊富なクルマでもあります。最新のデジタル技術満載で、「ようこそ」とか「バイバイ」ってヘッドランプがメッセージ送ってくれるし、広い車内では音楽はもとより動画やゲームも楽しめちゃうのです。
Audi Q6 e-tron  SQ6 e-tron アウディ
▲スポーティなシートをそなえたSQ6 e-tron。
Q6 e-tronは、全長4.7mの車体をもち、ボディ外寸はQ4 e-tronとQ8 e-tronのあいだ。全長をみると、Q4 e-tronより約20cm長く、いっぽう、Q8 e-tronよりも13cm短くなっています。アウディでは「最も重要なプレミアムミッドクラスのセグメントに向けたモデル」と説明しています。

パワートレインは、駆動用バッテリーと電気モーター2基を前後に搭載した全輪駆動のクワトロと、1基のみリアに搭載しての後輪駆動。大きくふたつのタイプがあります。
Audi Q6 e-tron  SQ6 e-tron アウディ
▲ スペイン・バスク地方をいくプラズマブルーの車体色をもったQ6 e-tron。
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特徴は、走りのよさとともに、広い室内というパッケージングと、デジタル技術の数かず。デザインもフロントマスクをはじめあたらしいし、室内では大きなモニターが眼をひきます。
Q6 e-tron、PPE(プレミアムプラットフォーム・エレクトリック)というバッテリー駆動のEVのなかでもプレミアムクラス向けに開発された車台を使った初のアウディです。クルマ好きのオヤジさんなら先刻ご承知かもしれませんが、じつは、24年1月に発表された新型ポルシェ・マカンと共用です。

「じゃ、2台は似ているかというと、まったくそんなことはありません」。Q6 e-tronのプロダクトマネージャーを務めたクリスチャン・シュタインホルスト氏は、試乗会場でそう語りました。
Audi Q6 e-tron  SQ6 e-tron アウディ
▲ 新しいデザインとなったフロントマスク。
「マカンは瞬発力を重視しているし、サスペンションシステムも違います。もちろん、デザインも。アウディには、アウディのキャラクターがあって、Q6 e-tronのターゲットは、カップルや若い家族です。日常的な使い勝手を求めつつも、妥協のないテクノロジーとパフォーマンスを求める人たちです」
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充電中はゲームも楽しめるので彼女も退屈知らず

私が乗ったモデルは、Q6 e-tron(四輪駆動の285kWモデル)と、よりスポーティなSQ6 e-tron(四輪駆動の360kWモデル)。前後にエアサスペンション、後輪用の操舵システムもそなえていました。

さらにもうひとつあたらしいのは、コクピットです。従来のアウディ車とはまったく変わり、大きなインフォテイメント用モニターとともにダッシュボード全体がドライバーのほうを向いたパノラマディスプレイが用意されました。
ナビゲーションはARナビといって、行き先の映像と動く矢印との組合せがヘッドアップディスプレイに表示されます。モニターの機能は豊富で、ユニークなのは、充電中にゲームが楽しめること。
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どんな道でも楽しめる、EVらしいスマートで力強い加速

私が体験したのは、スターウォーズに出てくるような宇宙船(自分が操縦している想定)が障害を超えて進んでいくゲーム。パドルで宇宙船の向きを変え、アクセルペダルで加速します。アンドロイド・オートモーティブOSを使っているので、サードパーティが開発したアプリもインストール可能といいます。

助手席用のモニターが搭載されたのも、ニュースでしょう。助手席の彼女が、長距離ドライブ中などに飽きないように、自分だけで動画などのプログラム視聴可能だそうです(動画は未体験)。
Audi Q6 e-tron  SQ6 e-tron アウディ
▲ 荷室容量は590リッターと大きい。
ドイツの高級車メーカーはいまどこも、車内のインフォテイメント用OSとアプリの開発に注力。アウディでは、チャットGTPもナビの案内などに使っていくと発表しています。
Audi Q6 e-tron  SQ6 e-tron アウディ
▲狭い道が連続する街中でも正確なステアリングのおかげで苦にならない。
私は先に紹介したQ6 e-tronと、SQ6 e-tronを乗り継いで、ビルバオからサンセバスチャンまでの100km超を、ビスケ湾に沿うように走りました。途中、市街地あり高速あり山道あり。「どんな道でも楽しめるクルマと知ってもらいたくて」とは、アウディ本社の広報担当者の言でした。
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Audi Q6 e-tron  SQ6 e-tron アウディ
▲ ゆるやかなカーブが連続する道が大好物。
まず印象的なのはスムーズさです。バッテリーでモーターを駆動するEVの長所である、加速のよさと静粛性、ともにかなりの高レベル。ハンドルを操舵したときの車体の反応のよさと、しなやかに動く印象の足まわりの設定も、気持ちよさの背景にあります。
Audi Q6 e-tron  SQ6 e-tron アウディ
▲ 高速充電器を使えば10分で255km走行できるだけの充電が可能。
Q6 e-tronはS-line(エスライン)というちょっと硬めのサスペンションを装着しているモデルだったせいもあるのでしょうか、道幅の狭い山道でも俊敏で、不安感がありません。SQ6 e-tronはよりビシッとした足まわりの設定で、余裕あるパワーによく合った操縦感覚を味わわせてくれました。

風切り音も、タイヤからの擦過音も低く抑えられていて、すばらしく快適。ゴルフとか旅行が好きなオヤジさんにとって、疲れ知らずの”特急”として使えるはず。
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クルマがオヤジさんのキャラを演出する、貴重な一台ですよ

Audi Q6 e-tron  SQ6 e-tron アウディ
▲ インバーターやダウンフォースのための空気取り入れはグリルでなく下の開口部から。
たとえば先にも触れたように、ヘッドランプが「ようこそ」とか「バイバイ」に相当する点滅をする機能も、まるでクルマに人格があるみたいに思えます。

なにか緊急事態で停車するときは、テールランプに三角表示板と同じマークが登場。後続のクルマに注意を喚起します。また、高速などで車間距離を詰められたときは「もっと離れて」という意味もディスプレイがテールランプに現れます。未来が近づいてきた感じです。

■ Audi Q6 e-tron
(SQ6 e-tron)

全長×全幅×全長/4771×1939×1648mm
ホイールベース/2899mm
車重/2325kg〜(2350kg〜)
電気モーター/前後1基ずつ 全輪駆動
バッテリー容量/100Wh(総量)
トータル出力/285kW(360kW)、最大トルク:前輪275Nm
後輪580Nm(同)
一充電走行距離/540〜625km

■ お問い合わせ
アウディコミュニケーションセンター
HP/詳しくはこちら
TEL/0120-598106

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