2023.08.19
ソニーの最高峰ノイキャンイヤホン! 「WF-1000XM5」を先行レビュー【9月1日発売】
ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」をフォトグラファー&ガジェット系YouTuber・中西 学が実機先行レビュー! 大人気の先代から、デザイン、音質、ノイキャン機能がさらにアップデイトした、その真価に迫ります。
- CREDIT :
企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴(LEON.JP) 商品貸出:ソニーマーケティング株式会社
9月1日の発売に先駆け実機レビュー!
大ヒットの先代からさらにアップデイト!
世界最高レベルを謳うノイキャン性能!
「統合プロセッサーV2」ではリアルタイムにノイズ処理を行い、環境に合わせて常にノイキャン性能が最適化。「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN2e」ではノイキャンマイク数が6つに増えたことで低域のノイズを低減します。またドライバーユニットも口径サイズが8.4mmへとアップしたことも低音ノイキャン性能の向上に貢献しています。
私は新幹線による出張が多く、常に重低音のノイズが気になっていたのですが、「WF-1000XM5」は他のノイキャン機能にありがちな“圧迫感”を感じることなく、走行音から周囲の乗客の環境音、車内販売などなど、不要なノイズをしっかりカットしているのを実感しました。これなら車内での仕事効率が一気に上がりそうです。
また、前作「WF-1000XM4」や「LinkBuds」にも搭載されている「アダプティブサウンドコントロール」が引き続き使用できるのも私的には高ポイント。これは一度設定をしておくとシーンや使用者の行動に合わせてノイキャンと外音取り込みを自動で切り替えてくれる機能で、外で歩いている時などには自動的に外音取込みを行ったり、電車の中に移動するとノイキャンを自動でONにしてくれたりと、新しい機能ではないものの、そのきめ細やかさは非常に完成度の高い、洗練されたイヤホンだなと思わせてくれます。
秀逸なベース音と自分好みのイコライジング
私は普段から90年代の海外HIP HOPやR&Bなどベース音の効いた音楽を好んで聴いていますが、重要な低音が緩く、イコライザーでベースを上げるとボーカル音が消えてしまうイヤホンが多いなと感じていました。ですが、この新ドライバーユニットのお陰なのか、ベースが非常にパワフルで心地よく、高音域の伸びや中高域の明快さも含め、音楽全体の解像度が一気にアップした印象を受けました。全体的なバランスが向上したので、これならほかのジャンルの音楽でも楽しめそうです。
小型化を感じさせない高い通話品質
イヤホン本体のデザインもあえて凹凸を少なくすることで風切り音を最小限に抑えることに成功したといいます。実際に屋外での通話を試してみましたが、こちらの風切り音が相手に聞こえることはありませんでした。こういったきめ細やかなアップデイトでソニーの完全ワイヤレスイヤホン史上最高の通話品質を実現しているんですね。
また、高いバッテリー性能も魅力のひとつ。たった3分の充電で1時間再生可能な急速充電にも対応し、Xperiaユーザーならスマホからの「おすそわけ充電」も可能に。ほかにもマルチポイント接続や動画視聴やゲームを低遅延で楽しめる「LE Audio」にも対応。IPX4相当の防滴なのでスポーツシーンでも活用できそうです。
そんなソニーが誇るハイスペックイヤホンの価格は4万1800円(ソニーストア価格、編集部調べ)。サイズはどんどん小型化されていくのに欲しい機能はたっぷりと詰め込まれたこの新型イヤホン。デキる男のガジェットは常に最新であるべき! というわけで、9月1日の発売に合わせて、この秋はぜひ「WF-1000XM5」に衣替えをしてみては?
中西 学(なかにし まなぶ)
写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist