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2024.01.13

この1台に全部盛り! DJI「OSMO POCKET 3」を2カ月使ってみた

シリーズ第3弾となり大幅に進化したDJI「OSMO POCKET 3」。実際に購入し、2カ月使ってみたフォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西 学が実機レビュー致します!

CREDIT :

企画・写真/中西 学 文/TOMOKO 編集/平井敦貴(LEON.JP)

“ブレ知らず”のVlogカメラ

「OSMO POCKET 3」 7万4800円、「OSMO POCKET 3」クリエイターコンボ 9万6800円/DJI
▲ 「OSMO POCKET 3」7万4800円、「OSMO POCKET 3」クリエイターコンボ 9万6800円/DJI
3年ぶりに行動制限のないお正月。旅行に行かれたオヤジたちも多いでしょう。今回は、そんな旅好きな皆さんに超オススメなVlogカメラのご紹介です! ドローンの世界的リーディングカンパニー「DJI」から昨秋発売された「OSMO POCKET 3」は、手のひらサイズなのに超強力な手ぶれ補正が効き、夜間撮影もめちゃくちゃ綺麗なんです。ここでは、約2カ月さまざまな場所で撮影してきたフォトグラファー兼ガジェット系YouTuber・中西 学が実機レビュー致します!
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直感的で、片手操作ができるんです

「OSMO POCKET 3」 7万4800円、「OSMO POCKET 3」クリエイターコンボ 9万6800円/DJI
▲ 2インチスクリーンを回転させれば即撮影が可能に。
まずはVlogカメラ初心者でも簡単に操作できちゃうその使用感を見ていきましょう。本モデルは「OSMO POCKET 2」のコンパクトさはそのままに、1.08インチのタッチスクリーンから約2倍の「2インチ」スクリーンにアップグレードされています。片手でグリップを持ったら指でスクリーンを回転させるだけで電源オンとなり、即撮影開始。スクリーンを元に戻せば2秒で自動的に電源オフと直感的に操作することができます。
「OSMO POCKET 3」 7万4800円、「OSMO POCKET 3」クリエイターコンボ 9万6800円/DJI
▲ 電源オフにすると収納に最適な状態に。
また電源オフと同時に自動でジンバルが格納状態になるので、そのままケースやカバンやポケットにしまうことができます。スクリーンはスワイプにも対応したタッチパネル式で、撮影パラメーターの設定やプレビュー画面の確認などもカンタンです。面倒な取扱説明書を見なくても誰でも簡単に撮りたいその”瞬間”を逃しません。
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強力手ぶれ補正&高画質映像

「OSMO POCKET 3」 7万4800円、「OSMO POCKET 3」クリエイターコンボ 9万6800円/DJI
▲ 1インチセンサーを搭載。
撮ってみてまず感動したのが強力な「手ぶれ補正」と「画角の水平維持」。ドライブ中の車上など、振動とスピードを伴うシーンで撮影してみましたが、映像は乱れることなく常に水平で安定していました。これは「OSMO POCKET 3」が誇る“3軸メカニカルスタビライズ機構”のおかげで、横(パン)・縦(チルト)・回転(ロール)と、ダイナミックな動きを伴う撮影時にもぶれずに滑らかな撮影が可能になります。どんなに美しい景色や動植物を撮っても“手ぶれ”や“傾き”があると台無しに……でも、そんな心配が不要なので安心してカメラを回すことができるんです。

またこのコンパクトさにも関わらず、画質が良いのにも驚きました。「OSMO POCKET 3」ではセンサーサイズが先代モデルの「1/1.7インチ」から「1インチ」へとアップグレード。画質は大幅に向上し、特に夜間や暗所でもノイズを抑えて美しい映像が残せるようになっています。冬はイルミネーション、そしてこれから迎える春には夜桜の撮影なんかにも大活躍してくれそうです。

ちなみに全画素高速フォーカスにより、高速で動く被写体に自動でピントを合わせてくれるモードも搭載。自動で追尾してくれる「トラッキング」機能も秀逸なので、録画ボタンを押したらカメラまかせで撮影に集中できるんです。
▲ 作例としてYouTube動画を撮影してきました。
もちろん自撮りもバッチリです。例えばスマホで自撮りしようとすると画質の落ちるインカメも、「OSMO POCKET 3」ならばジョイスティックのボタンを3回押すとカメラがイン/アウトと方向が切り替わり、自撮り撮影時でも1インチセンサーでの高画質撮影が可能です。さらには“製品展示モード”も本モデルで初搭載しているので、手に持った商品にピントを合わせる「YouTubeの商品紹介」っぽい撮影にもしっかり対応。背景のボケ感も文句なしで、これ一台あればVlogのほとんどのシーンが撮れちゃうんです。

また気になるあのコを撮るのに最適な“美肌モード”ももちろんあります。アプリを経由すると美肌・美白・小顔など自分好みに変更できるので、あのコをこれまで以上に美しく撮影してあげることが可能です。これならモテること間違いなしですね!
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同梱マイクが秀逸です!

「OSMO POCKET 3」 7万4800円、「OSMO POCKET 3」クリエイターコンボ 9万6800円/DJI
▲ クリエイターコンボに同梱される「DJI Mic 2 トランスミッター」。
手ぶれ補正や画質とともにVlog撮影に欠かせないのが「音声」です。「OSMO POCKET 3」には3つのマイクが内蔵されており、ノイズが低減されてクリアな音声が収録できるようになりました。マイクの収音方向も「全方向」「前方」「前方後方」と選択でき、自撮りや相手との会話中など映像に合った音声にフォーカスすることができます。YouTube撮影にはめっちゃありがたい機能です。

また「クリエイターコンボ」に同梱されている「DJI Mic 2 トランスミッター」は、既にレシーバーがカメラに内蔵されているので、買ってきて電源を入れるだけですぐにワイヤレスマイクとして使用可能に。ノイズリキャンセリングのオン/オフも搭載され、カメラを固定して離れた距離から撮影してもクリアで綺麗な音声を収録してくれます。しかもマイク単独でも録音が可能なので、単体でレコーダーとしても活躍してくれるのも特筆点。この優秀な「DJI Mic 2 トランスミッター」は「OSMO POCKET 3」のクリエイターコンボにしか同梱されていないので、正直お得感満載です。
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買うならクリエイターコンボがオススメ!

「OSMO POCKET 3」 7万4800円、「OSMO POCKET 3」クリエイターコンボ 9万6800円/DJI
▲ クリエイターコンボはさまざまなオプションが一式同梱されたお得なセット。
価格は「OSMO POCKET 3」が7万4800円。クリエイターコンボは通常版のアクセサリー以外にも前述した「DJI Mic 2 トランスミッター」に加え、マイクに対応するウィンドスクリーンとクリップマグネット、バッテリー駆動を62%拡張してくれるバッテリーハンドル、広角レンズを20mmから15mmに拡張してくれるマグネット着脱式のレンズ、ブラックで統一されたキャリーバック、ミニ三脚が付属し、価格は9万6800円です。後からの買い足しが難しいので、どうせならクリエイターコンボを買うのがオススメです。

スマホでも綺麗な動画は撮れる時代。でもスマホだけでは撮りきれない拡張機能がこの1台には全部盛りで搭載されています。プロの目から見ても、重たいカメラ機材を持ち歩かなくてこれだけで良い映像作品が撮れるなら文句なし! 今後、私の一軍アイテムに仲間入りしてくれそうです。

「OSMO POCKET 3」があれば、あのコとの街歩きデートからアクティブな旅行の撮影、仕事で使うウェブカメラとしてなどさまざまなシーンで大活躍してくれること間違いなしですよ!
※掲載商品はすべて税込み価格です

■ お問い合わせ

中西 学(なかにし まなぶ)

● 中西 学(なかにし まなぶ)

写真家。日本の美を世界に発信したいと思い写真を始める、風景や人々の営みを写真や動画を通じて海外にSNSを通じて発信することを志している。ドローンやVRなど最新機材を使いこなし動画クリエーターとしても 活動し60秒以内で作りあげるショートムービーなど数多く手掛ける。
http://www.ukphoto.co/
https://www.youtube.com/user/glicosmile
・公益社団法人 日本写真家協会 正会員
・一般社団法人 日本UAS産業支援振興協議会 会員(JUIDA)
・Microsoft CERTIFIED Trainer
・dji CAMP Specialist

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