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2024.05.30

“デキる”“モテる”iPadの使い方!

新しいiPad Proは“仕事”で使えるか? 1週間試してみた!

新しくなった11インチiPad Proは本体の厚さが5.3mm、サイズもほぼB5判なので、まるで大学ノートのような使い心地。ここでは1週間使ってみた編集部員がその使用感をレビューします!

CREDIT :

写真・動画・文・編集/平井敦貴(Web LEON)

編集者が1週間使ってみた!

新しいiPad Proは“仕事”で使えるか? 1週間試してみた!
▲ 「iPad Pro(11インチ)」16万8800円~、「11インチiPad Pro(M4)用Magic Keyboard - 日本語 - ブラック」4万9800円、「Apple Pencil Pro」2万1800円/すべてアップル、クラッチバッグ(参考商品)/アカーテ(ウエニ貿易)
前回、ロンドンでの発表イベントをお伝えした新型iPadシリーズ。ここでは実際にiPad Pro(11インチ)を1週間使ってみた編集部員がその使い勝手をレビューします! 果たしてiPad Proはビジネスシーンで使えるのか? いざ検証してまいりましょう!
新型iPad Proは仕事で使えるか? 1週間試してみた!

参考:Apple史上“最薄”! 新型iPad Proをロンドンで触ってきた

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本体446g! キーボードをつけたフル装備でも約1kg

新型iPad Proは仕事で使えるか? 1週間試してみた!
▲ メールやブラウジング、オンライン会議はiPad Proで事足ります。
まずはそのサイズ感。移動の多いビジネスマンにとって荷物はコンパクトに済ませたいもの。iPad Pro(11インチ)は本体が446g(Wi-Fi+セルラーモデル)で、キーボード付きカバー「Magic Keyboard」と「Apple Pencil Pro」をつけて計ったところ総重量は約1.04kgでした。
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▲ MacBook Air(13インチ)と比較すると、A4サイズとB5サイズほどの違いがあります。
私が普段持ち歩いているMacBook Air(13インチモデル)は1.24kgなので、iPad Pro本体のみなら約1/3の軽さに。Magic KeyboardとApple Pencil Proをつけたフル装備でも約200g軽量化できます。大きさ・薄さもひと回り小さくなり、頻繁に持ち運ぶならこの軽さは大きなアドバンテージです。
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取材やミーティングはコレ一台でOK

新型iPad Proは仕事で使えるか? 1週間試してみた!
▲ 11インチはほぼB5サイズ。クラッチバッグにも入る大きさです。
会議や打ち合わせが多い職種では、メインPCはデスクに置いてミーティングにiPadだけを持っていく方も多いでしょう。私もこれまでiPad miniをサブ機として持ち運び、取材やミーティングではApple Pencilで手書きメモを取っていました。

今回、新しくなった11インチiPad Proは本体の厚さが5.3mm、サイズもほぼB5判なので、まるで大学ノートのような使い心地。個人的にも画面サイズが大きくなったので、メモ取りはもちろん、PDFへの手書き校正が格段に行いやすくなりました。

先述の通り“極薄”“極軽”なので、iPad miniのサイズ感が好きだった私もこれなら乗り換えの価値を実感。iPad Pro、少し触っただけでも既にお気に入りです!
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新型iPad Proは仕事で使えるか? 1週間試してみた!
また、iPadのスタンバイ中にApple Pencilでトントンと画面をタップすると「メモ」アプリが立ち上がるので、手帳を開くよりもスピーディーにメモが取れます。Apple Pencilユーザーならお馴染みですよね。

そのうえ、新しいApple Pencil Proなら触覚フィードバックや指先に力を入れるとツールパレットが表示される「スクイーズ」機能の追加など、使い勝手が大幅に向上。
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新型iPad Proは仕事で使えるか? 1週間試してみた!
特に「取り消し」がダイヤル状に表示でき、クルクル回すと連続取り消しができるようになったのは画期的。これまでの取り消しボタン連打や、消しゴムで細かく消したりする煩わしさからようやく解放されました。
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新しいiPad Proは“仕事”で使えるか? 1週間試してみた!
▲ Magic KeyboardとApple Pencil Proは個人的にマストアイテム。
iPadのカメラで撮った写真をそのまま「メモ」アプリに貼り付けできるのもiPadならではの使い方。「メモ」アプリはiCloudでメインマシン(私の場合はMacBook Air)と同期できるので、デスクに戻ったら取材写真つきのメモからそのまま原稿を書くことができます。

もちろんMagic Keyboardをつけてそのまま原稿を書くのもOK。テキストベースの仕事ならコレ1台でいつでもどこでもすぐに取り掛かれます。私もこの原稿を半分はMac、半分はiPad Proでシームレスに書いていますが、まさに快適そのもの。iPad miniでは小さすぎてできなかった文書作成も、iPad ProとMagic Keyboardならノーストレスでできるんです。
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影を自動で消してくれるスキャン機能!

新型iPad Proは仕事で使えるか? 1週間試してみた!
新型iPad Proではスキャン機能も進化しました。これまで書類をスキャン撮影すると撮影者の影が写り込んでしまうことが多々ありましたが、自動処理で影を取り除いてくれるようになったんです。これは地味にうれしい。
使い方もシンプルで、「カメラ」アプリが書類を認識するとスキャンモードが表示され、タップするとそのまま自動撮影してくれます。スキャンした書類はPDFとなり、保存後にApple Pencilで書き込むことも可能に。さらに画像の文字はOCRでテキスト情報にも変換されているので、スキャンした文字をコピペすることだってできちゃいます。

リアルな会議ではいまだにプリントアウトされた書類が配布されているもの。そんな時はこのスキャン機能でデータ保存をしておくと、デスク上の書類の山から解放されますし、後で資料を見返すのも楽々です。

ちなみに私自身、書類や写真に赤字を入れる校正作業が多いのですが、Apple Pencilでササッと書き込めるのは本当に便利。iPadを使うまではプリントアウトして赤字を入れてスキャンして……という手間がかかっていましたが、iPadのおかげですっかりペーパーレス化が実現しました。皆さんもそろそろiPadで“紙離れ”しませんか?(笑)
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シングルタスクならノートPC代わりになります

新型iPad Proは仕事で使えるか? 1週間試してみた!
▲ MacBook Air(13インチ)よりは狭いものの、文章入力に十分耐えうるキーピッチの「Magic Keyboard」(左)。
「iPadってノートPCの代わりになるの?」という質問をたまに受けますが、個人的には「ノー」です。私(編集者)の場合、テキストや写真に加え、動画やデザインデータの編集をマルチタスクで行う必要があり、iPadではそれらの作業を横断的に行うのが難しいため。

ですが、メールや書類作成、スケジュールの進行管理、オンライン会議など、シングルタスクが主な業務であればiPadでほとんどのことが代替できます。特に新しいMagic Keyboardはキーピッチも広く、ノートPC並みの打鍵感なので長文を打つのも苦になりません。
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新型iPad Proは仕事で使えるか? 1週間試してみた!
▲ 新しい「Keyboard」では最上段にファンクションキーが追加され、PCレベルの操作性に。
また、セルラーモデルなら常にネットに繋がっているのでサッとメールを返信したり急なオンライン会議もお手のもの。スマホで使い慣れたアプリやGPSが使えるので、マップやSNS、飛行機やレストランの予約なんかもカンタンです。その点はノートPCよりも秀でている点と言えるでしょう。

PCやMacでしかできないマルチタスク処理、iPadの強みであるモバイル性にタッチ&ペン作業──。個人的にはどちらにもメリット・デメリットがあるので両方うまく活用するのが現実的な選択肢だと思っています。ただ、iPadがこれだけ拡張してくると近い将来iPadだけで事足りるようになるかも……?
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Macと連動して使う“必殺技”!

ここで、iPadを使った私の“必殺技”を紹介しましょう。Macユーザー限定ですが、「MacとiPadをリアルタイムで連携」するテクニックです。かなりマニアックな用途ですが、Mac内の画像にiPadで直接手書き編集ができるので、うまく使えば作業効率が爆上がりします。
こちらが実際の動画ですので、Mac&iPadユーザーの皆さんはぜひ一度お試しを。人によってはかなり仕事に使えますからね!
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iPad Proはどんな人にオススメ?

新型iPad Proは仕事で使えるか? 1週間試してみた!
▲ iPad Pro(11インチ)とiPad mini。
最後に、iPad Proはどんな人にオススメなのかをまとめてみました。私自身、iPadは初代モデルから、Air、Pro、miniと10台近く使ってきましたが、今回のiPad Proはこれまでのモデルに比べても進化が大きく、買って間違いなしと確信しています。なかでも以下に当てはまる人には強くオススメです。
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●iPad Proがオススメな人(1)
プロクリエイター

「Pro」の名を冠している通り、写真や映像のプロ、イラストのプロ、音楽のプロにはもちろんオススメです。他のiPadシリーズではできないマルチカメラ撮影や高度な動画編集、高負荷な音楽制作も、桁外れの性能を持つ「M4」チップによって実現します。13インチモデルならPC同等の画面サイズで作業できるので、クリエイター業なら新型iPad Pro一択です。

●iPad Proがオススメな人(2)
エグゼクティブクラス

いつでもどこでもオンライン会議や決済のサインができるので、出張や商談が多いエグゼクティブにもiPad Proはオススメです。もちろん、ノーマルのiPadやiPad Airでも十分な性能ですが、エグゼクティブなら仕事道具に妥協は禁物。より軽く、より薄く、より高性能なiPad Proなら使っているだけで一目置かれますし、仕事のパフォーマンスも最大限に引き出されるでしょう。
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●iPad Proがオススメな人(3)
出先でのサブ機を探している人

オフィスではPC・Macを使い、出先ではサブ機を使う方にもiPad Proはオススメです。Magic KeyboardがあればPCライクなキー入力ができるうえ、手書きメモやカメラ撮影などPC以上のこともできます。予算に余裕があり、PC・Macにはない“薄さ”“軽さ”のメリットを最大限に活かすならiPad Proがベストな選択肢で、そこまでのスペックを求めないのであれば新型iPad Airも十分アリ。ただしどちらにしても「Wi-Fi+セルラーモデル」を強くオススメします。

●iPad Proがオススメな人(4)
ミニマリストなガジェッター

iPadならスキャン機能と手書き入力ができるため、使いこなせば完全ペーパーレス化が実現します。書類とおさらばし、1gでも荷物を軽くしたい、そんなミニマリストならiPad Proがまさしくピッタリでしょう。ガジェットやテックの知識があればデータをクラウド運用したり、iPadでビジネスソフトもきっと使いこなせるはず。全国のガジェッターの皆さん、このiPad Pro、ぜひ一度実機に触ってみて!
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ということで編集者の私が1週間使ってみたiPad Proのレビュー。参考になりましたでしょうか? 今後も“デキる”“モテる”Apple製品をレビューしていきますので、ぜひWeb LEONをお気に入り登録お願いします♪

■ お問い合わせ

アップル https://www.apple.com/jp/
ウエニ貿易 03-5815-5720

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