2022.04.21

ビックリするほど簡単！スパイス香る「カレーうどん」の作り方

“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南！

CREDIT :: 文／秋山都　レシピ＆調理／野本やすゆき　写真／吉澤健太

「今日はなにかあっさりしたものが食べたい」とうどん屋へ入り、「きつね」か「ぶっかけ」か……なんて悩んでいるところへ、隣の人が頼んだ「カレーうどん」が運ばれてきた、と思し召せ。そのスパイスの香りに、つい「こっちもカレーうどん」と頼んでしまった経験、ないですか？ありますよね？カレーの香りはそれほど破壊的。いったん「カレー食べたい」となったらもう抗えません。でもそういえば、カレーうどんって自分で作ったことはないなぁ。

「カレーうどん」を作ってみよう！

「カレーうどんは難しくないですよ」と、野本やすゆきさん。「いちばん簡単なのは、カレーを作った翌日に、残りを出汁で伸ばし、めんつゆなどで味付けする方法。でもせっかくですからイチから作ってみましょうか。ポイントはスパイスを入れるタイミングです」

以前、本連載では「初めてのスパイスカレー」の作り方をご紹介していますので、翌日のカレーを使いたい方はそちらをお読みいただくとして、今回は丁寧に最初から作るカレーうどんのレシピを教えていただきましょう！

材料（2人分）

うどん　　　　２玉
出汁　　　　　800ml
醤油　　　　　80ml
みりん　　　　 80ml

玉ねぎ　　　　 1個　薄切り
鶏もも肉　　　 150g　小さめのひと口大
油揚げ　　　　１枚　１cm幅に切る

カレー粉　　　大さじ2

ガラムマサラ　小さじ１

片栗粉　　　　適量
水　　　　　　適量

わけぎ　　　　適量　斜め切り

「基本的にはあっさりめのカレーを作り、茹でたうどんにかけるだけ。でもスパイスの香りが飛びやすいので、ガラムマサラを食べる直前に加えるのが、今回唯一のポイントなんです」

おっと、のっけから結論が出ちゃいました。では、びっくりするほど簡単な「カレーうどん」の作り方を順を追ってご説明してまいりましょう。

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まずは材料の下準備から。すべての具を切っておきます。

たまねぎ、油揚げ、わけぎを切っておきます。今回、鶏肉を使用しているので、油揚げを入れると適度なコクとボリューム感が出るうえ、食感の変化も生まれます。

鶏もも肉は小さめのひと口大に。「ほかには豚バラなんかでもいいですね」と野本さん。

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材料がすべて切れたら、サラダ油（分量外）を熱した鍋で炒めます。

炒めるときは火の通りにくいものから、が原則。この場合はまず玉ねぎです。

焦がさないよう、弱火～中火で炒めていくと、しんなりとし、透き通ってきました。

そこへ鶏肉を投入。一緒に炒めます。

「あっという間にできちゃうよ～」とうれしそうな野本さん。

鶏の表面が白くなったら、カレー粉を加えます。

ここでプチポイント。カレー粉を加えたらしっかり炒めます。粉っぽさが残ると舌触りがザラっとして残念な仕上がりになってしまいますからね。

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カレー粉が具にしっかりとなじんだら、分量の出汁をダバっと入れます。この日は一般的な昆布と鰹の合わせ出汁を使っていますが、煮干し出汁でも、はたまた顆粒だしでも、何でもよいのだそう。

出汁にみりん、醤油、油揚げを加えたら2~3分煮込みます。

さあ、ここで本日唯一の（←しつこい）ポイント。“後入れのガラムマサラ”です。ガラムマサラはシナモンやクローブなどを配合した万能スパイスですので、カレー好きとしては必携のスパイスですね。

最後に水溶き片栗粉でとろみをつけたらスープは出来上がりです。

さあ、あとはうどんを茹でるだけ。冷凍うどんが安くて、美味しくて、簡単だからおすすめです。

うどんにスープをかけたら、出来ました！

たしかにガラムマサラを後から入れているだけあって、お店のカレーうどんより断然スパイスの香りが豊か！カレーうどん専門店に引けを取らない「カレーうどん」を自宅で作ってみませんか。

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