【新店オープン】 こんな外食待ってました！ カラダにやさし〜い料理とお酒で彼女と口福時間♡

目黒のイタリアン「Rinascimento（リナシメント）」をご存じでしょうか。季節の移ろいを感じさせる料理が人気のイタリア料理店で、今回ご紹介する「GIFT（ギフト）」はその姉妹店となります。

2023年7月25日に麻布十番にオープンしたばかりの「GIFT」が掲げるテーマは、「心と身体が満たされる」。オーガニック野菜や脂肪分の少ない肉類、甘さを控えたデザートなど心身が喜ぶ料理とナチュラルワインを提供しています。

お店の誕生は、外食が大好きだけど、連日ハードな食事は厳しくなってきたという代表取締役の三浦幸一氏が、「毎日、通いたくなるようなレストラン」を作りたいと考えたことに端を発するのだとか。「ないのなら作ってしまえ」って、究極のフーディーですな！

そんな同店が“定番”として打ち出しているのは、デザートが付いて9900円のコース（昼夜共通）。それじゃあとお願いしてみたところ、前菜から先制パンチを浴びせてきましたよ！ 「Rinascimento」では、30種類ものひと口サイズの盛り合わせ“インサラティッシマ”がシグニチャーメニューになっていますが、「GIFT」でもインパクト大なコチラが最初に供されます。

ちょこちょこと複数の前菜を出す店は昨今少なくありませんが、「GIFT」では30種すべてのメニュー名が書かれた紙が配られ、食べる順番についても提案があります。

途中で順番を間違えたりもしましたが(笑)、自分が何を食べるのかメニュー名を確認したうえでいただくと、料理を食べる楽しさが倍増しますよ！

そして、コチラの前菜に合わせてもらったワインは、トスカーナ州のシラーを使ったロゼ（上写真・左から2番目）。スタッフの横山 翼さん曰く、「全体的に包み込むような汎用性の高いワインを選びました。華やかなピンクは目でも楽しめます」とのこと。

「GIFT」のワインの品ぞろえは、イタリアのナチュラルワインが中心。ナチュラルワインとひと口に言っても昨今はさまざまなバリエーションがあり、「GIFT」では「ゆるい感じで楽しんでもらえれば。あえてスルスルと飲めるワインを選んでいます」（横山さん）。

メインディッシュは、「蔵王高原牧場  蔵王牛“フィレ”炭火焼」。脂肪分が少ないのにジューシーで火入れも絶妙です。肉の繊維もきめ細やかで、噛めば噛むほどに旨味が広がります。もはや「美味しいっ！」という言葉しか出てきません。

こちらのお肉にはシチリアの赤をペアリング（上写真・右から2番目）。昔ながらの製法にこだわる生産者のもので、強すぎることなく、お肉にしっかりと寄り添います。

その後にやってきたのは、「ひとくちコールドプレスジュース 黄色果実」。低温ジューサーで絞ったパイナップル、金美人参、ターメリック（うこん）がカラダに染み渡ります。

お次は「自家製スパイスカレー」。複数の野菜と18種類のスパイスをじっくりと煮込み、さらりと仕上げたカレーは“滋味深い”という言葉がぴったり。「9割は野菜でできています。塩も極力控えていて、塩味はトマト麹で付けました」と語る、シェフの山川大輔さんが丹精したカレーは、これを目当てにまたすぐにでも足を運びたくなるほど。

食感が楽しいもち麦と胚芽米入りのライスにもよく合います。上にのったクスクスマスタードも良いアクセントに。ワインは、「カレーを美味しく食べてもらうために」という意図から、白ワインを少し温度の高い状態で提供してくれました（上写真・右端）。

デザートの「岐阜春日養鶏場 ハチミツ 大人プリン」も、豆腐をふんだんに使っていて、甘さ控えめのヘルシーな仕上がりです。

というわけで、料理のクオリティーの高さだけでも目を見張るものがあるのですが、シックさと居心地良さを併せもつ雰囲気がまたデート向きでして。客席は窓に面したカウンター4席と、2名用テーブル席、4名用テーブル席の計10席があります。デートでの利用なら、やはりカウンター席がよろしいかと。店が位置するのはビル9階、窓の向こうには東京タワーが煌めいていましたよ！

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