稲垣吾郎がディレクション。オヤジ様にも“使える”銀座のレストランとは？

約20年続いた、バラエティ番組の人気コーナー「BISTRO SMAP」（ビストロスマップ）。今さら説明の必要はないかもしれませんが、出演者たちがオーナーとシェフに扮し、ゲストに料理を振る舞うコーナーで、これをきっかけに料理に目覚めたという読者諸兄も多いのではないでしょうか。

なぜこんな話をするかというと、今回、ご紹介するレストラン「BISTRO J_O（ビストロ ジョー）」は時によって「BISTRO SMAP」に登場した料理も楽しめるお店なのです。

銀座一丁目駅直結の銀座ベルビア館の9階という好立地を誇る「BISTRO J_O」、そして、併設するカフェ「J_O CAFE（ジョー カフェ）」は、稲垣吾郎さんのディレクションにより、2019年10月にオープン。香取慎吾さんとスタイリストの祐真朋樹さんが手がけるファッションストア「JANTJE_ONTEMBAAR（ヤンチェ_オンテンバール）」のフレンドショップでもあります。

それってファン向けのお店で、LEON読者のオヤジ様とはかなり縁遠い世界のお話では？ なんてお思いの方もいらっしゃるかと。いやいや、先入観は禁物ですよ。実はこちら、オヤジ様にとっても、なかなか“使える”レストラン＆カフェなんです。というわけで、その理由を解説させていただきます。

「BISTRO SMAP」の料理はどれも食通のゲストたちが絶賛する美味しさでしたよね。その同コーナーの料理指導を行っていた、服部栄養専門学校もメニュー開発のサポートに入って再現。開店以来シェフを務める亀山大樹さんも数々の有名店で修業した本格派。美味しくないはずがないのです。

料理は「BISTRO SMAP」に登場したメニューをレストラン仕様にアレンジしたものも含め、亀山シェフによるオリジナルメニューを用意。昼はセットとコース、夜はアラカルトとコースを提供しています。

「最後まで楽しんでもらえるように、ひとつのお皿の中で、味の変化が楽しめる工夫をしています。番組でも料理の中からソースが出てきたり、食べている途中でソースをかけたりと、味変を楽しむメニューが多くありました」と語る亀山シェフに、おすすめの料理を、ピックアップしてもらいました。

「手長エビのマキアート バジルソース添え」は、稲垣さんがイタリアまで取材に赴き、自身で手長エビを捌き振る舞った料理を、「ほぼそのままのレシピで提供しています」。オイルベースのアーリオ・オーリオの中に、甘～いセミドライトマトを入れ、「お好みで、バジルのジェノベーゼソースを混ぜると、味の変化が楽しめます」。

「炭火焼ローストビーフ2種のソース」も稲垣さんが、「BISTRO SMAP」で作った料理。「お好みのバランスで、しょうゆとごま油を使った甘辛の和風のソースと白ワインビネガーを使った酸味のある洋風ソースを混ぜ合わせてみてください」。

デザートの「練乳と旬フルーツのロールケーキ」は、香取さんが同コーナーで作ったアイテム。はちみつを加えたスポンジ生地を、練乳をたっぷり使った生クリームを包んだデザートです。甘～いデザートですが、すぐりやベリー系など、酸味のあるフルーツが添えられて、意外なほど軽やかにいただけます。

懐かしのメニューも、亀山シェフ考案のメニューも取り揃え、（全部食べたわけではないですが！）どれもこれも非常に美味しい。「『BISTRO SMAP』ってなんですか？」という世代の女性にも喜んでいただけること請け合いです。

ワイン通で知られる稲垣さん、「BISTRO J_O」のローンチにあたり、100種類を超えるワインを試飲し、ワインリストのベースを作ったのだとか。現在のワインリストは開店時からブラッシュアップされていますが、「ひとりでも、ひとりじゃなくても笑っちゃうくらい自由な場所」というステイトメントどおり、泡、白、ロゼ、赤、デザートワインと、10数種類のワインをグラスでいただけるのが強みです。買い物や映画の帰りに、グラスワインとアラカルトでさくっと、ひとつひとつの料理に合わせてペアリングを楽しむなど、楽しみ方は無限大です。

ボトルワインは4500円～。ワインメニューは、「エコノミー」「ビジネス」「ファースト」と、値段別に記載されていて、その日のお財布事情や気分に合わせて、選べるのもいい感じです♡

「BISTRO J_O」では、稲垣さんの「誰もがその日の気分で好きな料理を選ぶことができるレストランにしたい」という意向もあり、開店時から、おひとりさま専用のコース「ヒトリート（HITO-RI-EAT）」コースを設定。おひとりさまでも、気兼ねなく、コース料理がいただけます。

店によってはおひとりさまでコースをオーダーすると、追加料金を取られたり、そもそもひとり分ではオーダーさせてもらえなかったりすることも多々。まだまだおひとりさまには生きづらい世の中ですが、「BISTRO J_O」ではその心配はナッシング。「ヒトリート」コースは、2人以上のコースと同価格で、さらにアミューズが1品、サービスされます。加えて窓際のおひとりさま専用シートに案内してもらえる、つまり超「おひとりさま」贔屓の店なのです。モテ自慢のオヤジ様だって、時にはひとりになりたい時がありますよね（モテ疲れ？）。そんな時はぜひ「BISTRO J_O」で優雅なおひとりさま時間を過ごしていただきたく！

「BISTRO J_O」「J_O CAFE」は、銀座ベルビア館の、9階ワンフロアすべてを利用。銀座のど真ん中にありながら、かなり広いスペースを有しているので、当日の急な予約にも対応出きる可能性高し（もちろん確実を期すなら事前の予約がベター）。銀座の景観を一望でき、料理も美味しい割に、意外とお財布にも優しい。そんな店、ありそうでなかなかありません。

個室は計3室。昼夜ともに個室用のコース（PRIVATE LUNCHコース6800円、PRIVATE DINNERコース1万3000円。いずれも税込）をオーダーすれば、個室料はかかりません。2人きりでの利用もOK（最大10名まで）。デートはもちろん、オヤジ様の大事な商談にも“使える”はずです。

本当はあまりお伝えしたくないのですが（笑）、レストランに併設する「J_O CAFE」もとても使い勝手がいい！ 銀座界隈の、チェーン系のキャッシュオンデリバリー方式のコーヒーショップって、大抵いつ行っても混んでいますよね。でも、こちらはビルの最上階で、宣伝も控えめとあって“知る人ぞ知る”かなりの穴場だったりします。

エスプレッソ（400円）、カプチーノ（630円）などのドリンク類のほか、ラム酒を効かせたコクのある味わいに隠し味にさわやかなレモンゼストを加えたカヌレ（2個900円）や、八天堂とのコラボ商品である『J_O×八天堂ミニくりーむパン』（3個560円）など、気になるおやつの用意もあります。大きな窓から注ぎ込む光も気持ち良く、仕事疲れの休憩時やちょっとしたリモートワークにも便利なのです。

前述のように、「BISTRO J_O」は、2018年8月にスタートした「JANTＪE_ONTEMBAAR」の姉妹店。レストランの個室や「J_O CAFE」には、香取さんが手がけたアートやアーティスト作品が展示されていて、一部アイテムは購入も可能です。

「BISTRO J_O」「J_O CAFＥ」のウリはとにもかくにも「自由」なこと。銀座の街を眼下に臨む広々とした空間で、ひとりでも彼女とでも仲間とでも、おおいに「自由」を謳歌してくださいませ！

● 銀座のテラスデート最高峰は間違いなくココ！
● 東京でもっとも入りにくい銀座のシャンパンバー「Room312」の鍵の開け方お教えします
● 銀座交差点を見下ろしながら、最高級近江牛の鉄板焼きデート♡を