2025.01.01
連載/真の“贅沢”とは
今年ぜひ飲みたい! シェリー樽熟成の珠玉のスコッチ
さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案するコラムニストの中村孝則さんが、真の“贅沢”をご紹介する連載。今回のテーマは……。
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文/中村孝則
■ 「グレンドロナック」
ロックやストレートはもちろんカクテルでも真価を発揮
レイチェル博士によると、熟成のシェリー樽はペドロ・ヒメネスとオロロソの両方のシェリー樽を使うそう。ゆえにフルーティでありながらフルボディの複雑な風味をもちます。基本はロックやストレートですが、実はハイボールやカクテルでも抜群に美味しい。料理や肴との相性の広さも魅力です。
そのグレンドロナックが、昨年10月、中身はそのままに、パッケージやロゴを含め、ブランドイメージを刷新し話題に。同社のマスターブレンダのレイチェル・バリー博士が初来日し、新アイテムのお披露目とテイスティング会があり、参加してきました。発表されたのは、熟成年別に12年、15年、18年の3種。クラシックとモダンを融合させたボトルデザインは、グレンドロナックのイメージを体現していると感心しましたが、それ以上にその味わいに改めて感服。
いずれもエレガントでフルーティかつリッチであり、フルボディの酒精のスタイルは共通しつつも、余韻や風味は個性が際立ち甲乙つけがたい。刷新されたモルトをお楽しみあれ。
● 中村孝則(なかむら・たかのり)
コラムニスト。世界各地を独自の視点で読み歩き、さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案。「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長も務め世界各地で美食探求の日々を送る。
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