2024.12.20
【モテ店大賞2024】「甘いもの(と酒)は別腹なんです」
恋して、食べて、書いてきた……歴戦の食魔女(グルマンヌ)たちがアレコレ評する2024年の「モテるレストラン&バー」はどこでしょう? 5回連載の特集記事、その4です。
- CREDIT :
文・編集/秋山 都 (Web LEON) イラストレーション/林田秀一 撮影/菅野祐二
今からでも間に合う年末年始デートの店選び
食魔女(グルマンヌ)が実体験からおすすめする
◆「モテ店大賞2024」スウィーツ編
長谷川あや(以下長谷川) でもこのメンバーはみんなお酒のほうが好きだよね。最後にデセールかチーズと言われたら迷いなくチーズと食後酒を選びそうじゃない(笑)。
大石智子(以下大石) そんなみなさんにも納得いただけそうなネタにしようかな。まずおすすめは「オークラ東京」の最上階バーラウンジ「スターライト」のパフェです。
大石智子(以下大石) 季節替わりのオリジナルパフェは緻密に計算された味わいと食感のレイヤードが素晴らしくて、自信をもっておすすめできる逸品なんですが、でも、それだけじゃないんですよ~。
高橋綾子(以下高橋) 何だろう~。気になる。
秋山 「え、ここ?」という小さな扉を開けた先に拡がる別世界には気分も高揚します。
高橋 そこは1回に4名だけがデザートのコースを楽しめる隠れ家のようなレストラン。デザートといっても甘いだけではなくて、ガストロノミックに仕立てられた9皿のコースにはアルコールがペアリングされているから、食事に匹敵する、いえ、それ以上の満足感が得られると思います。
▲ サツマイモのあんをモンブランのようにかけ流した「落葉炊き」。月替わり8品の菓子とお茶のペアリングコース1万9800円。
▲ 「九九九」(東京都港区六本木7-5-11 カサグランデミワ2F)。
▲ お菓子に合わせてお茶も全国各地から選りすぐっている。
▲ 和菓子をつくるのは藤田凱斗さん。「四季や節季の移り変わりを表現する菓子の世界を大切にしています」と語る。
▲ 目の前で炭火で焼いてくれる丸餅。
▲ 丸餅を白小豆、ゆり根とともに仕立てた「白善哉」。
▲ サツマイモのあんをモンブランのようにかけ流した「落葉炊き」。月替わり8品の菓子とお茶のペアリングコース1万9800円。
▲ 「九九九」(東京都港区六本木7-5-11 カサグランデミワ2F)。
▲ お菓子に合わせてお茶も全国各地から選りすぐっている。
▲ 和菓子をつくるのは藤田凱斗さん。「四季や節季の移り変わりを表現する菓子の世界を大切にしています」と語る。
▲ 目の前で炭火で焼いてくれる丸餅。
▲ 丸餅を白小豆、ゆり根とともに仕立てた「白善哉」。
高橋 オーナー兼プロデューサーはブロガーで、前澤友作氏の食のブレーンとしても知られている見冨右衛門さんですよね。和菓子はインバウンドからも注目されそうだし、見冨さんの目のつけどころは流石だなぁ。
高橋 あのピエール・エルメにも認められたと話題の方ですよね。モンブランがスペシャリテということなんですが、食べてみたいと思ってました。手土産のネタはいつも探しているから、ありがたいわ。
児島 私も食べてみたい!
秋山 お酒が無くても意外に盛り上がれるんだね、私たち(笑)
食べて、飲んで、恋をして……食魔女(グルマンヌ)はこんな女性たち!
秋山 都(あきやま・みやこ)
東京生まれの東京育ち。バブル時代を女子大生およびファッション誌編集者として過ごし、バグった金銭感覚がいまだに修正できていない困りもの。富裕層向けライフスタイル誌、ファッション誌、グルメマガジン編集長を歴任後、アマゾンジャパンを経て独立。現在、フリーランスの編集者・ライターとして食・酒・旅などのコンテンツを制作。いままでに付き合った男性の数は非公開だが、イタリア人男性との恋愛経験豊富との噂も。バツイチ。
大石智子(おおいし・ともこ)
静岡生まれの静岡育ち。都内の大学を卒業後、出版社に勤務。放浪癖があるため、2011年よりフリーランスライターとなる。男性誌を中心にホテル、旅、飲食、インタビュー記事を執筆。ホテル&レストランリサーチを口実に、頻繁に海外渡航。これまで泊まったホテルは950軒以上。スペインに行く頻度が高く、南米も好き。柴犬愛好家。爆音いびきで夫に迷惑をかけていることが人生最大の悩み。
児島麻理子(こじま・まりこ)
東京生まれ。美味しいお酒を求めていたら、いつのまにかお酒が仕事の中心に。これまでに世界7カ国以上の蒸留所とバーを巡り、旅先ではベスト50バーを訪れるのが趣味。編集者、洋酒メーカー広報を経て、独立。現在、お酒の企画、PR、執筆等を行う。お酒の資格に、テキーラマエストロ、ラムコンシェルジュ、WSET SAKE Level2。プライベートでは2匹のワンコを溺愛。
高橋綾子(たかはし・あやこ)
東京生まれの東京育ち。大学時代にバブルの恩恵を受け、腰掛け就職→専業主婦かと思いきや、就いた人気絶頂の国内外ファッションブランドのPR職があまりに楽しく働き蜂と化す。しかしその間に肥えた食へのこだわりが今や人生そのものとなり、年間1000軒ほどの外食でレストランや食材を発掘し、WEB、雑誌などで執筆。商品開発、イベントプロデュース、AI事業にも携わる。おいしいものしか喉を通らない不思議体質。
長谷川あや(はせがわ・あや)
群馬県前橋市で生まれ、18歳まで前橋で過ごす。サッカー誌の記者を経て、フリーランスライターに。現在は、ホテル、旅、飲食、インタビュー記事などライフスタイル系を中心に執筆をしている。生きがいは、愛犬(10歳・ミニチュアダックスフンド)を愛でることと、ミュージカル観劇。海外を含め、遠征をいとわないミュージカルおたくで、年間の観劇本数は3桁。目下の悩みは、老いと共に美味しいものが大好きなのに食べられる量が減っていることと、代謝量の低下、老眼の進行。