銀座で味わう日本文化の再発見！ Punch Room Tokyoに新たなシグネチャーカクテルが登場

2013年にロンドンで誕生し、世界8カ所で展開されるエディションブランドのシグネチャーバー、「Punch Room」。19世紀ロンドンのプライベートクラブに着想を得た空間で、歴史的なパンチカクテルを地域に合わせて提供します。

東京エディション銀座では、今回『WONDERLAND Vol.2』として、日本文化を新解釈したカクテルが登場。テーマは「日本の蒸留酒（魂）とサムライ」、「日本の柑橘と昔話」、「日本の甘味とカフエー」、「日本のお茶と三大庭園」、「日本のスパイスと居酒屋」の5つ。それぞれのストーリーがカクテルに凝縮されています。

プロジェクトを牽引するのは、2017年のカクテルコンペティション「バカルディーレガシー世界大会」でトップ8入りを果たしたシニアバーディレクター齋藤秀幸氏と、南アジアのパンチの起源に着目し日本文化と融合させたメニューを手掛けるバーマネージャー川久保安寛氏。二人が紡ぐ、独創的なメニューの一部をご紹介いたします。

Spiritを「蒸留酒」と「魂」のダブルミーニングで表現したテーマ「日本の蒸留酒（魂）とサムライ」からは、『Bamboo Katana Martini／キレないマティーニ』が登場。

マティーニと聞いて連想するのは、ジンの鋭さが光るキリッとした味わいの一杯ですが、こちらはベルモットをふんだんに使用したウェットマティーニがベース。さらにシェリーやベルモットを使った日本生まれのカクテル「バンブー」の要素をプラスし、熊笹茶やマスカットを感じるまろやかな仕上がりに。桃のコンポートを竹刀を模したピックで添えるなど、細部まで効かせた遊び心が会話を盛り上げます。

ちょっぴり刺激を感じる日本昔話をテーマに掲げた「日本の柑橘と昔話」。日本を代表する妖怪を名前に冠したこちらは、民族伝承「遠野物語」に登場する、いたずら好きのカッパがモチーフ。

人間たちを困らせる、でも憎めないチャーミングなカッパの大好物は、キュウリとどぶろく！ とのことで、さっぱりとしたキュウリの味わいと米の甘みが絶妙なハイボールスタイルのカクテルが登場。スパイスに柚子の酸味が加えられ、すっきりと飲みやすい味わいです。

文明開化にインスパイアされたテーマ「日本の甘味とカフエー」からは、人々を魅了したカフェ文化を思わせるコーヒーや甘味に着想を得たカクテルが並びます。

「まいにち まいにち ぼくらはてっぱんの うえでやかれて いやになっちゃうよ♪」の歌詞でおなじみ、たいやきくんがついに我慢の限界に達して反旗を翻したら……。

そんなユーモラスな空想がカクテルになった『Revenge of Taiyaki-Kun／たいやきの逆襲』は、洒脱なエスプレッソマティーニに唐辛子をプラス。ピリリとした刺激が口内を刺激し、たいやきくんの執念を表現したユニークな一杯に。

日本茶と、茶会が開かれる日本庭園をイメージしたテーマ「日本のお茶と三大庭園」には、詫びさびや禅を感じさせるカクテルがラインナップ。

『Korakuen＆Matcha-Old fashioned／後楽園と抹茶』は、昭和8年から続く、禅宗の僧侶・栄西を称える茶会が後楽園で開催されていることに着想を得た一杯です。

桃の香りを纏わせたオールドファッションカクテルは、フルーツの瑞々しさとバーボンの重厚さが好バランスな印象。インテリな見た目に反した、しっかりとした味わいをご賞味あれ。

日本生まれのカクテルとして近年、注目を集めるジンソニック。Soda（ソーダ）とTonic（トニック）をかけ合わせた造語「Sonic（ソニック）」に、音速を意味する「Sonic（ソニック）」をダブルミーニングで掛け合ったら……。

日本の社交場ともいえる居酒屋を彩る薬味にインスパイアされた、テーマ「日本のスパイスと居酒屋」から登場したのは、その名も『Wasabi Sonic／音速のワサビ』。ツンと突き抜ける爽快感がノドを快く潤します。

日本の文化や歴史、ルーツにオマージュをささげ、新解釈の味わいを提供する「Punch Room Tokyo（パンチ ルーム トーキョー）」。今回ご紹介したのはメニューのなかのほんの一部。ぜひ、現地で飲んでいただくとともに、ほかのカクテルもチェックしていただければ、と。

……ちなみに、こちらのバーは金曜と土曜にはDJが入り、ミュージックバー仕様に様変わりいたします。オーセンティックなバーよりも盛り上がれて、クラブよりも大人に楽しめる。カクテルは最高に美味しくて、疲れちゃったらそのまま泊まっていく？てなムーブも可能かも、しれません。

そんな夜へと向かう、彼女への誘い文句は「新しいカクテルメニューをチェックしたくて。付き合ってくれない？」が今なら有効かと！

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