寒い夜、心と身体を温めてくれる「鍋料理」ベスト５

こう寒いってぇと、もう頭のなかは鍋料理でいっぱいです。自宅で冷蔵庫の在庫をにらみながら適当に鍋に放り込み、、ポン酢で食べれば簡単でおいしいけれど、きちんと出汁を取り、手順を踏んで作る鍋のおいしさはこたえられません。さらに、名店の鍋料理を気の置けない友人たちと囲む楽しさもまた別格。今夜は鍋にしませんか？ Web LEONの人気記事より、鍋のレシピと名店の鍋情報を厳選しました。

一番簡単で、しかもおいしい鍋料理が知りたい……と、野本やすゆきさんに尋ねたら、「水炊きでしょ」って。でも「水炊き」ってごちそうとしてはちょっと地味じゃありませんか、とこぼしたら、「材料はシンプルですが、ほんのひと手間で抜群においしくなるコツがあるんですよ」と野本さん。それならばそのコツ、教えていただこうではありませんか！

東京、上野は稲荷町で90年以上続く、ふぐ料理専門の名店。当初は裏メニューだったという「蟹バター大根鍋」ですっかり有名になりました。2017年にご紹介した当時はまだ予約が取りやすかったのですが、いまでは数か月先まで満席だとか。運が良ければ入れる日もあろうかと思うのでまずはお試しあれ。 〆はラーメンと雑炊のハーフ＆ハーフがおすすめです。

『イカゲーム シーズン２』など、韓流ドラマ沼にハマっているという方も多いでしょう。韓流好きは女性のほうが多いかもしれませんが、彼女やパートナーと一緒に観てるという男性、意外に多いみたい。

「ドラマに出てくるお料理、なんか教えてください」と野本やすゆきさんに尋ねたところ、「プデチゲなら簡単ですよ」ですって。プデチゲ！ あの『梨泰院クラス』にも出てきた鍋料理ですよね。それは食べてみたい！ いえ、作ってみたい！

こんもりと乗っておりますコチラは、あんこうの肝。門外不出の味付けで仕上げたあん肝をたっぷりと乗せ、出汁に溶いて食べるスタイルは「ほていさん」ならではのオリジナルです。

鍋の中にはあらかじめ、あんこうの身と皮。あんこうは俗に「あんこうの七つ道具」と言われるように、身だけではなく内蔵や皮などさまざまな部位が食べられるのが特徴。ほろり、ほろりと崩れてゆく肉や、ゼラチン質豊かな皮を肝の溶け込んだ出汁にからめてフハフハ……。あ～たまらない。ちなみにコチラの「ほていさん」は世界的に有名なギタリストのご親戚のおうちだとか。もう名前からおわかりですよね？

マグロとねぎを醤油で煮た、江戸発祥の庶民の味。マグロの赤身の部分はヅケにして寿司にしていましたが、現在トロと呼ばれる脂の多い部分は、当時、お客には出せない部位として加熱して食べることが多かったそう。そこでこの脂身を食べる工夫として、ねぎと醤油で一緒に火を通した『ねぎま鍋』が生まれたというわけです。マグロの出汁が出たスープで、〆に蕎麦を入れるのがおすすめ。