2025.04.17
連載/真の“贅沢”とは
海外シェフも注目! 今こそ見直そう日本の食文化の基本“酢”の魅力
ファッションからカルチャー、旅やホテルからガストロノミーまで、ラグジュアリーライフをテーマに執筆活動を行っているコラムニストの中村孝則さんが、真の“贅沢”をご紹介する連載です。
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文/中村孝則
■ 丹後の米と水と麹だけで造る本物の酢『富士酢』
麹を使うという意味では、米と麹を使った「酢」も日本の食文化を象徴する発酵品です。例えば「静置発酵」とよばれる伝統的な製法は、杜氏が自家蔵で麹から清酒を仕込み、長い時間をかけて発酵・熟成させて造る方法。もっとも、現在ではアルコールからわずか1日で造る酢のほうが一般的かもしれないですが、ご紹介する『富士酢』は、今も古式の静置発酵にこだわり続けています。

ということで、筆者は海外へ出向いた時の手土産にこの『富士酢』を持参するとかなり喜ばれます。富士山を描いたパッケージの“日本らしさ”もいいんですよね。丹後の米と水と麹だけで造るというストーリーを添えてお渡しすると、話も盛り上がります。
なにも手土産の話ばかりではなく、本物の酢は健康が気になるオヤジさんたちのカラダにも優しいので、ぜひ日常使いで基本の酢に戻って食生活を楽しんでもらえたらと願います。

● 中村孝則(なかむら・たかのり)
コラムニスト。世界各地を独自の視点で読み歩き、さまざまなメディアでラグジュアリーライフを提案。「世界ベストレストラン50」の日本評議委員長も務め世界各地で美食探求の日々を送る。
※価格はすべて税込み価格です
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