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2025.04.17

「ブルガリ ホテル 東京」で体験するイタリア流の優雅な日曜日

伝説的なレストラン「レアーレ」でミシュラン三つ星を獲得し続けているスターシェフにして、世界の「ブルガリ ホテル」を監修しているニコ・ロミート氏が、「ブルガリホテル 東京」でスペシャルなサンデーブランチをスタート!

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文・編集/秋山 都(編集者・ライター)
サンデーブランチとは何か……ってさすがに説明不要ですよね。ブレックファストとランチがくっついてブランチ。日曜日限定のブランチだから、サンデーブランチ。教会へ日曜日の礼拝に出かけた人たちがゆっくりブランチを楽しんだのが起源とのことで、私が最初にサンデーブランチを知ったのはもう30年以上前のハワイのホテルでのことでした。当時、「ハレクラニ」*など高級リゾートホテルのダイニングでは、日曜日だけブッフェスタイルのブランチが行われており、当時から予約必須の人気ぶりでした。
註:1883年、ワイキキに建てられた1軒のビーチハウスが起源となっている高級リゾートホテル。

東京・八重洲

「ブルガリ ホテル 東京」

ブルガリ ホテル 東京 サンデーブランチ
▲ 「ブルガリ ホテル 東京」45階の「ブルガリ バー」でサンデーブランチがスタート。
そのサンデーブランチがいまや世界へ伝播し、なかでも「ブルガリ ホテル」ではミラノ、北京、ドバイなど世界各国で人気メニューとなっています。この4月、ついに東京でもスタートするとあって、イタリア料理のサンデーブランチとはどんなもの? と興味津々。ひと足お先にブランチを味わいながら、お披露目のために来日していたニコ・ロミートシェフに、イタリア流日曜日の過ごし方について聞きました。
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ブルガリ ホテル 東京 サンデーブランチ
▲ ニコ・ロミートさん(中央)を囲んで、レジデント ヘッド シェフのマウロ・アロイシオさん(右)と、エグゼクティブ シェフのステファノ・アッタルディ さん(左)。
ニコ・ロミートさんはイタリア・アブルッツォ出身の料理人。父が経営していたトラットリアを継承しましたが、料理はまったくの独学で習得。素材の持ち味を存分に引き出す独自のメソッドで、2014年からミシュラン3つ星を獲得し続けているという伝説的なシェフです。17年からは「ブルガリ」とパートナーシップを結び、各国の「ブルガリ ホテル」のレストランを監修しているのはご存知の通りかと。しばしば来日しているニコさんですが、通常は40階にある「イル・リストランテ ニコ・ロミート」*にいるため、45階のバーにいるのは稀。今回のサンデーブランチはここ、「ブルガリ バー」が会場となっています。
* オープン以来2年連続でミシュラン1つ星に輝く、「ブルガリ ホテル 東京」のメインダイニングでもあるレストラン。
ブルガリ ホテル 東京 サンデーブランチ ニコ・ロミート
▲ いたずら心からDJに挑戦してみたニコさんをパパラッチ!
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日曜日は大きなテーブルを囲んで大切な人と過ごす

日曜日の「ブルガリ バー」に足を踏み入れて気づくのはまず、通常はバーとして使われている大きなカウンターに幾皿もの前菜が置かれていること。そしてイタリア直送のチーズ、焼きたてのフォカッチャ、プロシュートやサラミなどのシャルキュトリー……まずはブッフェスタイルで前菜を楽しめるわけですね。ニコさんいわく「イタリアでの日曜のランチといえばまずは大きなテーブルで家族や友人たちと集い、ゆったりとワインと前菜を楽しみます」とのことですが、なるほどその雰囲気が体現されています。それにしてもどれもおいしそうで悩む……。
ブルガリホテル東京 サンデーブランチ
▲ ハンドメイドのモザイクアートが美しい壁面の「ブルガリ バー」。カウンター内にいるのはヘッド オブ ミクソロジーのアンドレア・ミナレッリさん。
「そんなに悩みますか? ならぼくのおすすめはこれ」とニコさんが教えてくれたのは、「ヴィッテロ・トンナート」でした。ピエモンテの郷土料理であるこの料理は、野菜と煮込んだ仔牛肉を薄くスライスして、ツナソースをかけた冷菜です。ほかにもニコさんおすすめの「タコとジャガイモのサラダ」や「オマールのサラダ」などをお供にシャンパーニュを1杯、2杯……。大きな窓から陽光が差す「ブルガリ バー」で昼間から飲むのは最高の心持です。
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ブルガリホテル東京 サンデーブランチ
▲ 手前の一皿がニコさんおすすめの「ヴィッテロ・トンナート」。
ブルガリホテル東京 サンデーブランチ
▲ オーダーしてから調理されるため熱々で供される卵料理3種。
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またニコさんが「日曜のランチに欠かせない」と話していた卵料理とパスタにもこだわりが。まず卵料理はカニがたっぷりと乗せられた「タラバガニ、アボカドとフライドエッグのトースト」、まろやかなベシャメルソースの「黒トリュフのエッグフロランタン」、「濃厚うにのスクランブルエッグ」というラインナップからチョイス。さらにパスタとリゾットは出来立てがワゴンでサービスされます。この日のパスタは「パスタ・ミスタ」というナポリの伝統的な家庭料理でしたが、「ホンモノのイタリア料理を味わってほしい」というニコさんの想いがここにも表現されていました。
ブルガリホテル東京 サンデーブランチ
▲ 異なるサイズや形状のパスタを混ぜた「パスタ・ミスタ」はナポリの家庭料理。
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ローテ―ブルとソファでゆっくりと飲み食べしていたらあっと言う間の3時間でした。ニコさんいわく、「サンデーブランチは社交と喜びの場」だそうですから、ぜひここには大切な友人や仲間と訪れたいもの。おいしいイタリア料理で英気を養い、また翌週から頑張りましょう!
ブルガリホテル東京 サンデーブランチ

■ ブルガリ サンデー ブランチ

住所/東京都中央区八重洲2丁目2-1 ブルガリホテル 東京45階
予約・問い合わせ/03-6262-3333
時間/12:00~16:00
料金/2万4000円(料理+ソフトドリンクパッケージを含む)/ 「ルイ・ロデレール コレクション 245」3万9000円 /「ルイナール ブラン・ド・ブラン」4万2000円 ※いずれも1名分
HP/https://www.bulgarihotels.com/ja_JP/tokyo/dining/the-bulgari-bar

秋山 都(編集者・ライター)
東京生まれ。 富裕層向けライフスタイル誌「セブンシーズ」、「Harper’s BAZAAR日本版」、「東京カレンダー」誌で編集長を歴任。 アマゾン・ジャパンでファッション・エディトリアル・ディレクターを務めたのちに独立。「WebLEON」では食いしん坊担当として、食・酒・旅など人生の快楽的側面を追求しております。好物はハイボールとタルタルステーキ。趣味はハシゴ酒。

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