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2024.05.19

オトナなの艶語辞典Vol.05

【オトナの艶語】 読めたらエロい⁉ そもそもは江戸時代の遊郭で生まれた言葉

艶のある言葉=艶語(えんご)の読み方クイズ。ひとりで読んでニヤリとするも良し、宴席のネタにするも良し、文字通り艶っぽいシーンでアイスブレイク的にお使いいただくも良し。

CREDIT :

文・編集/青転青(あおうたたあお) 毛筆/中 友香

【ヒント】 プロの女性からも嫌われちゃう男って……


エロ賢いオトナを目指して(?)、艶のある言葉=艶語(えんご)に注目する本連載。第5回のお題はこちら。

この漢字、何と読む?

オトナの艶語 WebLEON
▲ 中 友香/書道家・アーティスト。1991年大阪府出身大阪府出身。正筆会師範。伝統的な文化である書道をより身近な存在へと感じてもらえるよう、ファッションというフィルターを通し、独自の書風で表現する。HP/tomokanaka.com
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答えは「ろうかとんび」。文字通り、廊下をひらりひらりと鳶(とび)のように飛び回る人のことを指しています。では何故、廊下をうろうろする必要があるのでしょうか? その理由を考えるには、この廊下がどこの廊下なのかを明らかにすれば大きなヒントになりそう。

まず、この廊下とは、遊郭の廊下を示しています。ではなぜ遊郭の廊下をうろつくのか? それはずばり、お目当てのあの子が来ないから。江戸時代の遊郭では、多くの遊女が“まわし”で客をとりました。この“まわし”とは、落語の「五人廻し」でも知られているように、遊女が一夜に何人もの客の間をまわること。なかにはチラとしか顔を見せない「三日月振り」や、まったく顔を見せない「空床」などもあり、客としては気が気じゃなかったようです。

そこで、オレの呼んだ子、いまどこにいるのかなぁ? なんて、つい廊下をうろついて様子を探ってしまう人のことを「廊下鳶」と称したのだそう。ちなみにコレ、品がない行為だとして遊郭では大変嫌われました。そりゃそうですよね、ふすま一枚で仕切られた廊下からはいろいろ聞こえちゃいそうだし。
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「廊下鳶」の用法と例文

1.「廊下鳶なんかして、いやな人」
 (待ちきれない気持ちはわかりますが、そこはぐっと抑えるのが𠮷)

2.「あの人ったらいつも楽屋鳶ね。どんな伝手があるのかしら」
 (素人なのに劇場の楽屋にしばしば出入りする人を楽屋鳶と称します)

3.「もう辛抱たまらん。楽屋鳶としゃれこむか」
 (お目当ての子がいると思われる部屋の前に身を屈め……ナニするんでしょ? )
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