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2023.06.08

【カナダ・オンタリオ州の旅(4)】

カナダ・トロントの最新グルメと注目ホテルも紹介!【後編】

カナダ東部に位置するオンタリオ州。オタワやナイアガラの滝がある州として知られ、スキーにサウナ、アート、ワインetc.大人の遊びが揃う旅先であります。そこでオンタリオ州の楽しみ方を4回に分けてご紹介。最終回はトロントのおすすめホテルとバー&カフェをご紹介します。

CREDIT :

文・写真/大石智子

初回はコチラ。第2回はコチラ。第3回はコチラ

【HOTEL】 Ace Hotel Toronto

犬好きは必ず泊まって欲しいドッグランビューホテルがあった!

Ace Hotel Toronto ふたりなら客室は「MEDIUM」以上がおすすめ。
▲ ふたりなら客室は「MEDIUM」以上がおすすめ。
トロントにいいホテルは数あれど、今回、滞在の拠点としたのは「Ace Hotel Toronto」でした。2022年夏にオープンしたカナダ初のAce Hotelであり、いいバーやレストランに囲まれた好立地が魅力的。同ブランドのクオリティによってデザインが格好いいのも言わずもがな。それらメリットが前提にありつつ、一番の決め手となったのはHPで見た窓の造りでした。

窓際が木箱のようになっていて、ベンチソファも付いているから景色を眺めながらゆったりできる。ホテルの前に木々が生え、その眺めに平和なムードを感じていたのです。

それが、実際に行ってみたら平和レベルは想像を遥かに超えていた。なんと「Ace Hotel Toronto」は目の前がドッグランを備える公園だったのです。もうそれだけでトロントのホテルランキング第1位! ブラインドを上げて目に飛び込んできたのは犬たちの大運動会です!
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Ace Hotel Toronto 近づきすぎな会議を開いている犬さんたち。カズレーザーのような存在感に釘づけ。
▲ 近づきすぎな会議を開いている犬さんたち。カズレーザーのような存在感に釘づけ。
ホテル真下が公園の入口でドッグランまでの距離は30mほど。凄く近いわけではないけど、犬たちがひゃっほ〜と走り回るテンションは十分に伝わってくる。ドッグランの前後にホテルのすぐ近くを歩く犬も多いから、忙しいったらない。
Ace Hotel Toronto 奥に見える芝生部分がドッグラン。2泊3日で100匹以上は目撃。
▲ 奥に見える芝生部分がドッグラン。2泊3日で100匹以上は目撃。
幸運だったのが、2月だったためホテル前の木々が葉をつけていなくて見晴らしがよかったこと。部屋の冷蔵庫には地元のクラフトビールが入っていますから、窓際のソファに腰掛けて一杯やりながら犬を眺めることも出来てしまう。ホテルからドッグランまでは徒歩30秒。散歩がてらすぐ近くでイッヌを感じることも出来ます。
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どこもかしこも格好よい!

Ace Hotel Toronto 毎日朝8時から夜23時まで解き放たれている「ザ・ロビー」。
▲ 毎日朝8時から夜23時まで解き放たれている「ザ・ロビー」。
ドッグランビューを差し引いても、「Ace Hotel Toronto」は非常に心地よい宿でした。エースホテルおなじみのコミュニティスペースは1階の「ザ・ロビー」。そこには朝からコーヒー片手に打ち合わせやデスクワークをする人たちが当然のようにいて、夜はカクテルやビールを求めて仕事終わりの大人がふらっと現れる。誰もが入りやすい秘訣はエントランスの造りにもあるでしょう。

目につくのはアイコニックな赤レンガのファサード。中心にある回転扉は大きなガラスで囲まれているため中の様子がよく分かり、コンクリートのアーチが続いているのも格好いい。吸い込まれるように入ってしまうムードが出ているのです
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ホテルを設計したのはトロントの建築事務所「シム・サトクリフ・アーキテクツ(Shim-Sutcliffe Architects)
」。彼らが意図したのは、「地元の人も宿泊ゲストも同じように寛げる心地よい市民空間」であり、まさにその通りの場所となっていました。

客室は全123室。筆者が泊まった「MEDIUM」(約29㎡)は、例の窓のおかげで解放感があって実面積より広く感じられました。嬉しいポイントは全室にレコードプレーヤーがあること。レコードの音が流れると不思議と自室感が強まります。

「MEDIUM」以上はバスタブがつくのですが、それが跨ぐのが大変なほど深くて、肩までしっかり浸かれる。2泊だけでしたが、コートもジュエリーも習慣化しているようにポジションがすぐ決まり、それほどしっくり落ち着く客室でした。
Ace Hotel Toronto レコード、ラジオ、ガウンまでセンスよし。1泊1室「SMALL」約4万1453円〜。(編集部調べ)
▲ レコード、ラジオ、ガウンまでセンスよし。1泊1室「SMALL」約4万1453円〜。(編集部調べ)
Ace Hotel Toronto 広々とした「MEDIUM」のバスルーム。
▲ 広々とした「MEDIUM」のバスルーム。 HP/https://acehotel.com
続いてホテルから徒歩圏内のバー&カフェをご紹介。

【バー】 Bar Chef

ガーデニングみたいなカクテルがインパクト抜群!

▲ 名物カクテル「Essence of Fall」約3890円。
トロントを代表するバー「Bar Chef」で頼むべきは「Essence of Fall」というカクテル。運ばれてくるのはグラスではなく季節を表す小庭! アロマオイルが香るドライアイスとともに本物の植物とカクテルが卓上に置かれます。きのこまで生えちゃって芸が細かい!

まさに五感で楽しむカクテルであり、サプライズの花束みたいな役割ともなるでしょう。
▲ 人気店なので予約をするのが賢明です。 HP/https://www.barchef.com
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【カフェ&スイーツ】 Library Specialty Coffee

▲ ハンドドリップのコーヒー1杯約670円〜。 HP/https://www.thelibraryspecialtycoffee.com
浅煎りのコーヒーが好きならば朝の散歩がてらぜひ。自社焙煎の各国からの豆が揃い、店員さんがお湯を注ぐ姿を見れば上級コーヒーショップと分かります。浅煎りの店の割には豆が手頃なので、自宅用土産にも重宝します。

【タイスイーツ】 Patchmon’s Thai Desserts & MoreThe

▲ 右「マンゴースティッキーライス」約850円、左「カノム・サードサイ」約750円。 HP/https://www.thaidesserts.ca
上の「Library Specialty Coffee」の隣にあるタイスイーツ専門店。マンゴースティッキーライスやタイ版笹団子のカノム・ソードサイなどタイの国民的スイーツが揃います。金土限定でパッタイ等のお弁当も販売。
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【ヨーグルトドリンク】 Kome Yogurt

▲ 「Kome Classics Purple Kome」約720円。 HP/https://www.komeyogurt.com
カナダ産ミルクを酸味のあるヨーグルトドリンクに仕上げ、その中に黒米などを入れて食感も楽しめる一杯として提供。ヘルシーな香港のカフェを思わせる雰囲気で、重めの料理の合間に胃を休める一食としてもよさそう。
これにてオンタリオ州の旅シリーズが終了。マイナス30度のオタワに始まり、サウナとスキーを満喫し、最後はトロントで健啖家に。

振り返れば人生初海外もカナダでした。当時15歳。欧米式の家を見るだけでときめいたものですが、大人になった今は違った視点で再び憧れました。それも東京に似た安堵感を覚えながら街歩きができて、好奇心が刺激される。極寒の世界の楽しさにも目覚めてしまった。ぜひ皆さまも次の長期休暇にオンタリオ州への旅をご検討くださいませ!
※価格は1カナダドル99.62円で計算

■ 取材協力

オンタリオ州政府観光局
HP/https://www.destinationontario.com/ja-jp/japan

カナダ観光局
HP/https://jp-keepexploring.canada.travel/

● 大石智子(おおいし・ともこ)

出版社勤務後フリーランス・ライターとなる。男性誌を中心にホテル、飲食、インタビュー記事を執筆。ホテル&レストランリサーチのため、毎月海外に渡航。スペインと南米に行く頻度が高い。柴犬好き。Instagram(@tomoko.oishi)でも海外情報を発信中。

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