2024.07.21
「隠岐」の極上“島時間”を保証してくれるマスト・ステイな宿とは?
人気の観光地や、ラグジュアリーなリゾート地もいいけれど、知る人ぞ知る通好みなデスティネーションを知っていてこそ、オトコとしての株も上がるというもの。ということで2回に渡り知られざる秘境・隠岐の魅力を深堀りする企画。後編の今回は、二人の愛も深まるマスト・ステイな宿をご紹介します。
- CREDIT :
文・写真/矢吹紘子
日本列島を構成する最も古い地質を間近で見ることができるうえ、日本離れした規模の大自然、隠れたウマいものの宝庫と、あえて行きたくなる意外な発見のオンパレード。旅慣れしたパートナーの心も揺さぶる、ダイナミックかつロマンチックなひとときを約束してくれます。そんな隠岐の魅力を深堀りする企画、後編の今回は、二人の愛も深まるマスト・ステイな宿をご紹介します(前編はこちら)。
■「Entô」
海と島、時々フェリー。隠岐を120%楽しめる、シーフロントの絶景ホテル
▲ 向かって左側の新築棟「Entô Annex NEST」と、既存のホテルをリノベーションした「Entô BASE」からなる。
▲ エントランスを入ると目の前に広がるオーシャンビュー。どこかノスタルジックさも漂うレセプションエリア。
▲ ショップにはお土産品などがずらりと。オリジナルのグッズや地元のアーティストのセラミックも置かれていた。
▲ 大きな窓から自然光が燦々と差し込む、「Entô Annex NEST」のゲストルームへのアプローチ。
▲ 向かって左側の新築棟「Entô Annex NEST」と、既存のホテルをリノベーションした「Entô BASE」からなる。
▲ エントランスを入ると目の前に広がるオーシャンビュー。どこかノスタルジックさも漂うレセプションエリア。
▲ ショップにはお土産品などがずらりと。オリジナルのグッズや地元のアーティストのセラミックも置かれていた。
▲ 大きな窓から自然光が燦々と差し込む、「Entô Annex NEST」のゲストルームへのアプローチ。
▲ ローカルのクラフトビールで乾杯。時折目の前をフェリーが行き交うのもまた、港町の風情だ。
「Entô Annex NEST」は独立性が高いつくり。オープンな廊下からは真っ青な空、その先にはホテルのある海士町の玄関口である菱浦港。
▲ ゆっくりと上る朝日を眺めながらの朝風呂。これだけでこの宿に泊まるべき理由になるというもの。
▲ 「Entô Annex NEST」の客室は海に面したテラスを擁する。穏やかな水面を眺めていると、日頃疲れ気味の心も充電されるよう。
▲ ローカルのクラフトビールで乾杯。時折目の前をフェリーが行き交うのもまた、港町の風情だ。
「Entô Annex NEST」は独立性が高いつくり。オープンな廊下からは真っ青な空、その先にはホテルのある海士町の玄関口である菱浦港。
▲ ゆっくりと上る朝日を眺めながらの朝風呂。これだけでこの宿に泊まるべき理由になるというもの。
▲ 「Entô Annex NEST」の客室は海に面したテラスを擁する。穏やかな水面を眺めていると、日頃疲れ気味の心も充電されるよう。
レストランで美味しいものの宝庫・隠岐の“味”を堪能
▲ 付け合わせはローカル産の青梗菜やエシャロット。隠岐の天然塩と、島の伝統食「小醤油みそ」(麦と大豆からなる醤油と味噌のハイブリッド的な調味料)でいただくのがまたユニーク。
▲ こちらはなんとサザエのカレー。変化球、かと思いきや隠岐の家庭ではカレーに魚介を入れるのはごく当たり前なのだとか。
▲ 朝食も一筋縄ではいかず、海と山をテーマに二段重ねのお重でサーブされる。汁物は飛魚と煮干し出汁のけんちん汁、ご飯は地元産のコシヒカリ。
▲ 上段(海)にはあかもく酢や海土町産の焼き魚。下段(山)には味噌漬け豆腐やハリハリ(切り干し大根とワカメの酢のもの)といった郷土料理の数々に、起き抜けの会話も弾む。
▲ 付け合わせはローカル産の青梗菜やエシャロット。隠岐の天然塩と、島の伝統食「小醤油みそ」(麦と大豆からなる醤油と味噌のハイブリッド的な調味料)でいただくのがまたユニーク。
▲ こちらはなんとサザエのカレー。変化球、かと思いきや隠岐の家庭ではカレーに魚介を入れるのはごく当たり前なのだとか。
▲ 朝食も一筋縄ではいかず、海と山をテーマに二段重ねのお重でサーブされる。汁物は飛魚と煮干し出汁のけんちん汁、ご飯は地元産のコシヒカリ。
▲ 上段(海)にはあかもく酢や海土町産の焼き魚。下段(山)には味噌漬け豆腐やハリハリ(切り干し大根とワカメの酢のもの)といった郷土料理の数々に、起き抜けの会話も弾む。
■「隠岐プラザホテル」
空港近くで一泊するなら、リニューアルした老舗ホテルも選択肢に
▲ 上層階(8・9階)は全室オーシャンビューのエグゼクティブフロア「黄昏(こうこん)」、「東雲」として一新された。
▲ 客室は和モダンに生まれ変わったが、浴衣はノスタルジックなロゴ入りのまま。このレトロさが逆にいいのだ。
▲ 朝食は、地モノの野菜や魚介をふんだんに使った定食スタイル。ザ・離島の旅館の朝ごはんに、思わずほっこり。
▲ 朝食とディナーの会場となるメインダイニング「緋翠」。壁は知夫村の名所・赤壁をイメージしている。
▲ 上層階(8・9階)は全室オーシャンビューのエグゼクティブフロア「黄昏(こうこん)」、「東雲」として一新された。
▲ 客室は和モダンに生まれ変わったが、浴衣はノスタルジックなロゴ入りのまま。このレトロさが逆にいいのだ。
▲ 朝食は、地モノの野菜や魚介をふんだんに使った定食スタイル。ザ・離島の旅館の朝ごはんに、思わずほっこり。
▲ 朝食とディナーの会場となるメインダイニング「緋翠」。壁は知夫村の名所・赤壁をイメージしている。
のんびりとした島時間が流れる、隠岐の旅を振り返り
▲ 島での交通の要は「隠岐汽船」。4島間の行き来にはフェリーや高速船を利用する。隠岐は漫画家・水木しげるのルーツで、鬼太郎が描かれた船も。
▲ 隠岐の島町にある西郷港の近隣は、これぞ日本海の島の港町。江戸時代には蝦夷地と日本海の間を行き来した商船・北前船の停泊地として賑わった。
イカにゆかりのある由良比女神社の境内にて。改めて見るととてもシュール(笑)。
▲ 島での交通の要は「隠岐汽船」。4島間の行き来にはフェリーや高速船を利用する。隠岐は漫画家・水木しげるのルーツで、鬼太郎が描かれた船も。
▲ 隠岐の島町にある西郷港の近隣は、これぞ日本海の島の港町。江戸時代には蝦夷地と日本海の間を行き来した商船・北前船の停泊地として賑わった。
イカにゆかりのある由良比女神社の境内にて。改めて見るととてもシュール(笑)。
▲ 宿をもう一軒、ご紹介。西ノ島町の高台にたつ「国賀荘」は、かつて皇族も訪れた歴史ある宿。この夏からモダンにアップデイトされた絶景のコーナー客室が登場する。
▲ 私が購入したお土産品。「海士物産」の小醤油みそや、海土町産の玄米グラノーラ「あまのーら」、ローカル産の塩「海士乃塩」など。ヘルシーなお菓子や調味料が島の売店で売られていた。
▲ 宿をもう一軒、ご紹介。西ノ島町の高台にたつ「国賀荘」は、かつて皇族も訪れた歴史ある宿。この夏からモダンにアップデイトされた絶景のコーナー客室が登場する。
▲ 私が購入したお土産品。「海士物産」の小醤油みそや、海土町産の玄米グラノーラ「あまのーら」、ローカル産の塩「海士乃塩」など。ヘルシーなお菓子や調味料が島の売店で売られていた。
隠岐の観光情報はこちら
一般社団法人隠岐ジオパーク推進機構
HP/https://www.e-oki.net/
「Entô」
HP/https://resv.e-oki.net/ento/
「隠岐プラザホテル」
HP/https://resv.e-oki.net/okiplaza/
「国賀荘」
HP/https://resv.e-oki.net/kunigasou/
● 矢吹紘子(やぶき・ひろこ)
ライター、編集者、通訳案内士。Web LEONのほか『BRUTUS』『POPEYE』などライフスタイル誌を中心に記事を執筆・編集。ロンドン大学で修士課程修了後、プライベート通訳としても活動。京都を拠点に海外からのVIPゲストの旅のキュレーションやアテンドを行なっている。
Instagram/@tokyoai_hiroko