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2025.02.01

ハイアット セントリック 金沢に「ニューヨーク グリル&バー」がやってきた!

2020年にオープンした北陸で初めて「ハイアット」の名を冠したホテル「ハイアット セントリック 金沢」。なんと、こちらでいま、現在休業中「パーク ハイアット 東京」の「ニューヨーク グリル&バー」のシグネーチャーメニューがいただけるのです!

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文/長谷川あや 編集/森本 泉(Web LEON)

「ハイアット セントリック 金沢」の左手前が金沢駅です。どれくらい駅近かおわかりいただけたでしょうか?
▲ 「ハイアット セントリック 金沢」の左手前が金沢駅です。どれくらい駅近かおわかりいただけたでしょうか?
食いしん坊の私、金沢「冬」というキーワードだけでお腹が空いてきます。金沢は一年を通して美味しいものがいただける美食の街ですが、日本海で水揚げされる海の幸をたんまりいただけるのはやっぱり冬。ズワイガニはもちろん、甘エビや寒ブリなどにもそそられます。

加賀料理の代表格である治部煮(じぶに)も、加賀藩由来の正月料理かぶらずしも冬が似合う料理。金沢おでんだって底冷えする冬にはひときわ美味しく感じられるはず。「カニのシーズンだし、金沢に美味しいものを食べに行こうよ」なんてお誘い、私なら食い気味についていきますね(笑)。

そんな金沢美食デートの宿泊先として推したいのは、「ハイアット セントリック 金沢」。東京・名古屋・大阪の3大都市圏すべてから約300km以内にあり、北陸きっての大都市である金沢は宿泊場所の選択肢にはこと欠きません。

そんななか、「ハイアット セントリック 金沢」は、観光をしまくりたい人、ホテルに籠りたい人、“食べること”を目的に金沢にやってくる人──、そのすべての要求にこたえてくれるのです。
2020年にオープンした北陸で初めての「ハイアット」の名を冠したホテルで、まずナイスなのが金沢駅から徒歩2〜3分という立地。チェックイン前も、チェックアウト後も荷物を預けてひょいと街に繰り出せます。そもそも「セントリック」ブランド名には、「街の中心」「情報の中心」という2つの意味が込められているのだとか。
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「シティー ビュー キング」の客室。窓際に設置されたソファーとテーブル。ぼうっと外を眺めながら寝酒をいただくにも、仕事をするにも便利な空間でした! ちなみに、ベッドボードにあしらわれた金箔は、下駄を履いた子どもの足跡を意味にしているそうです。
▲ 「シティー ビュー キング」の客室。窓際に設置されたソファーとテーブル。ぼうっと外を眺めながら寝酒をいただくにも、仕事をするにも便利な空間でした! ちなみに、ベッドボードにあしらわれた金箔は、下駄を履いた子どもの足跡を意味にしているそうです。
客室も快適です。今回、利用したのは「シティー ビュー キング」(32m²)。窓からは、金沢駅が見下ろせます。雨に濡れた、夜の金沢駅とロータリーは、どこか近未来的でした。洗い場を備えた、独立型のバスルーム◎。冷えたカラダをゆったり温めてから夜の街へと出かけました。

地味に、でもかなりうれしかったのはふわふわのバスローブ。ガルニエ・ティエボー製だそうです。セパレートタイプのパジャマの肌ざわりも抜群で、朝食を食べて、部屋に戻った後、またわざわざパジャマに着替えたほど(笑)。きっといい夢が見られることでしょう。食べて飲み尽くした後もスイートな時間が待ってますよ!
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「野鍛冶の門冠」の背景の鮮やかなブルーのアートは大森慶宣氏の作品「Blue Rhythm」。街を巡って日本海へたどり着く犀川と浅野川や、そこからひかれて兼六園へ流れ込む用水をモチーフとした一筆書きの作品です。じつはコレ、2つのアートが一緒に飾られているのだそう!
▲ 実はコレ、2つのアートが一緒に飾られているのだそう! 金箔の松は鉄作家小沢敦志氏による 「野鍛冶の門冠」。その背景の鮮やかなブルーのアートは大森慶宣氏の作品「Blue Rhythm」。街を巡って日本海へたどり着く犀川と浅野川や、そこからひかれて兼六園へ流れ込む用水をモチーフとした一筆書きの作品です。
館内の随所に金沢の伝統文化やアートを取り入れている点も同ホテルの大きな特徴。人間国宝の作品から若手作家の作品まで100点以上のアートがホテルを彩ります。

「現代アートってよくわからないんだよね」という方(私もです)もご心配なく! 金沢の伝統文化って金箔や友禅など見た目にも華やかなものが多いので、難しく考えなくても楽しめるはず。気になるアートがあれば、HPで詳細を確認できます
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部屋番号を示したプレートは九谷焼で、オリジナルで作ったもの。13類のデザインがあり、同柄が重複しないように配置しているそうです。
▲ 部屋番号を示したプレートは九谷焼で、オリジナルで作ったもの。13類のデザインがあり、同柄が重複しないように配置しているそうです。
客室をふくめ、館内の随所にうさぎのオブジェが潜んでいます。これは金沢が生んだ文豪 泉鏡花がうさぎのアイテムをコレクションしていたことにあやかったもの。ぜひ探してみてください。
▲ 客室をふくめ、館内の随所にうさぎのオブジェが潜んでいます。これは金沢が生んだ文豪 泉鏡花がうさぎのアイテムをコレクションしていたことにあやかったもの。ぜひ探してみてください。
客室をふくめ、館内の随所にうさぎのオブジェが潜んでいます。これは金沢が生んだ文豪 泉鏡花がうさぎのアイテムをコレクションしていたことにあやかったもの。ぜひ探してみてください。
▲ 客室の棚の上で、ちょこんと鎮座していた、うさぎと達磨のハイブリットと思しき置物。見つけた時、ちょっとうれしくなってしまいました(笑)。別の部屋に泊まった友人の部屋には白い仔がいたそうです。
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個人的に印象的だったのは入口で出迎えてくれた、金箔で松をかたどったアート「野鍛冶の門冠」。鉄作家小沢敦志氏による作品で、鍬や鋤など使い古された鉄の道具で松に見立ててダイナミックにくみ上げ、金箔押しを施したものなのだとか。ほかにも館内には、製作工程で使われなくなったモノを使用した、サステナブルなアート作品に出合うことができます。

で、なんといっても、金沢美食デートに推奨したい最大の理由は、ホテル内のレストラン「FIVE - Grill & Lounge(ファイブ グリル&ラウンジ)」の存在。2025年1月から、「パーク ハイアット 東京」の「ニューヨーク グリル&バー」のシグネーチャーメニューがいただけるのです!

開業から30年を経た「パーク ハイアット 東京」は改修工事のため現在休業中(2025年10月にリニューアルオープン予定)。52階のレストラン「ニューヨーク グリル&バー」、そして、「ニューヨーク バー」には、オヤジさんたちもだいぶお世話になったのでは?

私にとっても、若かりし時はもちろん、だいぶ大人になった今も(笑)あこがれの存在。独特の煌びやかさがあって、いつ行っても、少し宙に浮いたようなふわふわした高揚感に包まれます。
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「FIVE - Grill & Lounge」の奥のスペースには、ビビットな色合いの大きな油絵が飾られています。描かれているのは、金時草やなす、かぼちゃなどの加賀野菜! 色彩と、空間と、料理を楽しむ、食べることで完成するアートです。
▲ 「FIVE - Grill & Lounge」の奥のスペースには、ビビットな色合いの大きな油絵が飾られています。描かれているのは、金時草やなす、かぼちゃなどの加賀野菜! 色彩と、空間と、料理を楽しむ、食べることで完成するアートです。
リニューアルに伴い、その「ニューヨーク グリル&バー」も一時閉店。窓の外に、ザ・東京の景観が広がるキラキラ空間でいただく、タラバ蟹のケーキやグリル料理を懐かしく感じている人も多いんじゃないでしょうか。その「ニューヨーク グリル&バー」のフィロソフィを継承する料理が「FIVE - Grill & Lounge」でいただけるのです。
「シーザーサラダ ロメインレタス 能登ポークベーコン パルメザン クルトン」(2200円。税込・サービス料別)
▲ 「シーザーサラダ ロメインレタス 能登ポークベーコン パルメザン クルトン」(2200円。税込・サービス料別)
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料理はコース("KOLORS" ~ 金沢カラーズ グリルコース1万円。税込・サービス料別。以下、同)、そしてアラカルトで用意。「ニューヨーク グリル&バー」のシグニチャーであるシーザーサラダは、能登ポークベーコンを使った北陸バージョン「シーザーサラダ ロメインレタス 能登ポークベーコン パルメザン クルトン」(2200円)として登場します。

今でこそ、サラダの代表格としての地位を得た感のあるシーザーサラダですが、シャキシャキのロメインレタスを食べて衝撃を受けたのは、確か「ニューヨーク グリル&バー」だったんじゃないかなあ。北陸バージョンのロメインレタスも瑞々しく、なんだか体も潤っていきそうです。
「クラブケーキ 北陸産紅ズワイ蟹 レムラードソース ミニハーブサラダ レモン」(3300円。税込・サービス料別)
▲ 「クラブケーキ 北陸産紅ズワイ蟹 レムラードソース ミニハーブサラダ レモン」(3300円。税込・サービス料別)
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「クラブケーキ 北陸産紅ズワイ蟹 レムラードソース ミニハーブサラダ レモン」(3300円)は、北陸産紅ズワイ蟹を使用。「ニュー イングランド クラムチャウダー スモークベーコン ポテト セロリ」(1500円)も健在でした。

新宿の「ニューヨーク グリル&バー」でいただいた若かりし日の楽しい思い出が蘇り、ちょっときゅんとしてしまいましたが、感傷に浸っているヒマはありません(笑)。
「能登牛サーロインのグリル」(8800円。税込・サービス料別)
▲ 「能登牛サーロインのグリル」(8800円。税込・サービス料別)
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メインディッシュは、ダイナミックに焼き上げたグリル料理がランンナップしています! どれもこれも美味しそうですが、ここは「能登牛サーロインのグリル」(8800円)をセレクト。私がいただいた日の付け合わせは、能登115椎茸を筆頭とした加賀野菜バージョン。「加賀野菜」という文字だけで、多くの女性は俄然前のめりになるはずです(笑)。盛り付けまで、アーティスティックでした!

デザートは、「ニューヨーク グリル&バー」のレシピをそのまま再現した「ニューヨークチーズケーキ スペキュロスクッキー サワーチェリークーリー ストロベリーソルベ」(1760円)なんていかがでしょうか。

東京の摩天楼はありませんが、金沢のアートや伝統工芸に囲まれていただく、「ニューヨーク グリル&バー」in北陸バージョン、ぜひご堪能くださいませ。
アペロには14階のルーフテラスバーがおすすめです。金沢では珍しいルーフトップバーを併設していて、晴れた日には日本海まで見渡せるそう。雨の日や極寒の日でもご安心あれ、窓に面した室内のバーカウンターもいい感じです。
▲ アペロには14階のルーフテラスバーがおすすめです。金沢では珍しいルーフトップバーを併設していて、晴れた日には日本海まで見渡せるそう。雨の日や極寒の日でもご安心あれ、窓に面した室内のバーカウンターもいい感じです。
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そうそう、忘れちゃいけません。朝食も秀逸でした。すみません、ちょっと私見を述べさせていただくと、地方のホテルの朝食のスター選手って、その土地の郷土料理だと思うんですよ。「FIVE - Grill & Lounge」の朝食は、そんな金沢の食材や名物料理が、大名行列かランウェイのように並んでいるのです!

金沢名物「ハントンライス」や金沢カレーなどなど、食べなきゃならないものが多すぎて困っちゃう~(ぜんぜん困ってないんですけどね)。ほかにも「のとそだちのむヨーグルト」や石川県産の納豆やこしひかり、能登産の卵、大野の醤油や味噌など、とにもかくにも石川&金沢尽くし。それぞれの食材・料理たちが放つ、「私、かなり美味しいんですよ。食べなくていいの?」というオーラをスルーするのは至難の業です。

「ハイアット セントリック 金沢」にステイして、石川&金沢が誇る“美味しいもの”たちを、ぜひ悔いなく、とことん食べまくってきてください。
ハイアット セントリック 金沢

■ ハイアット セントリック 金沢

住所/石川県金沢市広岡1-5-2
TEL/076-256-1234
料金/1室2名朝食付 シティービュー キング 3万6940円~ (税・サービス料込、宿泊税別)
HP/https://www.hyatt.com/hyatt-centric/ja-JP/

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