2025.02.09
美味いものを食べたければドバイに行け! 世界の富裕層の合言葉をご存知ですか?
なにかと進化が著しいドバイ。“世界一の〇〇”を連発するイメージですが、グルメ分野でもその凄さを発揮し、3年前には「ミシュランドバイ」ができたほどのグルメデスティネーションに進化しています。なにしろドバイはレストラン密度の高さではニューヨークにも並ぶ勢いのレストラン密集地帯。チョイスも多く、ワクドキな食体験に満ちた街、ドバイに行くならレストランは要チェックです!
- CREDIT :
文・写真/岩佐史絵
![なにかと“世界一”のドバイが、世界一のグルメデスティネーションとなる日も近い⁉](https://assets-www.leon.jp/image/2025/02/06001853345949/0/PXL_20241017_174351407.jpg)
というワケで、いま、密かにアツいグルメデスティネーションといえばドバイといっても過言ではないでしょう。どのシーンにおいても素晴らしい食体験を盛り込むことができるので、短い旅でも満足すること請け合いです。
地上から最も高いところにあるレストランで朝食を
日本から直行便でドバイへ行くにはエミレーツ航空一択(コードシェア便あり)なのですが、東京(羽田、成田)・関空のどこから飛んでも到着は早朝。ホテルに荷物を置いたら、さっそく朝ごはんに出かけましょう。
![360度のビューが楽しめる広い店内。ラウンジもあり、夜はまた雰囲気が違うだろうなと想像。『ミシュランガイド ドバイ』でもドバイモール近くのおすすめレストランとして紹介されている。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27025257904094/0/PXL_20241015_040137966.jpg)
360度ドバイの景色を俯瞰できるファインダイニングで、以前からかなりの人気を誇っていましたが、このほど『ブレックファスト デカダンス』というセットメニューが目玉の朝食をラウンジで開始。アルマーニホテルからアクセスできる専用エレベーターで1階から122階まで直通で行くことができ、エクスクルーシブ感もバッチリです。
![こちらが『ブレックファストデカダンス』(450AED/1人、税・サ込)。アラカルトメニューもあり、ふだんはフレンチをベースとした創作料理で、神戸和牛からクラシカルなフレンチコースまでバラエティに富んでいる](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27025358538722/0/PXL_20241015_045151227.jpg)
これはもはや飛行機の機窓からの景色では、というほどの高さゆえ、まさに空中に浮いているかのような感覚に。もちろん窓際の席が人気なので、予約は必須。ドレスコードはスマート&エレガントとなっていますが、朝なのでカジュアルな人が多い印象でした。
![ふわふわスクランブルエッグにロブスターとトリュフのトッピング。朝食からすでにゴージャスなのがドバイ。アラカルトメニューは一皿のボリュームがなかなかのものだが、シェアも快くOKしてくれる。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27025433677071/0/DSC00456.jpg)
■ AT.MOSPHERE Burj Khalifa
住所/Level 122, Burj Khalifa, Downtown Dubai, Dubai, U.A.E.
予約/reservations@atmosphereburjkhalifa.com(E-MAIL)
HP/https://www.atmosphereburjkhalifa.com/lounge
営業時間/Decadent Breakfast 7:00~12:00、Lunch 12:30~15:00、Dinner 18:00~24:00
デザートサファリの後に楽しみたい朝食とは
今回はデザートサファリのあとキャンプ地でショーやらくだのライドを楽しみ、キャンプサイトで宿泊。翌朝は早朝から気球に乗って、そのあとに朝食──という、かなりてんこ盛りな内容です。しかしそれゆえに短い時間で効率よくいろいろ体験できるのがうれしいところ。これはおすすめです!
ざっとアクティビティを紹介しましょう。
![ランドローバーのクラシックカーで砂漠を疾走! 砂漠の自然保護区内なので、周囲にはアンテロープ(オリックス)などの大型動物も見られる。定番アクティビティながら、この大都会と砂漠とのギャップは感動的。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/02/06001737449795/1600/DSC00573.jpg)
![ベドウィン族の暮らし体験のひとつ、らくだライドは二人でも乗れる。らくだはとてもおとなしいものの、かなり高い&揺れるので、こわがるハニーをやさしく支えてあげちゃったりして株を上げよう。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27025705033767/0/PXL_20241015_160215475.jpg)
![キャンプサイトの宿泊施設はとてもシンプル。バスルームなどは別棟にあり、室内にはエアコンもない。が、これこそが砂漠の民の暮らしに近い文化体験。電力セーブのため22時には消灯だが、外に出れば満点の星空が!](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27025718899016/0/DSC00632.jpg)
![翌朝は4時起きして、気球ライドへ。今回は20人乗りの大きなかごの場合は乗り込むのも降りるのも勢いが必要でなかなか大変。ハニーを助けてかっこいいところを見せつけよう](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27025753274566/0/DSC00692.jpg)
![バードサンクチュアリでもあり、まさにオアシスなベニュー。この時間までには太陽がすっかり昇って暑いくらいに。サングラスと日焼け止めは必須](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27025830424249/0/PXL_20241016_041814877.MP.jpg)
![写真は「ウォーター」で、ロブスターとカニがメイン。砂漠のなかでファインダイニング体験とは、さすがドバイ(また言った)](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27030031358525/0/PXL_20241016_042842310.jpg)
■ Platinum Heritage(デザートサファリ+宿泊)
HP/https://www.platinum-heritage.com
■ Hero Balloon Flights(熱気球ライド)
HP/https://uae.heroballoonflights.com/private-experience
南米の日系人シェフによるフュージョンな和食って?
2020年に完成した『The Link』は、2つの隣り合った高層ビルを吊り下げ式の最新技術でつなぎ、地上100メートル地点にもうひとつの施設を作り出した、ドバイらしいびっくり施設。いわば巨大な渡り廊下のようなこの施設は食にフィーチャーしており、入居するのはミシュランスターを獲得したフレンチレストラン『La Dame de Pic』をはじめ、9つのセレブなレストランばかり。ドバイの新しいグルメ・デスティネーションとなっています。
![プールサイドで食事をしたり、プールバーでまったりしたり。極暑のドバイゆえ、こんな過ごし方も取り入れたい。プールの利用は9時から日没までで、予約も可能](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27030146301605/0/DSC00331.jpg)
![海外では居酒屋スタイルでのサーブもまた、食文化体験のひとつ。日本庭園をほうふつさせるような立体的なプレゼンテーションなど、五感で楽しめる食事となっている。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27030431460981/0/PXL_20241014_093723847.jpg)
「これはどんなお料理?」なんて、ついつい給仕のひとに話しかけてしまいますが、ここでもいろいろな国出身の人が働いているのがドバイ。気さくな人も多くインターナショナルな会話がはずんじゃったりするのもお楽しみどころなのです。
■ TAPASAKE
住所/The Link, 27th floor, One Za'abeel, Za'abeel 1, Dubai, U.A.E.
HP/https://www.tapasakedubai.com (予約はコチラ)
営業時間/Lunch 12:00~16:00(日曜日~金曜日)、13:00~16:00(土曜日) Dinner 18:00~25:00(日曜日~金曜日)、19:00~25:00(土曜日)
アラブな体験のあとにはアラブなフュージョン
スパイスの強い香りとまばゆいばかりの金のアクセサリーにクラクラする、そんなアラブ体験のあとにぜひ訪れたいのは、『ORFALI BROS』。スークからは車で30分ほどとちょっと離れますが、シリア出身の3兄弟が運営する、地元の人たちに大人気の“ビストロノミー”です。
![「コーンボム」はトルティーヤに焦がしコーン粉、パルミジャーノとなかなか食べにくいものの、絶大な人気を誇るロングランなメニュー。手で、一口で食べることを推奨](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27031233383016/0/DSC00532.jpg)
![発酵ドリンクのコンブチャも自家製。コンブチャでこんなに迷うことってある? というほど迷うラインナップなのは、アルコールを供さないためかも。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27031252946491/0/DSC00540.jpg)
![5日間発酵させたサワードゥ、ブッラータチーズにヘーゼルナッツ、味噌、トリュフオイルのパイ。リークが甘くてびっくり。これをいただくためにまたドバイに来たい](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27031322316094/0/DSC00552.jpg)
![肉料理にもフルーツがふんだんに使われていたが、やはりデザートは別腹。フルーツやナッツの味わいが楽しめるスイーツはテイクアウェイも可能。常時5~6種類ある](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27031346041774/0/DSC00560.jpg)
■ ORFALI BROS
住所/WASL 51 Mall, Dubai, U.A.E.
HP/https://orfalibros.com (予約はコチラ)
営業時間/12:00~24:00
ドバイオペラの前に立ち寄りたいレストラン
ドバイモールまでも徒歩で数分という立地にあり、周囲にはさまざまなレストランがひしめいていますが、観劇の前にこそ立ち寄りたいのが、『Jun’s』。劇場まで徒歩数分の至近距離にあり、プレシアターのスペシャルプレフィックスを用意しています。
![「キニラウ」というフィリピン料理のアレンジ。初めてガールフレンド(今の奥さん!)と訪れたフィリピンで食べて、とても印象的だったという一品。シェフの思い出話つき。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27035748821309/0/DSC01135.jpg)
![オランダ産ホタテとアブダビのマッシュルームソース。地産できないもの以外はすべて地域の食材を用いる主義。「輸入のおいしい野菜を使うよりも、地元のフレッシュな野菜を!](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27035837739107/0/DSC01141.jpg)
こちらもミシュランドバイや中東版50ベストレストランに紹介されている有名店ですが、気さくで楽しいシェフのお話もスパイスのひとつに違いありません。
![ドバイオペラは建物も壮観。ドレスアップしてでかけよう。道路の反対側にはバージュ・カリファが見える。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/02/06001921796634/1600/PXL_20241017_174523301.jpg)
■ Jun‘s
住所/Sheikh Mohammed bin Rashid Boulevard, Downtown Dubai, Dubai, U.A.E.
予約/reservations@junsdubai.com(E-MAIL)
HP/https://www.junsdubai.com
営業時間/12:00~26:00(月曜日~日曜日)
『PRE-THEATRE now even happier』は2コースのセットメニューで、スターター+メイン、またはメイン+デザート(150AED)。16:00~19:00
ジモティ御用達の人気スポットの楽しみ方
その名のとおり、お茶とパンが自慢のカフェで、ギャラリーやアーティストのポップアップショップなどが立ち並ぶ、ドバイきっての文化発信エリア『アルサーカル・アベニュー』に位置しています。
![かつて倉庫街だったアルサーカルにはおしゃれなお店が多い。店内にベーカリーがあり、つねにいい匂いが漂っている。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27040148277743/0/PXL_20241017_082319228.jpg)
![パンはなかなかボリュームがある。カレン氏いわく「自分がなにを食べているかわかるようにプレゼンしている」とのことで、一目でなんのパンかわかるようになっている。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27040223460455/0/PXL_20241017_082205311.jpg)
![ナスと味噌のパン、アボカドサンド、サラダにポルチーニ茸のリゾット……と、軽食とはいえこちらもかなりのボリューム。特にナスのパンとリゾットが絶品だった。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27040335727769/0/PXL_20241017_084539861.jpg)
店内は意外と奥行があり、仕事をしながらお茶だけ、という人もいれば友人とまったり、食事をさくっと、という感じにさまざまに利用されているのがわかります。ベーカリーが日替わりなので、今日はなにかな、とついつい毎日顔を出したくなるにちがいありません。
![一角にラボがあり、自社製造のお茶の香りをサンプリングしている。もちろん購入も可能。茶葉はネパール、インド、中国、日本から直送](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27040411668361/0/PXL_20241017_083031995.jpg)
■ Pekoe Tea & Bread Bar
住所/Warehouse 59, Alserkal Avenue AI Quoz 1, Dubai, U.A.E.
HP/https://mypekoe.com
営業時間/07:00~21:00(月曜日~日曜日)
![ショッピングのあとに立ち寄れるカジュアルさ。単なるフードコートではない、上質なレストランばかりというのがさすが。](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27040551247269/0/PXL_20241014_152701497.jpg)
![レバノン料理にインド料理、とついついスパイシーなものばかり注文。一つ一つのポーションは大きめなので、シェアがよさそう](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27040622485465/0/DSC00441.jpg)
噴水が見える側の席は埋まっていることが多いものの、18時から23時までの間は30分おきにショーが始まるので、時間をずらすなどしてトライしてみて。もちろん、食後に散歩がてらふらりと外に出て間近で鑑賞という手もあります。
![バージュ・カリファを借景に30分おきに開催されるファウンテンショー。無料のアクティビティなのに壮観!](https://assets-www.leon.jp/image/2025/01/27040715932415/0/PXL_20241014_163127023.jpg)
■ TimeOut Market Dubai
住所/3rd Floor, Souk Al Bahar, Downtown Dubai, Dubai, U.A.E.
HP/https://www.timeout.com/time-out-market-dubai
営業時間/12:00~深夜(月曜日~木曜日、日曜日)、12:00~25:00(金曜日)、10:00~25:00(土曜日)
日本からは直行便で行くこともできるので、「ちょっとごはん食べに行かない?」とグルメなニキータを誘ってみては。意外性の数々に、きっと喜んでくれるはず!