2025.04.13
ついに日本初上陸! ローズウッド宮古島のウルトラ・ラグジュアリーな世界とは?
近頃、“日本初上陸”の一流ホテルブランドが増えてきて、ちょっとやそっとでは驚かない耐性ができていると思っていたら、大間違いでした。見るもの、体験するものすべてにテンションMAX。この素晴らしきリゾートにいるだけで、誰もがイケおじになれます。
- CREDIT :
文・写真/古関千恵子

地元タクシードライバーもびっくりしたロケーション!
宮古空港からホテルへの道すがら、地元タクシードライバーさんもそのロケーションの妙に感に入った様子。空港から約20分、広大なサトウキビ畑を抜けた先に「ローズウッド宮古島」は突如現れます。
宮古ブルーの大浦湾に突き出した、小さな半島をすべて占有し、3つの入り江を抱えるロケーション。高い位置に建つアライバルハウスからはリゾートのほぼ全貌が見て取れます。到着して最初に目にするこの景色に、まずは心つかまれてしまいます。


ローズウッド ホテルズ&リゾーツ(以下、ローズウッド)はかつてから米国を中心に展開してきたけれど、「ローズウッド香港」(2019年)や「コナ ビレッジ ローズウッド リゾート」(2023年)の開業で、その存在を意識したオヤジさんも多いのでは? 現在、世界21カ国にて30以上のプロパティを展開する、ウルトラ・ラグジュアリー・ライフスタイル・ホテルブランドです。


全55棟の客室は、周囲の自然と調和したレジデンシャルスタイル


客室は琉球石灰岩を石のカタチに合わせて積んだ“相方積み”の塀で囲まれています。今は掘り起こしたばかりのきなこ色の壁も、やがて経年と共に色の変化を楽しむ狙いがあるそう。ヴィラはレジデンシャルスタイルで、上がり框や靴置きのある玄関には日本文化も感じます。


今回、滞在したのは「みじ」の「デラックスオーシャンビューヴィラ」。入ってすぐにキッチン&パントリー、そして床から天井までの窓が開けたリビング&ダイニング。ミニバーには自らカクテルが作れるよう、各種リカーも揃っています。


テラスはプライベートプールとサンラウンジャー、ダイニングテーブルを置き、広さも十分。この部屋からは、レストランエリアと入り江を望むとともに外洋も望めます。


ビリオネアの別荘のようなハウス! クウラハウスの琉球らしい眺めにうっとり
3棟のうち、今回チェックしたハウスは「KUURA(クウラ)ハウス」。サンセット側の美しい入り江に面したロケーションにあります。穏やかな海と琉球石灰岩が織り成す景色は、琉球ならでは。リビングやオープンテラスから、いつまでも眺めていたい景色です。


アート作品が飾られた廊下や外光が美しいバスルームなども、レジデンシャルな雰囲気。まさに成功者の別荘といった感じです。
「UPRA(ウプラ)ハウス」は大浦湾に面し、ハイエンドな「KAMII(カミイ)ハウス」は半島の先端に位置し、水平線がまっすぐに広がります。どれも絶景です。


イタリアン、シーフード、作り手の思いが込められた食体験

今後オープン予定の「苧麻(チョマ)」は、宮古島の旬の食材を使用した日本料理レストラン。鉄板や寿司など、日本料理のジャンルごとに独立した造りで、どことなく遊び心のきいた居酒屋風? 本格的な和食が楽しめそうで、今から楽しみです。

▲ ゆっくりできるプールバー、YUKUU。和の香りをまとったスピリッツァや、沖縄各地のラムを使ったカクテルなど、こだわりをひとふりしたラインナップ。イタリアのスナックと一緒に。
▲ 最初の一杯は、ルッジェーリ ヴァルドッビアーデネ プロセッコ スペリオーレ クアルテーゼ。
▲ ディナー営業のMAAS。素材を生かすシンプルな調理法が特徴で、アレンジした塩の種類も豊富。
▲ フレッシュなパパイヤと、オリジナルの黒糖ジンジャーシロップを使ったカクテル「パパイヤ・ハイボール」。添えられた豆菓子も、クセになります。
▲ この日は定置網にかかった珍しいマンボウがメニューに並びました。
▲ フレッシュな巨峰に塩を使ってひと手間かけた巨峰サワー。
▲ ゆっくりできるプールバー、YUKUU。和の香りをまとったスピリッツァや、沖縄各地のラムを使ったカクテルなど、こだわりをひとふりしたラインナップ。イタリアのスナックと一緒に。
▲ 最初の一杯は、ルッジェーリ ヴァルドッビアーデネ プロセッコ スペリオーレ クアルテーゼ。
▲ ディナー営業のMAAS。素材を生かすシンプルな調理法が特徴で、アレンジした塩の種類も豊富。
▲ フレッシュなパパイヤと、オリジナルの黒糖ジンジャーシロップを使ったカクテル「パパイヤ・ハイボール」。添えられた豆菓子も、クセになります。
▲ この日は定置網にかかった珍しいマンボウがメニューに並びました。
▲ フレッシュな巨峰に塩を使ってひと手間かけた巨峰サワー。
新感覚のオリジナルトリートメント! 癒しの園Asaya Spa




スパ施設から少しだけ離れたところにフィットネスセンターやヨガスタジオもあります。無料のウェルネス体験のひとつ “フローピラティス”を体験してみました。ヨガとも違ったカラダの動かし方と筋肉の使い方に、かすかな筋肉痛と共に新たな気づきを得るきっかけに。
アクティビティでその土地の“センスオブプレイス”を感じる
人間国宝の陶芸家・金城次郎さんの流れを汲む、五代目金城直敏さんの工房「宮古島壺屋焼 金城陶芸」にて、シーサー作りを体験しました。先生のお手本を参考に、土をこねこねと練ってシーサーの目玉や巻き毛を作ります。作業中は陶芸について質問できる、格好のチャンス。手を動かしながらも、宮古島と陶芸の歴史について、興味深い話がうかがいました。


また、宮古ブルーの海にまつわる体験もユニーク。シュノーケリングのみならず、伝統的な銛(もり)漁の体験やウミガメとの出会いも! ちなみにマネージングディレクターの中山典子さんは環境科学修士号を持ち、ウミガメの研究者でもある一面が! リサーチの体験談など、他では聞けない話が聞けるかも。



■ ローズウッド宮古島
住所/沖縄県宮古島市平良字荷川取1068-1
TEL/0980-79-8899
HP/https://www.rosewoodhotels.com/jp/Miyakojima