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2024.10.13

岡崎宏司の「クルマ備忘録」

メルセデスGクラス、レクサスLC他、大好きなクルマ、気になるクルマの記事まとめ

日本の自動車ジャーナリズムを牽引してきたレジェンド岡崎宏司氏が綴る、人気エッセイ「クルマ備忘録」の中から、特に読者の関心が高かった注目のクルマに関する記事をまとめてご紹介します!

CREDIT :

文/岡崎宏司(自動車ジャーナリスト) イラスト/溝呂木 陽

自動車ジャーナリストのレジェンド岡崎宏司氏が綴る「クルマ備忘録」。日本のモータリゼーションの黎明期から、現在まで縦横無尽に語り尽くす人気エッセイの中から、特に読者の関心が高かった注目のクルマに関する記事をまとめてご紹介します!

【メルセデス ベンツ Gクラス】

今やセレブ御用達車。“着こなせたら”最高にカッコいい、メルセデス Gクラスの魅力とは?

岡崎宏司 クルマ備忘録 WebLEON
メルセデス Gクラスは、今やプレミアムセグメントの中でも目立つ存在になっている。

いや、単に「目立つ存在!」程度では済まない。「際立って目立つ存在‼」というべきポジションに入ってきている。

ゆえに、セレブリティ御用達のクルマとしてもトップクラスに挙げられる。ファッションショーや映画祭、、レッドカーペットに乗り付けるクルマとしての存在感も右肩上がりの感が強い。

見方にもよるが、、メルセデスのラインナップの中でも、「存在感」という点ではSクラスをさえしのぐ、、そんな印象さえある。

さらに、Gクラスにはカスタマイズ パーツも多く用意されており、タフなマッド系カスタム、スタイリッシュなシティ系カスタム、、いかようにも演出できる。
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【トヨタ レクサスLC500】

改めて見直したい。レクサスLCは日本が世界に誇るべきプレミアムカーだ!

岡崎宏司 クルマ備忘録 WebLEON
2012年のデトロイト モーターショー、、すでに12年も前のことだが、未だ鮮烈な思い出が頭に残っているモデルがある。レクサスLCのコンセプトカーだ。

当時のレクサスは、完全に色褪せたブランドに成り下がっていた。それを、豊田章男社長(当時)が再生すべく動き出したのだが、その具体的なアクション第1弾がレクサスLCだった。

レクサスのブランド再生にあたっては、僕もいろいろ意見を聞かれたり、議論に参加したりしたが、いつも気合が入っていた。

世界一の自動車生産国なのに、「世界に誇れるプレミアムブランドがない」ということに、とても悔しい思いを抱いていたからだ。

1989年、初代レクサスLSはセンセーショナルな世界デビューを果たした。フランクフルトで開催された国際試乗会でお披露目されたLSは、世界中のジャーナリストから拍手喝采で迎えられた。
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【BMC/BMW ミニ】

「ミニ」と過ごした日々のこと。くっついたり離れたり。それでも忘れられない永遠の恋人!?

岡崎宏司 クルマ備忘録 WebLEON
僕の仕事机の上には、ミニの写真が2枚置いてある。ツイッギーがBMCミニに囲まれた写真と、BMW傘下に移行した後の、ミニ ハイゲート コンバーチブルの写真だ。

ツイッギーは1960年代を中心に世界を風靡したファッションモデル。特に、ミニスカートのブームは彼女によって引き起こされ、「ミニの女王」とも呼ばれた。

1967年に来日したが、招いたのはトヨタ。東京モーターショーに展示されたゴールドの2000GTに寄り添ってもらうためだ。

僕もその場にいたが、美しく贅沢なコラボレーションは、今も鮮明に記憶に残っている。

ゴールドに塗られた2000GTはこれ1台しかないが、モーターショー後、ツイッギーに贈られたと言われる。なんと素敵な、なんと贅沢な贈り物だろう!
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【日産 フェアレディZ】

日産「フェアレディ」の歴史を振り返る。一番好きなのはZ33!?

岡崎宏司 クルマ備忘録 WebLEON
改めていうまでもなく、フェアレディZは、日本を代表するスポーツカーだ。加えて、世界のクルマ好きに、もっとも広く知られたクルマでもある。

Z以前のフェアレディもオープンでスポーツカーの姿はしていた。だが、初期モデルは、シャシーもエンジンもダットサン トラック/セダンとほぼ共用。非力としか言えなかった。

とはいえ、日本の乗用車の黎明期に、「オープン スポーツカー」を作った気概には敬意を表したい。

フェアレディがスポーツカーと呼べる性能をもった初めてのモデルはSP311型。通称、フェアレディ 1600だ。1,6ℓ/90psのエンジンは、パワーもあり、高回転域まで気持ちよく回った。

トランスミッションはフルシンクロ。フロントブレーキはディスクになり、シャシー性能も大きくステップアップした。
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【BYD シールAWD】

最近よく聞く中国製「BYD」の電気自動車って、本当のところどうなのか?

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1995年、BYDは携帯電話やPC用電池メーカーとして創業。瞬く間に業績を押し上げてきた。まだ30歳にも満たない若い会社だが、2003年から参入したBEVの世界でもまた、テスラと覇を競う位置にまで業績を押し上げてきている。

バイデン政権が中国製EVに課した「関税100%」の壁によって、アメリカには輸出されていない。だが、アジア太平洋地域、南米、アフリカ等々にまで手を広げ、今では60カ国近い国々で販売している。

BYDの発展は、中国政府の、EVへの様々な政策面での後押しを抜きには語れない。だが、同時に、BYDの築きあげてきた電池技術や生産技術、あるいは価格面での競争力が、今の位置を築き上げてきたということだ。

ちなみに、BYDの創業者である王伝福会長は「電池王」と呼ばれ、BYDの電池は車載用として世界3位のシェアを持っている。
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