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2024.11.03

イタリア人マッシの「思考する食欲」SPECIAL

「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」のイタリア人ライター、マッシさんの人気記事5本

イタリア生まれのフード&ライフスタイルライター、マッシさんが、日本人とはちょっと違う視点で日本と世界の食に関する文化や習慣、メニューなどについて考える企画、「イタリア人マッシの『思考する食欲』」から人気記事をまとめてご紹介します。

CREDIT :

文・写真/スガイ マッシミリアーノ 編集/森本 泉(Web LEON)

「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」(note)でおなじみのイタリア人ライター、マッシさん。世界が急速に繋がって、広い視野が求められるこの時代に、日本人とはちょっと違う視点で日本と世界の食に関する文化や習慣、メニューなどについて考える企画「イタリア人マッシの『思考する食欲』」から人気記事をまとめてご紹介します。

「サイゼリヤ」は“お金じゃなくてセンス”が大事というLEON読者にこそ行ってほしい!

「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」 マッシ WebLEON
今日は読者の皆さんに、まるで友人の家に招かれたような心地よさを感じられる、ある場所を紹介しようと思っているんだ。僕はその場所が大好きで、話したいことが山ほどあるから聞いてくれる? それとも、一緒にいく?

それがどこかと言えば、そう、皆さんの期待通り(笑)、「サイゼリヤ」だ。僕が日本に来てよかった理由の一つは、間違いなくサイゼリヤだ。この店に足を運ぶと、いろんな料理の香ばしい匂いと、アットホームな雰囲気が出迎えてくれる。パスポートなしでいつでもイタリアの食旅行が楽しめるなんて、夢のようだ! 日本で活動しているイタリア人の僕を支えてくれて、まるで恋に落ちたような気分だよ。
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実はペルシャ生まれ!? の「天ぷら」に外国人がみんな夢中になる理由とは?

「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」 マッシ WebLEON
天ぷらは美味しいね! 季節の食材から生まれる旨みは口に優しくてそのまま楽しく味わえる。そして、一番たまらない部分はサクサクの衣にある。噛むたびに耳に入る音に癒されて幸せになるのは僕だけではないよね? 同じ揚げ物でも、イタリアで食べていたものとは「なんだ!全然違うぜ!」と思ってしまう。

日本人にとって天ぷらは子どもの頃から家庭でも食べられていて、当たり前の味と存在になっているかもしれない。だけど、外国人から見ると憧れの料理なんだ。日本料理に目がない僕と一緒に、その美味しさの謎に迫る「天ぷらワールドツアー」に参加しよう! 遊園地より楽しめるかもよ。
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日本の「焼き鳥」を外国人がみんな大好きな深イイ理由とは?

「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」 マッシ WebLEON
食材をひと口サイズに切って何個かを並べて串に刺す……といえば、日本の食文化を代表する「焼き鳥」のイメージしか浮かばない。想像しただけですでにヨダレが出ているよ。不思議なことに、鶏肉の味を知っているはずなのに口に運んだ瞬間、この旨味はどこに隠れていたんだろうと思いながら、追加注文しがちだよね?

炭火でじっくりと焼き上げられた鶏肉は、芳ばしい香りとジューシーな味わいで多くの人を虜にする。特に最近は外国人観光客の間でも人気になっていて、日本の街角で焼き鳥屋に外国人を見かける光景はもはや珍しくはない。

イタリアではスピエディーノ(spiedino)という串焼きの料理が何種類かあるけど、日本の焼き鳥に似ているようで全然似ていない! どこが違うかというと、お肉の塊が大きくてその間に野菜も刺してある。一本食べれば「はい、ごちそうさまです!」と言って、しばらくお腹が減らないのよ。
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イタリア人はなぜ朝食で甘いものを食べるのか?

「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」 マッシ WebLEON
イタリアの朝食といえば、甘いものをカプチーノに漬けたりエスプレッソを飲んだりする印象が強い読者がほとんどだろう。イタリア人は朝からなぜこんなに甘いものを食べたくなるのか気になるよね? 今の習慣は実は、第一次世界大戦の頃から変わり始めたんだ。意外にも、戦争がきっかけでイタリアの食文化である朝食が大きく進化した!

「イタリアの朝食はエスプレッソだけ」、そんな昔ながらのイメージは、もう古い話だよ。現代のイタリアの朝食は、社交の場でもあり、栄養を考えながら甘いもので1日のエネルギーを摂るという、「イタリア人らしさ」がたっぷり溢れている。でも、昔はどんな朝食を食べていたのだろう? 今回は、イタリアの朝食の100年の歴史を紐解いてみよう。エスプレッソとクロワッサンの準備は完了?
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外国人がみんな感動する日本の「神様サービス」に気づいているかい?

「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」 マッシ WebLEON
長く日本に住んでいても未だに「無料なの?」と感動するサービスが、この国の飲食店には隠れているよ。日本人はきっと、当たり前で気がついてない「席料」「おかわり無料」などのサービスは、実は海外では有料が当たり前だ。しかも、日本ほどの高クオリティは非常に少ない。

今回は外国人の立場になって、日本の飲食店ツアーに参加してみない? ただ、注意点が一つだけある。この記事を読んだあと、外食の感覚が倍以上に楽しくなるかもよ? 問題がなければ、早速行きましょう!

イタリアの飲食店に入って頼まないと絶対に出ないのは「お水」だ。日本では水が出るのが当たり前で、お茶や麦茶などのドリンクが無料で飲める店すらある。飲み物はテーブルに置いてあって好きなタイミングで注いで飲むことができる。お水コーナーに行けばお水だけではなく、氷もある。もっと言うと、ドリンクバーのように冷たいお水、通温のお水、温かい・冷たいお茶を好きなだけ飲めることも。このようなサービスは未だに利用する時、「いいの? 大丈夫? 飲むよ?」という気持ちが強く出るんだ。
「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」 マッシ WebLEON

● マッシ

本名はスガイ マッシミリアーノ。1983年、イタリア・ピエモンテ州生まれ。トリノ大学院文学部日本語学科を卒業し2007年から日本在住。日伊通訳者の経験を経てからフードとライフスタイルライターとして活動。書籍『イタリア人マッシがぶっとんだ、日本の神グルメ』(KADOKAWA)の他 、ヤマザキマリ著『貧乏ピッツァ』の書評など、雑誌の執筆・連載も多数。 日伊文化の違いの面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で執筆中。ロングセラー「サイゼリヤの完全攻略マニュアル」(note)は145万PV達成。
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